「赤ちゃん期を卒業したと思ったら、イヤイヤ期やらトイレトレーニング…。」
自我が出てくる2~3歳期は、育児を行なう上でかなりストレスが溜まります。
今回のブログでは、子どもたちが2~3歳時期に感じたストレスや悩みと、対処方法をまとめてみました。
「毎日イライラしてばかり。子どもにすぐに怒ってしまう。」
という方の気持ちが少しでも楽になれば幸いです。
▼ 0~1歳編はこちらの記事で。
✔ 子育てに余裕がない!育児ストレスを減らす12の方法【0歳&1歳】
2~3歳は育児ストレスが溜まりがち
「2歳児のイヤイヤ期」は、ほとんどの親が避けて通れない試練のようなものです。本当にストレスが溜まりますよね。
他にも、オムツを卒業するトイレトレーニング、発達の差、下の子が産まれたら兄弟の接し方など、多種多様。
保育園や幼稚園に入ると、まわりと馴染めなかったり、すぐに喧嘩してしまったり、と親の目が届かないところでの問題も出てきます。
私自身、子供が2~3歳時期にイライラすることが一番多かったように思えます。
育児ストレスを減らす方法
子供の成長と共に様々な悩みが浮き彫りになるこの時期。どうしたら、育児ストレスを減らすことができるのでしょうか。
ストレス① イヤイヤ期がひどい
親を悩ませるイヤイヤ期。
わが家も、服を着ない、靴を履かない、チャイルドシートに乗らないと、ちょっとスーパーに行きたいだけなのに、準備に1時間以上!ということが多々ありました。
嫌なことがあると、道の真ん中で寝転がって大騒ぎ。近所の人に見られて、苦笑されることが日常茶飯事でした。
イヤイヤ期は「子供ののワガママ」に思われがちですが、自我の成長に伴う自己アピールです。
自分の考えや欲求を伝えたいけど、上手にできない。そのようなジレンマの中、子供自身も葛藤しています。
でもね、このメカニズムを理解したとしても、毎日「イヤイヤ」されたら、そりゃイライラしますよね。親だって人間ですから。
そこで、少しでも子供のイヤイヤと親のイライラをなくす対策を考えて実践していました。
対策① 子供に選ばせる
この時期の子供は「自分が決めた!」と感じることができれば、基本的に満足してくれます。
「青の靴下としましまの靴下、どっちがいい?」と、選択肢を与えると、すんなり準備してくれることが多かったです。
また、2歳~3歳児でも、お気に入りのファッションパターンがあるようです。
洋服を買う段階から「どっちの色がいい?」とか「どっちの柄がいい?」と、選ばせてあげると、着替えが楽になります。
対策② 待つ
子供が早く準備をしてくれない、帰りたくても遊び終わらない。思わず「早くして!」と言いたくなりますよね。
でも、考えてみると、これ全部ママの都合です。
子供は子供なりの時間軸があります。それがゆっくりだったり、大人とズレていたり。だから、十分待ってあげることが大事です。
ママ自身、時間にゆとりを持てるように、子供の世話以外のことは時短!
料理は、便利なミールキット、生協のレンジで温めるだけとか、焼くだけとかのもので十分。モノを減らせば、掃除や片づけに追われることも少なくなります。
✔ おうちコープ生協の料理キットなら5分で夕食準備ができる!料金・量・味を口コミレポート
対策③ 事前に伝える
「時間にゆとりを持って、2~3歳児に付き合って待ってあげよう!」
そう思っても、子供以外の用事で出かけなくてはいけないことも出てきますよね。例えば、銀行にお金をおろしにいったり、お兄ちゃんの学用品が急に必要になったり、病院にいったり。
そのような場合、「①○○をする ②○○をする…」と、呪文のように唱えていると、言うことを聞いてくれることが多いです。
たまに「2番目に何するんだっけ?ママ忘れちゃいそうだから、○○ちゃん、ちゃんと覚えておいてくれる?」と、役割を持たすと、率先して用事を済ませようとしてくれます。
対策④ ママもイヤイヤする
あまりにもイヤイヤが続くとき、私がやっていたのが、ママの逆イヤイヤ。
「○○(ママの名前)おきがえしたくなーい。おふろはいりたくなーい。」
子供の口調を真似して、私がイヤイヤしてみたところ、目が点…。その後、意外と素直に言うことを聞いてくれました。
毎回やると、効果はなくなるので、何をやっても無理な時の最終手段として使っていました。
対策⑤ 読み聞かせで語彙力を増やす
自分の気持ちを言葉で表現することができると、イヤイヤしてかんしゃくを起こしたり、ひっくり返って暴れたりすることは、減っていきます。
わが家の男子2人を振り返っても、言葉が出始めてから、徐々にイヤイヤ期が落ち着いてきたように思えます。
そのために、なるべく語彙を増やすことを意識しました。効果が高かったのは、寝る前の読み聞かせです。
次男くんが3歳になるまでは、図書館で借りた本をほぼ毎日読んでいました。(今も、週2~3回は続けています。)
語彙力は、小学校へ行ってからの学習の基盤にもなるため、イヤイヤ期対策以外にも効果ありです!
育児ストレス② トイレトレーニングがうまく進まない
トイレトレーニングがうまく進まず、イライラする方はとても多いのではないでしょうか。
わが家の男子2人は、3歳前にはおむつが取れていました。
長男は1~3歳まで保育園に通っていたため、本当にいつの間にかとれていたという感じでした。問題は次男。仕事を辞めてしまったので保育園は通っておらず、自力で頑張るしかありませんでした。
おまけに、幼稚園のプレ保育(2~3歳児クラス)では「9月までにオムツを外してください。」という通達まで。
2月産まれの次男は、2歳半までにオムツをとらなくてはいけませんでした。
対策① 時期を見極める
トイレトレーニングで、一番大事なのが時期です。子供の成長によっては、まだ膀胱が十分に発達しておらず、おしっこを長時間ためられません。
トイレに連れていく回数が増えてしまうと、子供にとっても、ママにとってもストレスになってしまいます。
私も、次男が2歳になってすぐにトイレトレーニングを始めましたが、10分や15分後にジャー。パンツに変えた瞬間にウンチが…ということもありました。
そんなことが続いたので、一度断念しました。おむつが1時間くらい濡れなくなってから始めると、回数も減り、ストレスを軽減できます。
対策② おまるを使用する
次男は補助便座では、なかなかうまくいきませんでした。トイレに何回連れていっても、上手に出ないのでイライラ。
支援センターの先生に相談すると、
「補助便座だと足が踏ん張れなくて出てこないことがある。補助便座で上手くいかない場合は、両足がつくおまるにした方が良いよ。」
と、アドバイスしてもらえました。
案の定、おまるに変えて数回で、おしっこを出す感覚をつかんでくれました。
対策③ トレーニングパンツは使わない
トイレトレーニングをする際、漏れを防ぐトレーニングパンツを使う方は多いと思います。
ですが、トレーニングパンツを履いたところで、漏れる時は漏れる。
トレーニングパンツは、何層にも重なっているため、乾きにくい。一日何枚も取り換えるので、洗濯ストレス軽減のために普通の布パンツを使っていました。
もし、外出などで心配なときは、トイレトレーニングパッドが便利です。
生理用ナプキンみたいな感じで、布パンツの上にセットできるので、後始末も楽。紙おむつよりも濡れた感覚が分かりやすい作りになっているようです。
育児ストレス③ 集団生活に馴染めない
わが家の長男は、1歳から保育園に通っていて、徐々に集団生活に慣れていく感じだったため「お友達と仲良くできない」「集団生活に馴染めない」ことはほとんどありませんでした。
ここでも、問題は次男。(←どんだけ、問題児なんだ…)
お兄ちゃんが優しい分、自己主張も激しく、やりたくないことはやらない、やりたいことは何としてでもやるというタイプです。
2歳で、幼稚園のプレ保育に入りましたが、完全浮いてましたね…(笑) ←二人目の次男だから、笑っていられましたが、もし一人目だったら、かなり悩んでいたかもしれません。
対策① 無理して一緒に遊ばない
次男みたいに、一人でフラフラ動き回ってしまうタイプだと、全然友達と仲良くできてない!と思ってしまいがちですが、2~3歳でお友達と一緒に遊べる子供の方が少ないです。
周りを見渡しても、一緒に遊んでいるように見えて、基本は一人で積木で遊んだり、お絵かきをしたり…。
だから、無理して集団生活に馴染もうとしなくても、大丈夫です。
対策② 挨拶だけはしっかりする
わが家は、他の子と一緒に遊ぶことは少なかったですが、仲間に入るときは「こんにちは。」とか、何か貸してもらったら「ありがとう。」などの挨拶だけはキチンとするようにしました。
子供は親の行動を良く見ているので、そのうち自分でも言ってくれるようになりました。
対策③ 相手の気持ちを考える
叩いてしまったり、人のものを無理矢理とったりすることも、もちろんあります。その時は、すぐに注意するようにしています。
言葉で上手く伝えられないこの時期、口よりも手が出てしまうことは、ある意味仕方がありません。感情だって上手くコントロールできません。
人を叩いてしまったときは「お友達が痛いよ。もし叩かれたら、どう思う?」と考えさせ、どのような理由でも叩いてはいけないことを伝えています。
そうすることで、次第に善悪の区別もつくようになり、小学生に入る頃には落ち着くはずです。
育児ストレス④ 上の子可愛くない症候群
わが家の息子たちは4学年差です。本当に可愛くて可愛くて仕方なかった長男。
でも、次男が産まれてから、長男の言動にイライラすることが増えてしまいました。俗にいう「上の子可愛くない症候群」です。
- 赤ちゃんを守ろう防御反応
- 赤ちゃんが小さくてかわいい
- 上の子のイヤイヤ期とかぶり、イライラする
- 夜間授乳で寝不足、気持ちに余裕がない
出産後は、ホルモンバランスが崩れて、些細なことでもイライラしやすくなります。
ましてや、小さくてかわいい赤ちゃんを目にすると、巨大に見える上の子から守らなくては、と思ってしまいます。
基本的に「上の子可愛くない症候群」は時間が解決してくれます。
あれだけ可愛いと思えた下の子も、2歳くらいになりイヤイヤ期が始まると、かわいくない!と思えるし、頼りになる上の子をみると、ついついかわいがってしまったりします。
それまでは、自分を責めずに以下を試してみてください。
対策① 上の子を優先させる
ワンオペ育児をしていると、どうしても手がかかる下の子を優先してしまいがち。
でも、新生児期なんて、寝返りもしないのでベビーベッドや布団で寝かせておけば危険もほとんどありません。
下の子は、家族の新参者。上の子を優先させて、普段通りの生活をしていれば良いです。
出産して自宅へ戻ってからは、次男はほとんど寝かせたきり。ほとんどの時間は、上の子と過ごしていました。
ここだけの話、ずっと同じ姿勢で寝かしていたので、次男の頭の形が絶壁になっていました。
市の検診で聞いたところ、赤ちゃんの頭の形は遺伝で決まっているからあまり気にしなくても良いとのこと。
3歳を過ぎる頃には、次男もいつの間にか、キレイな頭の形に戻っていました。
対策③ 可能であれば上の子と二人の時間をつくる
私の場合、出産2ヶ月後から、ダンナさんは1ヶ月の海外出張、実家は遠方だったため、完全なるワンオペ育児でした。
そのため、なかなか上の子と二人っきりで過ごすことができませんでした。
ですが、長期連休など実家に帰省したときは、なるべく両親に下の子を預けて、長男との時間をつくりました。二人で出かけると、長男もかなり嬉しそうにしていました。
赤ちゃんと離れることで、ママ自身にもゆとりが生まれて、上の子のかわいさが思い出せます。
対策④ 上の子が小さいころの写真を見る
私がよくやっていたのは、上の子の赤ちゃん時期の写真を見ること。
上の子にも、下の子と同じように「小さくてかわいい赤ちゃん時期があった!」と思い出すためです。
子供と一緒に見れば、上の子も大事にされていた実感が湧きますし、情緒も落ち着きます。
アルバム整理は大事なので、ぜひ余裕があるときに進めてみてくださいね。といいつつ、つい最近、私も1年分の写真整理をまとめてやりました…(笑)
✔ 子供の手作りアルバム整理術!大量の写真データを管理するおすすめ方法
育児ストレス⑤ 発達の差
「うちの子なんて、まだ宇宙語喋ってるのに、もうひらがな書けるの?」
2~3歳になると、少しずつひらがなが読める子、自分の名前が書ける子などが増えてきます。
「産まれた時は、同じ赤ちゃんだったのに、すでに差がついてしまっている!何か始めなきゃ。」
と思って不安になったり、成長が遅いわが子を見てイライラしてしまうこともありますよね。
対策① お金をできずにできることから始める
もし、成長が遅いと感じたら、まずはお金をかけずにできることから始めてみましょう。
公園へ行ったり、支援センターや保育園などでのイベント、お金をかけずにできることはとても多いです。
この時期は、知的好奇心を育てることが一番。
先生が教えるリトミックよりも、公園の池でおたまじゃくしの観察をしたり、どんぐり拾いをしている方が、本人にとっては楽しいかもしれません。
対策② 親子でできることを始める
早期教育を始めたいのであれば、自宅学習がオススメです。
親子でベッタリできるのは、せいぜい3歳くらいまで。その後は、お友達と遊ぶようになり、ちょっとずつ親からも離れていきます。
この時期から、親子で机に向かう習慣をつけておけば、幼稚園や小学校以降も、勉強も抵抗なく進められるようになります。
また、自宅学習は親子でものコミュニケーションツールにもなるので、子供との関わり方がイマイチ分からないという方にも最適です。
色々と通信教育の教材を比較して、わが家では3歳から「幼児ポピー」を始めました!月額980円とコスパも抜群。
✔ 幼児の通信教育を徹底比較!ポピー「ポピっこ」を選んだ理由
親の忍耐力が試される2~3歳児育児
0~1歳児の頃よりも、少しずつ悩みの内容が複雑になってくる2~3歳時期。
特に、ストレートに感情を表現するようになるので、親としてイライラすることや、ストレスが溜まることも多いと思います。
この時期は、親としても忍耐力が必要になります。上手にイライラを解消しつつ、貴重な親子の時間をお過ごしくださいね。