マイホームの購入は、一生に何度もあるものではありません。
そして、多くの場合は大型住宅ローンを組むことになります。購入時期・タイミングや物件選びを間違えると、大きな負債を抱えてしまうことになります。
後悔したマイホーム購入
現在、わが家は神奈川県で社宅暮らしをしていますが、富山県に持家があります。
結婚直後、ダンナさんの会社に家賃補助がなく、貯金もそこそこあったので、迷わずマイホームを購入しました。
富山県の男子は、「家を建てて一人前」の文化が根強く残っているようで、結婚後数年で家を建てることが多いです。現に、持家率も常にベスト3に入っています。
当時は共働きで収入も安定していたし、思ったより土地が安く購入できたことから、調子に乗って大手ハウスメーカーのダイワハウスで注文住宅を建てました。
それはそれは素敵な家を建てることができました。自慢のマイホームをきっかけにインテリアブログを始めたくらい!
参考 大和ハウス注文住宅xevo(ジーヴォ)の坪単価は?新築購入で支払った合計費用を大公開
満足いく注文住宅を建て、すぐに長男も授かり、めでたしめでたし。
・・・では、終わらないのが人生です。仕事柄から転勤はありえないと言われていたダンナさんに異例の事例。こだわって建てたマイホームに住むことができなくなりました。
「人生どう転ぶか分からない」
まさにこの言葉通りの展開になってしまいました。
わが家が失敗した住宅購入のタイミング
わが家が失敗したのは、住宅を購入したタイミングです。
一体いつ購入すれば失敗が少なくて済むのか。一概には言えませんが、結婚直後ではなく家族構成が定まり生活スタイルがしっかりと確立されてからではないでしょうか。
世間一般に言われている「子どもが小学校へ入るタイミングがベスト」はあながち間違えではありません。
ダンナさんが単身赴任でも大丈夫なら、マイホームの購入に踏み切っても良いと思います。結婚直後の私たちには、早すぎたと反省しています。
今回の転勤は、一人目がまだ小さかったことや、二人目も欲しかったことから、ダンナさんが単身赴任をすると言う選択肢は考えられませんでした。
物件選びで失敗しなかったおかげで吉と出た
「人生で最も大きな買い物で失敗してしまった!」
もちろん、住宅ローンもまだたっぷり残っています。ダンナさんの転勤の話が出たとき、マイホームを売却することも考えました。いや、一度売却しかけました。
参考 不動産を査定額より高く売りたい!マイホームの売却で失敗したわが家の体験談
ただ、思ったような値段がつかなかったのが現状です。
新築は、一日でも住んでしまうと値段が大きく下がってしまいます。どんなに状態がよくても一歩足を踏み入れたら、購入額の2~3割は下がるそうです。新築はそれだけの価値があります。
希望額よりも300万ほど下げれば、すぐ買い手は付くと言われましたが、どうしてもそこまで下げることに踏み切れませんでした。転勤後、富山に戻ってくる確率は極めて低い。
300万ほど下げて、損をする形でマイホームを手放した方が良いのか、本当に悩みました。
ダイワハウスの営業さんにこのことを相談すると、賃貸に出すことを提案されました。さらに、ダイワハウスと関連がある仲介業者も紹介してもらいました。これが吉と出たのです。
参考 マイホーム購入後に急な転勤!持家を売却せずに賃貸に出すことを選んだ3つの理由
わが家は、住宅ローンを月約8万円払っています。何と、13万円で借り手が決まったのです。仲介業者に0.5%支払っても4万円は手元に残ります。巷で流行りのマンション経営、不動産投資のような形になりました。
マイホームを建てる際に、立地の良さを断固として妥協しなかったからこんなにも高額で賃貸に出すことができました。
最寄りの駅まで徒歩10分ほど。
徒歩10分ほどに小学校、徒歩2分ほどに中学校。
徒歩圏内にスーパー、ドラッグストア、大型ショッピングモールまであります。
図書館や大きな公園も、主要の病院も、全て車なしで行けます。
加えて美味しいケーキ屋さんとパン屋さんもあり(笑)
マイホームの売却に関しても、価格を下げればすぐに売れると言われたのは、この立地の良さからだと思います。
マイホーム購入は慎重に!
わが家は「立地条件」と言う選択肢を間違えなかったことで、運よく収入を得ることができました。もし、立地を重視しなかったら、売ることも貸すこともできずに、多額の負債を抱えていたかも知れません。
売れないしローンは払わないといけない、身動き取れずに任意売却という最悪の結果になっていた可能性もあります。売却や賃貸、手間と時間がかかり、心労も半端なかったです。
「マイホームなんて建てなければよかった。」転勤が決まったときは、どん底の気持ちでした。
ですが、今はマイホームを建てたことは後悔していません。自分の理想が現実になっていくドキドキやワクワクは忘れられません。都心では予算が足りなくて全く手が届かない注文住宅に数年でも住めたのも良い経験。不動産やお金についても勉強する機会もできました。
場所はどこでも、家族全員で暮らせることが一番。新築のこだわり注文住宅から、オンボロ社宅へ引っ越しても、家族で幸せに暮らすことはできます。
と言うことで、今年も快適に暮らすために、セルフリフォーム頑張ります!