「夢のマイホームを購入したのに、転勤になってしまった!持家はどうする?」
転勤がないと言われていた企業にも関わらず、異例の転勤辞令が出てしまったわが家。
マイホームを購入するのと、嫌がらせのように転勤辞令が出ると聞いたことがありますが、まさか本当に出るとは…。
会社から転勤辞令が出たとき、まず考えなくてはいけないことは2つ。
- 家族と共に引っ越すのか、単身赴任するのか。
- 家族と共に引っ越す場合、マイホームを売却するのか賃貸に出すのか空き家のままにするのか。
わが家の場合、子供がまだ小さいこともあり単身赴任という選択肢は全くありませんでした。そして、マイホームに関しては、空き家のままにするほど金銭的余裕はなく、売却を一番に考えました。ですが、結果的に賃貸に出すことになりました。
今回のブログ記事では、転勤になったとき、マイホームはどうするのが良いのか、わが家の経験をもとにまとめてみました。
急な転勤辞令で、マイホームを売却するのか、賃貸に出すのか、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
マイホームを賃貸に出した3つの理由
色々と試みた結果、現在わが家は賃貸に出しています。売却ではなく賃貸に出した理由は主に3つ。
① 希望の売却額がつかなかった
転勤期間が短かったり、任期が決まっている場合は、マイホームをそのまま残しておくことが多いですが、わが家の場合は無期限。戻ってくるかも分からない状態でした。
住宅ローンも35年でバッチリ組んでいるし、いっそのことマイホームを手放した方が身軽になれると思いました。そのため、思い入れのあるわが家ですが、一度は売却しようとしました。
ですが、売却希望額を相場よりも高く設定してしまったことや、不動産業者をあまり比較せずに契約してしまったことから、売却に失敗してしまいました。
✔ 転勤で持ち家を売りたい!マイホーム売却で失敗したわが家の体験談
② 賃貸に出すことで収入が得れた
マイホームの売却は、あと200~300万円下げれば買い手はついたと思います。
仮に300万円下げたとしても、住宅ローンの返済を全て賄うことはできましたが、思い入れのあるマイホームだからこそ、あまり値を下げたくありませんでした。
そこで、価格を下げる前に試しに賃貸に出してみることにしました。賃料の査定をしてもらうと、家賃が月13万円前後と思いのほか高い額を提示されました。
住宅ローンが月8万弱だったため、固定資産税などを踏まえてもプラスになります。
借り手がつけば、年間50万円ほどの収入になります。売却して確実に損をするよりも、不動産投資の意味で賃貸に出すことを決めました。
幸い、ハウスメーカー(ダイワハウス)つながりで紹介してもらった不動産会社がとても良く、借り手もすぐに見つけてもらえました。
おかげで毎月4万円ほどの利益を得ています。確定申告の手間は少々ありますが、わが家にとって大事な収入源の一つになりました。
③ インフレ対策&生命保険代わり
わが家は住宅価格が低い時期に住宅ローンを組み、マイホームを購入しています。
マイホームを購入してから消費税も5%→8%→10%に上がりました。住宅の建材コストは年々上がっています。
わが家は、ちょうどリーマンショック後で景気が落ち込んでいたため、今よりも遥かに安く家を建てることができました。物価が少しずつ上がっているため、今まで3,000万円で購入できた住宅が、4,000万円払わないと購入できなくなってきています。
マイホームを残すことは、インフレ対策にも繋がります。
しばらくは社宅暮らしでマイホームは購入しないため、団信がついている住宅ローンは生命保険代わりにもなります。
ダンナさんにもしものことがあった場合、マイホームの住宅ローンはなくなり、賃貸収入がそのまま残るので、生活費の足しにすることができます。
賃貸よりも売却した方が良い場合
「空き家のリスク、事故物件になる可能性があるため、売却した方が良い」
そのような意見も多く目にしました。
マイホームは人生で最大級に高い買い物なので、本当に悩みますよね。私も転勤が決まってから、サイトやブログなどを読み漁っていました。
わが家は、結果的にマイホームを賃貸に出すことを選びましたが、以下の場合は売却を検討した方が良いかもしれません。
- 家賃収入がほとんどない
- 良い管理会社が見つからない
- 住宅ローンを支払う余裕がない
家を保有するのは、メンテナンス費や管理費など、お金がかかります。売却と賃貸、どちらも並行して検討し、良い方を選ぶと、後悔と失敗が減らせます。
マイホームを売却する場合は、必ず「不動産売却の査定比較」をしましょう。不動産会社選びに失敗すると、売れるものの売れません。価格も大幅に下がってしまう可能性もあります。ぜひ、ご自分に合った不動産会社を見極めてくださいね。
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転勤辞令に負けるな、サラリーマン!
急な転勤、意図せぬ引っ越し。サラリーマンの定めですよね。
慌ててマイホームを売却しようとすると、あとで後悔する可能性大です。
売却する場合は、不動産会社をしっかり比較し、希望の額がつかなかいときは、一度賃貸で様子を見るのもありだと思います。
もし、借り手がつかないのであれば、それから価格を下げて再度売却を試みても遅くありません。
転勤の場合は、住宅補助が出ることが多いです。わが家も、現在の社宅はかなり安く借りられています。
新築の注文住宅と違って、設備も古く、内装は汚い、広さも2/3程度。我慢する部分もたくさんあります。その辺りは、開き直ってDIYを楽しんでいます!
✔ ダイソーのリメイクシートでキッチンタイルをカフェ風にDIY!賃貸でも憧れのレンガ壁にできる
「マイホーム、せっかくこだわって建てたのに、せっかく自分だけの城を手に入れられたのに…。」
何度もそう思いましたが、悩んでいるだけでは前へ進めません。売却するにせよ、賃貸に出すにせよ、しっかりと家族で話し合い決めた結果なら、最善の策。
新天地でたくさんの経験ができることは、あなたの人生にとってプラスになるはずです。
【追記】
その後、海外転勤が決まり、マイホームを売却しました。しかも、相場よりも遥かに高い金額で売れました。詳しくはこちらの記事で紹介しています。