「東京都心に戸建て住宅が欲しいけど、高い金額を払って不動産を持つべきか悩む。」
地価がとてつもなく高い東京。千代田区、港区、中央区、渋谷区、目黒区あたりは、1億円出しても狭小住宅がやっと。その他の地域でも、東京23区なら最低でも5,000万円、平均して7,000~8,000万円の予算は必要です。
現在、古くて汚いけど安い社宅@神奈川に住んでいる私としては、あまり都内の暮らしに積極的ではありませんでした。
(ダンナさんの会社が品川区にあるので、社宅の退去期限がきたら、わが家も都内に引っ越すかもしれません。現在、長期的スパンで住宅購入に関して色々とリサーチ中。)
郊外の中古マンションが最有力候補でしたが、先日、東京都内に住む友人の戸建て住宅に行ってみて「都心の戸建てもいいかも!」と思えることがたくさんありました。
今回のブログでは、子育て世代が「都心の戸建て住宅」に住むメリットを考えてみました。
東京都心に住むメリット
田舎に住むのか、都会に住むのか。さらに、東京都内でも、郊外に住むのか、都心に住むのか。選択肢はあります。ここでは、東京都心に住むメリットに限定しています。
①都心に住むと通勤時間の短縮になる
「家賃や住宅購入費が高くても、時間には変えられない。満員電車の通勤ラッシュがないだけで、寿命が10年くらい延びるよ(笑)」
都内に住むワーキングマザーの友人たちは、都内に住む最大のメリットは通勤時間の短縮と口を揃えて言います。
よく言う通勤ラッシュの地獄…つり革につかまれない、すし詰め状態乗車率200%、台風や大雪などで時間が倍以上かかったなど。
女性だったら痴漢被害もありますよね。(男性は、痴漢に間違えられないように、両手を終始挙げっぱなしとか聞きます。)
わが家のダンナさんも、毎日1時間半満員電車に揺られて通勤しています。こんな状態だと、会社に着くころにはヘトヘトで仕事どころではなくってしまいますよね。
仮に、わが家のダンナさんのように片道1時間半の通勤時間がかかる場合、往復3時間、週5勤務で15時間、1カ月通勤時間だけで60時間です。
ワーキングマザーで、カワイイ子どもを保育園に預けて仕事をしているのであれば、尚さら。毎月60時間もの貴重な時間をムダにしていることになります。
お金は頑張れば稼げますが、時間は皆平等に24時間しかありません。都心に住むことで、自分の限られた時間を大事に使うことができます。
②都心に住むと共働きがしやすい
「仕事が好き、一生働き続けたい!」
田舎に比べて、東京には働き口がたくさんあります。選択肢もたくさんあります。週3日、時短勤務など、やはり都会の方が勤務体制は進んでいます。
正社員以外にも、派遣やパートという勤務体系もありますし、個人事業主や起業家も多いです。セミナーなども度々開催されていますしね。ライフスタイルに合わせて仕事ができるのも、都会の良いところです。
また、通勤時間が短ければ、夫婦協力して子育てができる環境にもしやすいです。わが家の場合は、ダンナさんが往復3時間もかけて通勤しているため、平日の子育て介入は皆無です。
私の場合は、在宅ワーカーなので、自分の仕事量を調整しながら、ワンオペ育児でもやってこれました。でも、外で働いて、家でも協力なし一人で子育てだったら、かなり厳しいです。
都心に住めば、二馬力でバリバリ働くことも可能です。
③都心に住むと子供の下宿代がかからない
子育てする上でも、都心に住むメリットはあります。
子供の大学進学に向けて、学資保険などに加入している方がほとんどだと思います。国公立の大学4年間にかかる合計費用は、約250万円。(私立は約500万円)
▼ わが家も一人につき250万円ずつ貯金しています。
➡ 学資保険は返戻率ランキングで選ぶと失敗する!比較のために必要な3つのポイント
もし、自宅から通える場所に希望の大学がない場合、下宿代もかかってしまいます。都心なら、通学圏内の大学の分母数が多いので、選択肢も広く、下宿代がかからない大学に通ってくれる可能性が高いです。
1カ月の仕送りが下宿代含め10万円だとしたら、年間120万円です。敷金礼金など、もろもろ合わせたら4年間で500万程度必要になります。
それが二人、三人と考えたら、かなり大きな出費ですよね。
戸建てに住むメリット
都心でも、戸建てに住むのかマンションに住むのか。最近は、管理が楽なマンションを選ぶ方は非常に多いですよね。
その中で、敢えて戸建てを選ぶメリットをリストアップしてみました。
①戸建て住宅には管理費や駐車場代が必要ない
マンションの場合は、住宅ローン以外にも、管理費や駐車場代が発生してします。
都内の駅近マンションだったら、駐車場だけでうちの家賃くらいかかってしまいます。子供が小さいうちは、車があると何かと便利ですしね。
広々としたキレイなロビー。キレイに整えられている植栽。24時間ゴミ出し可能。
管理してもらう=コストがかかること。また、建物の老朽化に比例して、修繕費もどんどん値上がりします。
戸建てであれば、全て自分の責任はなりますが、余分なコストを支払う必要はなくなります。
②戸建て住宅には資産価値がある
マンションの方が流動性がある。短期スパンで考えるのであれば、住み替えがしやすいマンションの方が良いかもしれません。
ですが、長く住むのであれば、戸建て住宅の方が資産価値を保てる可能性が高いです。
マンションの最大のリスクは、資産価値の急激な下落です。
マンションは、建物の老朽化が進むと価値がどんどん下がっていってしまいます。そして、資産価値が下がると売却もしにくくなってしまいます。
金銭的に余裕がなくなり、管理費を滞納する住民が増え、大規模修繕ができなくなる可能性も少なからずあります。住民の過半数が合意しないと、建て替えだってできません。
もし、大規模修繕ができなくなると、売却さえ難しくなり、ボロボロになったマンションに一生住み続けないといけないかもしれません。
▼ 本当は怖いタワーマンションの話。
➡ タワーマンションの将来が不安!スラム化問題で後悔する前に売却すべきか
マンションの住民同士って稀薄なイメージが強いですが、何か運命共同体みたいな感じですよね…。
戸建ての場合は、建物以外にも土地の所有権があります。土地の資産価値は、大きく下がることが少ないため、一定の資産価値を保ち続けることができます。
また、経年により建物の価値は下がってしまいますが、建て替えやリフォームなどで対応できるため、自由度は高いです。最悪、更地にしてしまうという手もあります。
賃貸という選択肢はどう?
都心の戸建てに賃貸で暮らすという選択肢もありますが、ネックは高額な家賃。
例えば、ダンナさんの勤務地周辺の品川区で調べてみたところ、3LDK戸建ての家賃相場は安くても月20~25万くらい。年間240万円、30年住み続けたら7,200万円です。
わが家も会社の家賃補助(社宅制度)がなくなったら、本気でマイホーム購入の検討をしなくてはいけません。
都心の戸建て住宅はメリットだらけ
「都心の戸建て住宅なんて無理無理!高いだけだから、郊外で十分!」
そう思っていた私ですが、実際に友人宅で都会の生活を疑似体験してみると、魅力はたくさんありました。
徒歩数分の位置に、大きい商店街があり、何でも揃う。オシャレなカフェや美味しそうなレストランもいっぱい。電車数駅でどこでも行ける。老後は車の運転も心配だし。
まさに憧れの都会生活!という感じでした。
都心の戸建ては、住宅購入のコストこそ高いですが、共働きのしやすさ、子供の進学時の下宿代、資産価値のリスクなど、条件をリストアップしてみると、郊外の中古マンションよりも、金銭的にも時間的にもコスパが良いのかもしれません。
私も、ライフプランをシミュレーションをしつつ、都心の戸建て計画も考えてみたいと思います。ただし、無理な住宅ローンは組みません!(←ここだけは、断固として守ります。)
マイホーム探しを始めたい方、必見!
タウンライフ不動産では、物件提案書を無料で作ってくれます。一般では見られない未公開物件も多数揃えているので、様々な選択肢に対応してくれます。
物件購入まで一切費用はかからないので、安心してご利用ください。
≫≫ タウンライフ不動産