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返戻率ランキングなんてあてにならない!失敗しない学資保険の選び方

※ 広告が含まれる場合があります。

学資保険選びのポイント

「学資保険選びに失敗した!元本割れしていて入っている意味がない。」

学資保険は、子どもの大学入学に向けて準備する20年前後の長期的な貯金計画です。それにも関わらず、ネット口コミの返戻率ランキングを鵜呑みにして、しっかりと検討もせずに入ってしまっている人がたくさんいます。

学資保険選びに失敗すると、せっかくの大事な資産がマイナスになってしまうだけでなく、教育資金が十分に貯められなくて子どもに可哀想な思いをさせてしまうかもしれません。

私自身、学資保険選びには時間をかけて比較検討した方だと思います。お金のプロではありませんが、多くのファイナンシャルプランナーさんとお話しすることで、知識はかなりつきました。

今回のブログ記事では、学資保険選びで失敗しないためのポイント&教育資金を賢く貯める方法、わが家が加入した保険をまとめてみました。

学資保険の加入を検討しているパパママの参考になれば幸いです。

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ブログ記事の内容

学資保険を選ぶ前に決めるべき3つのポイント

一口に学資保険と言っても、本当にたくさんの種類があり、迷ってしまいますよね。

口コミサイトの返戻率ランキングでは、一番良い条件で記載をしているため、必ずしもあなたに合った学資保険とは限りません。

まず学資保険を比較する際に、決めた方が良いポイントをリストアップしました。

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  • 保険金額
  • 貯蓄優先か、保障優先か
  • 支払方法(全期前納・一時払い・年払い・月払い)[/su_note]

保険金額

学資保険の平均金額は、月1万円代。年計算で12万円。20年で240万円になります。たくさん掛けられる分だけ、貯蓄金額はアップします。

わが家も一人につき250万円の学資保険をかけているので、ほぼ平均どおりといったところになります。

ですが、実際には250万円で大学の費用を賄えるかと言ったら、全く足りません。調べたところ、一番安い国立の大学入学金&授業料のみで約400万円。下宿したり、通学したりの費用は含まれていません。

もし、大学の費用をすべて賄いたいのであれば、最低でも400万円、下宿に出す予定であればその倍800万円くらいが必要になってしまいます。毎月の支出も高額になります。

後で詳しく説明しますが、学資保険で一番損をするのは「途中解約」です。お金が足りなくなって、途中解約しないためにも、学資保険にどのくらいのウエイトを置くのかは、夫婦でしっかりと話し合う必要があります。

貯蓄 VS 保障

学資保険は、大きく分けて貯蓄型と保障型があります。どちらを重視するかによって、選ぶ保険のタイプが異なります。

貯蓄型・保障型のどちらのタイプを選ぶかによって、返戻率に大きな差が出ます。

貯蓄型

学資保険には、支払った保険料の合計額よりも満期学資金が高くなる、貯蓄型の学資保険があります。

基本的に特約がついていない貯蓄に特化している保険です。

貯蓄型学資保険の場合は、保険料を満期まで支払い続けることで、元本は保証されます。ただし途中解約した場合、大きく返戻率が下回ります。

【 貯蓄型の代表 】

  • ソニー生命
  • フコク生命

保障型

学資保険には、親の生命保険がついている保障型もあります。

親に万一のことがあった場合、死亡保険金が受け取れたり、子供がケガや病気で入院・通院した場合や死亡した場合に保障される保障型学資保険もあります。

保障型学資保険は、保障の分だけ保険料が上乗せされているため、満期学資金の合計額は、支払った保険料の合計額よりも低くなってしまうことがほとんどです。

【 保障型の代表 】

  • 郵便局のかんぽ生命

支払方法

保険料は、毎月口座から引き落とされるイメージってとても強いですよね。

ですが、月払い以外にもいろいろな支払方法があり、月払いよりも支払い金額が少なくなる可能性が高いです。

月払い 毎月1回の支払い
半年払い 半年に1回の支払い
年払い 1年に1回の支払い
一時払い 全保険期間分の保険料を1回で支払い
全期前納払い 全保険期間分の保険料を、保険会社に預ける形で1回で支払い

支払額のトータルとして、月払い>半年払い>年払い>一時払い≒全期前納払い というイメージです。

一時払いと全期前納は同じように一括で支払う方法ですが、一時払いは保険料がかなり安くなるというメリットもありますが、生命保険料控除が一回しか対象にならなかったり、死亡時に未経過分の保険料が戻ってこなかったりとデメリットも多いです。

もし、お金に余裕があるのであれば、一番のオススメは全期前納払いです。

わが家の学資保険の形

わが家は以下のように決めました。

  • 保険金額 → 250万円
  • 貯蓄優先か、保障優先か → 貯蓄最優先!
  • 支払方法 → 全期前納

学資保険の相談をする際、事前にこの3つを決めておくだけで話がスムーズに進み、自分に合った学資保険を勧めてもらえる可能性が高いです。

条件を揃えておくことで、複数の保険を比較するときに分かりやすいです。

貯蓄用に低解約払戻型保険

わが家が学資保険に入る目的は、大学入学のための教育資金を貯めること。

貯蓄を最優先のため、返戻率が高いものを選びました。学資保険という枠組みから少し外れてしまいましたが、「低解約払戻型保険」という利率の良い終身保険で契約しました。

長男はアクサ生命フェアウインド、次男はオリックス生命RISE(ライズ)にしました。

➡ 子供の学資保険はオリックス生命の終身保険RISE(ライズ)に決定!低解約払戻型10年を全期前納してお得に

これらの保険商品は、正確に言うと学資保険ではなく、低解約払戻型保険という死亡保障のついた定期保険です。払込期間を短期で設定できるため、最短に設定すれば10年後から高い返戻率で払い戻すことができます。

解約しなければ、死亡保障を付けた状態で運用していることになります。そのため、他で十分に貯金できていた場合、そのまま老後の資金として使用することも可能です。

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保障が心配な場合は共済でカバー!

ヤンチャな男の子の親として気になるのは怪我です。

そこで、付けたのが全国共済(都道府県民共済)のこども型。月々1,000円で、入院や通院保障・扶養者の死亡保障も付き、さらに少量ですが毎年割戻金も入ります。

小学生の長男は既に共済のお世話に何度かお世話になっており、怪我のたびにプチボーナスが入ってくる感覚です。

➡ 子供が骨折してプチボーナス!激しい男の子は任意医療保険が必要だと思った理由

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学資保険の得する裏技

さらに、ファイナンシャルプランナーさんに相談して教えてもらった「学資保険の契約の得する裏技」をご紹介します。

保険料はまとめて支払う

パンフレットなどに記載されている返戻率は、基本的に年払いの場合です。月払いにすると、返戻率が悪くなるため、年一括で払う方が良いでしょう。

毎月、家庭内で積み立てておけば(またはボーナスを残しておけば)年一括払いでもさほど苦しくありません。

もし可能であれば、全期前納で一括がトータル的に支払い額は安く抑えられます。

生命保険の控除を受ける

学資保険は、学費の積立のイメージが強いですが、被保険者が死亡した場合など、その後の支払いが免除になり、学費を賄う保険金が出るという生命保険と同等の性質もあります。

そのため、学資保険は、年末調整で生命保険の控除対象になります。生命保険の控除を申請することで、次年度の所得が減り、税金が安くなるという節税効果もあります。

もし、年末調整において、生命保険の控除申請を忘れてしまった場合は、還付申告を行うことで生命保険料控除をすることができます。還付申告の期限は、翌年の1月1日から5年間です。

契約名義人は条件が良い方で

学資保険の契約者名義は、夫でも妻でも申し込むことができます。

学資保険には、契約者が死亡または所定の高度障害になった場合、保険料の払い込みが免除される「保険料払込免除特約」があります。いわゆる生命保険のようなもの。

女性と男性で比較した場合、保険料は女性の方が安いため、年が同じもしくは年下なら妻の名義で申し込んだ方が金額的には得です。

わが家の場合、長男用の学資保険は私名義で契約しました。

絶対途中解約はしない

学資保険を途中解約すると、ほとんどの場合元本割れを起こします。せっかく高い返戻率でも全く意味がなくなってしまいます。

そのため、学資保険はしっかりと検討し、無理のない金額と期間を決めてることが重要です。また、期間を短くした方が元本割れするリスクが少なくなります。

保険の比較をする

学資保険は、子どもの教育費を貯めるために、長期的にお世話になります。何となく知り合いに紹介された保険やネット口コミで一位の保険に何も考えずに入るのは、正直不安です。

大きなお金が動くとき、大事なのは比較をすることです

保険の種類はとても多い上、加入する方の年齢や性別、支払い方法によって、異なります。私自身、情報収集が好きな方ですが、さすがに一つ一つ調べていくのは無理でした。

そこで利用したのが保険の無料相談です。保険の無料相談では、ファイナンシャルプランナー(FP)が平均10~15社の中からあなたの条件にあった保険をいくつかピックアップしてくれます。

わが家は、次男の学資保険を検討する際、保険の無料相談を3社利用しました。(その他にも、JAや郵便局などの窓口にも行ったので、かなり学資保険選びには時間をかけました。)

相談先によって、全く違うものを提案されたり、同じ保険会社でもプランが異なったりしていたので、やはり複数相談することは大事だと思いました。

「学資保険選びで失敗した!」と思っても、契約してしまってからはすでに遅いです。納得がいくまでしっかりと相談しましょう。

幸せな資金計画を!

「子供は宝。」

子供は、本当にたくさんの幸せを私たちに与えてくれます。ですが、お金がかかるのも事実です。

学資保険の検討は、夫婦でお金について話し合う良い機会です。将来について改めて考え、幸せな資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。

学資保険選びのポイント

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