「育児に疲れてノイローゼ状態。もう一人になりたい…。」
慣れない子育てに追われて、体も心もボロボロ。イライラや不安が溜まりに溜まって、一人になりたい!と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
育児の大変さを訴えてもダンナさんが分かってくれない、協力してくれない。
私自身も、仕事人間のダンナさんに対するイライラが爆発し、プチ家出をしてしまったことがあります。親として子供を置いてプチ家出をすることは、良いことではありません。
ですが、母であり、妻である前に、一人の人間です。日頃、育児で気を張っている分、どこかでプチンと糸が切れるように、爆発してしまったのです。
今回のブログ記事では、プチ家出を経験して、気持ちがどのように変わったのか、まとめました。
育児協力をしないダンナさんに爆発!プチ家出
家出=育児放棄と感じる方も少なくないかもしれません。
ですが、子育ては24時間365日フル稼働で、心も体も休まる間がありません。子供を産んで育てることは、本当に大変なことなんです。
わが家の場合、ダンナさんの転勤で土地勘のないところに引っ越したのに、当の本人は長期出張続き、実家は遠方、正直かなりつらい状態でした。
こんな状態にも関わらず、家に帰ってくるとダンナさんは、終始自分のペース。
- 休みの日の朝は、一人で昼まで寝ている
- 子供たちと遊ぶ約束をしていても守らない
- 起きてきても、リビングで寝てしまう
- スマホのゲームばかり
- タバコ休憩がやたらと多い
- トイレに入ったら30分くらい出てこない
育児中のイライラって、小さなことの積み重ね。改めて書いてみると、ちっちゃいことばかりですね…(笑)
私も余裕があれば、そこまで怒らないけど、旦那さんに対するイライラが蓄積されて、ついに大爆発してしましました。
主婦が家出する先は?
「出かけてくる!お昼はいらないから。」
唖然とするダンナを一人残して出ていきました。ただこの辺りは、小心者の主婦…。
一人で行けるのは、せいぜい近くのショッピングセンター。身軽な状態で、服屋さんを見たり、本屋で立ち読みしたり、カフェでお昼を食べたり。
そんな感じで、久々に過ごす一人の時間を満喫しました。でも、段々気になってくるのは家族のこと。
カフェでスマホをいじりながら調べているのは運動会のお弁当メニュー。秋物ショッピングで買ったのは、長男のハイソックス。
「そろそろ授乳しないと、次男もお腹すかせてるだろうな…よし、帰ろう!」
と食料品を買って、私のプチ家出は終了しました。時間にして3時間。
短すぎる家出でしたが、一人になり、
「やっぱり家族は大事」
「家族がいないと今の私の生活は成り立たない」
と再認識しました。
帰って待ち構えていたのは、疲れ果てたダンナさんと大泣きする次男。やっぱりお腹が空いていて、授乳後、こてんと寝てしまいました。
主婦はなぜ家出をするのか?
かわいい子供を家に置いて、なぜ主婦は家出をしてしまうのでしょうか。一人で冷静になって、その理由を考察してみました。
理由① 育児の大変さを夫が理解してくれないから
主婦がプチ家出をする一番の理由は「夫にも育児の大変さ」を味わってもらいたいから。
昼夜構わず3時間置きの授乳。
黄昏泣きや夜泣き。
2歳のイヤイヤ期。
子育てに関する不安や悩みはつきません。二人の子供なのに、仕事を理由に夫は育児協力をしていくれない。
あなたは疲れていても休めないのに、ダンナさんが平気で朝寝坊したりすると、イラッときますよね。積もりに積もった不満が家出への引き金になってしまいます。
理由② 自分の存在意義を確かめるため
主婦になると、毎日が同じ繰り返し。実際には、一人の人間を育てるという大業をこなしていますが、主婦業は金銭的な収入がないため軽く見られがちです。
「私は何のために生きているのだろう。」
「私の存在意義ってなんだろう。」
ふとした瞬間に、頭をよぎることがありますよね。家出をすることで「やっぱり私がいないとダメなんだ。」と確かめようという思いがあります。
理由③ とにかく一人の時間が欲しい
専業主婦の場合、24時間子供と付きっきりの生活をしています。子供がいると、自分のペースで動くことはできません。
- 自分の行きたいときにトイレが行けない
- お風呂に入ったのに温まらない
- ご飯は流し込むように5分で完食
- 家事は子供の機嫌を見ながら、途切れ途切れ
- 全てが自分のペースで進められない!!!
「女性はマルチタスクできる」と、読んだことがありますが、何だか悪意を感じますね。家事も育児も仕事もできるでしょ?って言われているよう。
男女問わず、本来シングルタスクで進めた方が効率が良いに決まっています。一つのことに集中できない、自分のペースで進められない、こういった状況も、育児が辛い原因です。
子育てが疲れたときの対処方法
ダンナさんの不満が溜まっていたとしても、育児が辛くても、子供を置いて家出するのは、心が痛いですよね。あなたも、夫婦円満、家族円満で過ごすことを望んでいるはずです。本当は家出なんてしたいと思っているのではないでしょうか。
他人の気持ちや行動を変えることは、とても難しいことです。ダンナさんにやってもらいたいことや改善点をリストアップし、強要したとしても大抵はうまくいきません。
子育てに疲れたと感じたら、まずは、凝り固まった自分の考え方を見直してみることが大事です。
人に預けてもOK!一人の時間は大事
「子育てが大変。だから相手にも同じ大変さを味わうべき。」
心にゆとりがないと、相手を思いやる気持ちもどこかにいってしまいます。どちらかに負担がいくのではなく、どちらも楽になれる方法を考える方が幸せですよね。
「休む時間が欲しい。」
「一人になりたい。」
そう思ったとき、保育園の一時保育やファミリーサポートがあります!夫婦で余裕がないのであれば、無理せず、他に頼れば良いのです。
「子どもが小さいのにママと離れたらかわいそう。他人に預けるのはちょっと…。」
ストレスでイライラしているママと一緒にいる子ども方が可哀想です。それだったら、2時間でも3時間でも離れて、気持ちを落ち着いた状態で接した方がよっぽど子どものためになりますよ。
➡ 育児に疲れたら一時保育を利用しよう!預けた理由・料金・必要なモノ・時間などのまとめ
完璧主義はやめて、自分にとことん甘くなる
「子ども食べさせるのは栄養満点の手作りごはん。」
「テレビは悪影響だから、あまり見せたくない。」
「清潔に保つため、毎日お風呂に入らないといけない。」
子育てをする上で、自分で作ったたくさんのルールがあります。ルールばかり作ると、息苦しくなり、できない自分にイライラしてしまいますよね。
私自身、結構完璧主義のところがあります。私のいい面でもあり、すっごく面倒な面。
この完璧主義があるから、自分にも厳しく人にも厳しくなってしまいます。だから、子育て期間はこの完璧主義の範囲をすっごく狭くすることにしました。
栄養満点の手作りごはんは食べさせられなかったけど、ご飯と味噌汁は用意して、お惣菜で美味しく食べれた。寝る前にリビングだけはしっかり片づけられた。テレビにもお世話になったけど、子どもが好きな工作を一緒に作ってあげられた。など。
9割うまくいかなくても、1割がうまくできたなら十分。一日の終わりに、「今日もよくできた!」と自分を褒めてあげるようにしてます。
一つのことを完結する
子育てをしていると、中断させられることばかり。あっちこっちからSOSがとんできて、やろうと思っていたことが全く進みません。
次男くんのお昼寝中、ブログを更新しようと思っても、10分もしないうちに泣きはじめ、結局添い寝しないと寝付いてくれない。落ち着いてまた書こう!と思ってパソコンに向かうものの、あれ?何かこうとしたか忘れた。
あ!もう長男くんのお迎えの時間だ。と言う具合です。
こういう小さな「できない」の蓄積が、慢性的なイライラにつながってしまいます。反対に言うと、小さな「達成感」があれば、イライラは自然と緩和されます。
なかなか更新できないブログですが、必ず「できない」ままにしておかずに、時間がかかってもいいから一記事を仕上げて、投稿して完結するようにしています。
その他、子どものアルバムの1ページだけ整理する、いらない服を厳選する、トイレを床までぴかぴかにするなどして、日々小さな達成感を味わうようにしました。
子育ては乗り越えられる試練
24時間待ったなしの子育てには、悩みはつきものです。不安に思ったり、イライラしたりすることもあります。
子育ては一つの試練かもしれません。ですが、絶対に乗り越えられる試練です。一つ一つステップアップしていくことで、素敵な人生になっていくはずです。
そして、子どもとベッタリ過ごせるのは、長い人生のうちごくわずか。そのわずかな時間を笑顔で過ごすか、イライラして過ごすかは、あなた次第!ぜひ、幸せな人生を勝ち取ってくださいね。