「24時間子どもと一緒で息が詰まりそう。たまには、ゆっくり自分の時間が欲しい。」
育児中、子育て中のお母さんなら、誰もが抱える悩みです。
育児に協力的なダンナさん、頼れる両親や親戚がいれば、たまに子どもを預けてリフレッシュすることもできますが、誰もがそのような環境とも限りません。
わが家の次男くんは、2歳のイヤイヤ期真っ只中。唯一の自由時間だったお昼寝時間も激減し、私自身なかなか一人の時間を作るのが難しくなってきました。
また、次男坊で甘やかし放題育ててしまったので、集団生活にも少しずつ慣らしていかないといけません。
そこで、今回は市で運営している「一時保育(一時預かり)」の制度を利用してみることにしました。
一時保育について詳しく知ろう!
意外と皆利用していない「一時保育」。専業主婦なら自分で子どもを見るのが当たり前、仕事もしていないのに保育園に預けられない、という声もチラホラ聞きます。
ですが、専業主婦でも疲れる時は疲れます。子育てが嫌になるときだってあります。そのような時に役に立つのが「一時保育」です。
まずは、一時保育とはどのようなものか、私が住んでいる市の制度を元にまとめました。(自治体によって異なるため、参考程度にお読みください。)
一時保育とは?
一時保育とは、保護者のパート就労や疾病、入院などを理由に、家庭での保育が困難な場合や、 保護者の育児不安や負担を軽減するために、一時的に子どもを預かる制度です。
一時保育を利用する理由は?
「育児に疲れちゃって…なんて一時保育の理由になるのかな。」
一時保育には、預ける理由によって、緊急的保育と非定型的保育に分けられます。
緊急的保育の理由
緊急的保育は、緊急・一時的に保育が必要となった場合に利用できます。
・保護者が疾病・死亡・失踪のため
・保護者が入退院・通院・出産のため
・家族等の看護・介護のため
・緊急・一時的な仕事のため
・親族等の冠婚葬祭のため
・育児疲れ・リフレッシュのため
非定型的保育の理由
非定型的保育は、継続的に子供を家庭で保育できない場合、週1~3日の範囲で利用できます。
・保護者が就労のため
・保護者が職業訓練のため
・保護者が就学等のため
育児疲れやリフレッシュもれっきとした理由になります。遠慮なく利用して良し!
保育の実施施設は?
自治体によって実施施設は異なりますが、私が住んでいる市では、認可保育園のほとんどでは緊急的保育を受け入れています。
非定型的保育は、一部の認可保育園のみで実施しています。ただし、就労証明や就学証明などが必要になります。
受け入れ可能年齢や人数は?
認可保育園では1歳児から一時保育の受け入れをしています。
一時保育のキャパは、保育園の行事や先生の空き状況によって定員が決まります。問い合わせしたところ、1歳児・2歳児・3歳児それぞれ2~3人ずつの受け入れが平均でした。
人数的には限られているため「どうしてもこの日に利用したい!」と言った場合は、予約開始日にすぐ申し込みする必要があります。私が利用した保育園では20日過ぎから翌月の申し込みをスタートするそうです。
今回はリフレッシュのために利用したため、翌週空いている日に入れてもらいました。
一時保育の料金は?
年齢 |
保育料/時間 |
給食/日 |
おやつ/日 |
3歳未満児 |
360 |
310 |
50 |
3歳以上児 |
210 |
市で決められている料金のため、公立の保育園は一律でした。私立の認可保育園・認定保育園・無認可保育園は独自の料金体系です。
私立の認可保育園でも料金を調べましたが、公立の保育園の方が安めの料金設定でした。
私の場合、いつも、外遊びや支援センターにお出かけしている午前の時間帯(3時間+給食)でお願いしてみました。
利用時間: 9:15~12:15
料金: (保育料)310円x3H +(給食)310円 = 1,390円
一時保育の持ち物は?
3歳未満児(1・2歳児)
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3歳以上児(3・4・5歳児)
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新たに買い揃える必要はなく、家にあるもので大丈夫でした。ただし、持ち物には全て記名しなくてはいけません。
一時保育を利用するときの注意点
今まで、親子ベッタリで子育てしていた場合、一時的でも離れるのは不安がありますよね。罪悪感なども多少なりとは出てくると思います。
気持ちよく一時保育を利用するためにも、いくつか確認しておいた点があります。
保育園の雰囲気をチェック
園庭開放や育児相談会など子育て支援をしている保育園も多いです。一時保育に預ける保育園が決まったら、まずは親子で保育園に行って遊んでみましょう。
私の場合は、もともと園の開放日に遊びに行っていたのをきっかけに一時保育を利用することになりました。子供も保育士さんの顔を知っていたし、場所や雰囲気に慣れていたので、特に愚図ることなく、一時保育を利用することができました。
一時保育の方針を確認する
一時保育の預かり方は主に二通りあります。
- 一時保育のクラス(年齢バラバラ)
- 通常保育のクラス(年齢別)
一時保育のクラスが用意されている場合は、年齢もバラバラ。普段、集団生活に慣れていない子供たちが集まります。
通常クラスに入る場合は、2歳児なら2歳児クラスに入れてもらい、毎日保育園を利用している子と同じように過ごします。
どちらが良い悪いとかはありませんが、私自身は「通常保育のクラス」に入れる保育園を探しました。毎日保育園で集団生活をしている子供たちと触れ合うことは、うちのワガママ次男くんにとっても良い刺激になるはず。同じ年齢だからこそ、真似しながら覚えることも多いと思ったからです。
おやつ・給食・お昼寝の時間帯を確認する
初めての一時保育で、試しに2~3時間預けてみようと思ったとき、おやつ・給食・お昼寝の時間は必ず確認しましょう。
特に、通常保育のクラスに入る場合は、リズムが出来上がっています。下手にリズムを崩してしまうと、自分の子供だけでなく、他の子供にも迷惑がかかる可能性もあります。
時間帯的に預けやすいのが、朝9時半前後(おやつが終わった後くらい)から給食直後(お昼寝前)辺りです。毎日バタバタ食事をしているママも多いと思うので、一食面倒見てもらうだけで、かなりのストレス解消になります。
一時保育を上手に利用して楽しく子育てできる環境を
初めは色々と心配もありましたが、実際に一時保育を利用してみて、かなりゆっくりすることができました。(と言っても、歯医者行って、お昼ご飯ゆっくり食べたら、お迎えの時間でしたが…笑)
毎日、専業主婦だからのんびりしてるんだろうと思われがちですが、未就園児のお世話は本当に忙しいし、精神的にきついこともあります。
子どもが巣立つまでの時間はとても短いです。その貴重な時間を笑顔で過ごすためにも、保育園の一時保育制度を上手く利用して、楽しく子育てしてみてはいかがでしょうか。
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