「熱がドンドン上がっている。風邪を引いてしまった。」
ワンオペ育児中のお母さんにとって一番の敵は「急な病気」です。
私も二人の小さい子供を持つ母親です。ダンナさんの海外出張中に、母親である私が高熱を出してしまい、動けなくなってしまいました。
実家も遠方で頼る人がいなかったため、地域のファミリーサポートセンター(ファミサポ)を利用しました。
ファミリーサポートセンターの認知度は、トラブルなどが心配という方もいます。そこで、今回は、このファミリーサポートセンターについて、登録方法・料金・トラブルなどをまとめてみました。
「子育て中、頼る人がいなくて困っている。ファミリーサポートセンターを利用してみたい。」
そのような方の助け舟になれば、幸いです。
ファミリーサポートセンターの基本情報
ファミリーサポートセンターとは
ファミリーサポートセンター(通称:ファミサポ)は、子育ての援助したい人が子育ての援助を受けたい人を助け合う会員制の相互援助活動組織です。
子育てをしていたら、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ファミリーサポートは、1994年から少子化対策の一環として始まりました。
地域の中での支え合いシステムで、国からの補助金も出ている公的なサポート制度ですが、基本的にはサポートする人とされる人が同じ地域に住んで助け合うと「支え合いシステム」です。
万が一、何か事故があったときのためにちゃんと保険にも入っています
ファミリーサポートの実施状況
【 実施市区町村数 】
- 基本事業: 833市区町村
- 病児・緊急対応強化事業: 145市区町村
【 会員数 】
- 依頼会員(援助を受けたい会員): 55万人
- 提供会員(援助を行いたい会員): 13万人
※平成28年度実績 (参考:厚生労働省ホームページ)
ファミリーサポート活動の内容例
ファミリーサポートで依頼できる内容例は、以下の通りです。自治体によって、内容は異なるので、事前に確認してくださいね。
- 保育施設(保育園、子ども園、幼稚園、小学校及び学童クラブ等)の開始前や終了後子どもを預かり
- 保育施設までの送迎
- 保育施設の休業日に子どもを預かり
- 買い物等外出の際、子どもを預かり
- 保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かり
- 冠婚葬祭や学校行事の際、子どもを預かり
- その他、子育ての援助に必要な活動
ファミリーサポートの料金
ファミリーサポートは、民間のベビーシッター会社に比べて安価で依頼でき、地域の中に顔見知りの人ができることから、とても人気があります。
利用料金体形は自治体によって異なりますが、私が住んでいる地域は以下の通りです。
【 基本の料金 】
- 月曜日~金曜日(午前7時~午後7時) … 720円/1h
- 土曜日・日曜日・祝日 … 900円/1h
【 病児保育料金 】
- 月曜日~金曜日(午前7時~午後7時) … 800円/1h
- 土曜日・日曜日・祝日 … 1,000円/1h
【 料金に関しての注意点 】
- 15分単位で利用が可能(ただし30分の利用から)
- 兄弟・姉妹など2人目からは半額
- 送迎や出張の場合は支援会員の自宅から自宅までの時間を計算される
- 食事・おやつなどは用意する必要あり(かかった場合は実費を支払い)
- 登録料や更新料なども一切かからない
ファミリーサポートの体験談
ファミリーサポートの登録方法
わが家では、二人目は里帰りをせず、自宅近くの病院で出産したため、もしものときのために出産前に登録だけしていました。
私が住んでいる自治体は、ファミリーサポートを利用する前に事前に依頼会員(サポートをされる側)と提供会員(する側)の顔合わせがあります。
実際に担当してくれる方が、子どもと遊んでくれ、相性を見ることができたので、安心しました。
ファミリーサポートの利用日当日
風邪を引いて熱も上がってくるし、いよいよダメだと思い、依頼日当日の朝一でファミリーサポートセンターへ連絡。
事前に登録してあったので、窓口に問い合わせると担当のサポーターさんの都合を確認してくれました。
ただ、休日だったため都合がつかず、別の方を紹介されました。(基本は、面談後に依頼されますが、今回は急だったため、面識はありませんでしたが来てもらいました。)
ファミリーサポートを利用してみて
当時、4歳と7ヶ月の子どもたちをお願いしました。
上の子は体を動かすのが好きな男の子。下の子はつかまり立ちができるようになった赤ちゃん。
午後1時~4時までの3時間、自宅で見てもらうことにしました。(私は別室で横になってひたすら寝ていました。)
初対面の人に大事な子どもたちを預けるのは抵抗がありますよね。サポーターさんの家に行ってしまうと、何が起きているか全くわからないので、なお心配。
私のように初めてファミリーサポートを利用する場合は、まずは自宅で見てもらうことをオススメします。家がグチャグチャでしたが、背に腹は代えられない。
自宅で見てもらう場合、行き来の時間も加算されてしまうので、その分少しムダが生じます。もし、サポーターさんの雰囲気や対応を見て、問題ないようだったら、預けても良いかもしれません。
ファミリーサポートのトラブルや難点
ファミリーサポートセンターは、時給でお金を受け取るといっても、ボランティア的な要素が非常に多いです。
サポーターさんは、子育て後の先輩ママがなる場合が多いですが、専門的な知識があるわけではありません。
公的なサービスと言っても、人対人です。サポーターさんの大半は子ども好きの良きおばちゃんだと思いますが、残念ながらトラブルになってしまったケースもあります。
トラブルにならないためにも、子どもの親である私たちがしっかりと見極めなくてはなりません。
また、ファミリーサポートは、急な相談にもできるだけ対応してくれますが、絶対ではありません。専門家が良い、昼夜構わずいつでも対応してもらいたい場合は、民間のサービスを利用してみても良いでしょう。
口コミが良い民間サービス
最後に、口コミが良い民間のサービスを二つご紹介します。
キッズライン(ベビーシッターサービス)
キッズラインは、1時間1,000円~と通常の約1/3の料金で利用できるベビーシッターサービスです。
子供の対象年齢は0歳~15歳。ベビーシッターに加え、産後のケア、家庭教師やバイリンガル英語レッスンなどの依頼にも対応しています。
事前に、シッターの詳細のプロフィールや利用者全員の口コミ評価も確認できるので、安心です。24時間オンラインで手配でるため、ユーザー数が年々増加しており、リピート率も約80%となっています。
≫≫ キッズライン
Casy・カジー(家事代行)
子どもを人に預けるのはちょっと…と思う方は、家事だけでも頼むと心の余裕が格段に違います。
家事をやってもらっている間に、子どもと触れ合う時間も作れるので、忙しいママには嬉しいサービス。
例えば、Casyのお料理代行サービスでは、1回の利用で当日の夕食と作り置きおかずを3回分の食事を用意してくれます。
お掃除代行サービスでは、お風呂・洗面所・トイレなどの水回りはもちろん、重点的にやってほしい部分も臨機応変に対応してくれます。週1など、定期的にお願いすれば、年末の大掃除も必要なくなりそうですね。
Casyのスタッフは、厳しい審査で選抜後、研修とトライアルを実施しています。また、サービス前には実際に担当した際の評価や、自己紹介と本人写真が確認できます。
お財布に優しい料金も魅力的です。業界最安値の1時間2,190円~家事代行をお願いできます。
≫≫ CaSy(カジー)
子育ては一人で頑張らなくていい!
私自身、ファミリーサポートを利用することができとても助かりました。
今までは、風邪を引いてしまった場合、無理に動いて余計に長引くケースが多かったですが、1日大人しく寝ていれば、治りも格段に早かったです。
子どもたちも来てくれたサポーターさんにとても懐いていて「明日も来てくれるの?」と楽しそうにしていました。
子育て中、どうしても体調が悪いことや育児ストレスで参ってしまうことなど出てくると思います。
ママが笑顔でいるために、公的や民間のサービスを上手に利用して、心と体に無理のない子育てをしていきましょう!