「子連れでこんぴらさん参りをしたい!2~3歳児でも階段を上れるかな?」
こんぴらさんの愛称でも有名な金刀比羅宮(ことひらぐう)。全国的にも知名度が高く、四国旅行に訪れたら、ぜひ行ってみたい観光スポットの一つですよね。
こんぴらさんの本境地は、四国香川県の琴平町。
「讃岐のこんぴらさん」として親しまれ、江戸地代には伊勢参りと並び「こんぴら参り」が庶民の憧れになりました。
さて、そんなこんぴらさんですが、本宮に辿り着くまでに785段の石段を登っていかなくてはいけません。
奥社まで行こうと思ったら、合計1368段上る必要があります。
所要時間は、本宮までなら大人の足で往復1時間半、奥社までは往復2時間半ほどが目安と言われています。
このようなハードな道のりを、小さい子連れで行くことができるのか、無謀にもチャレンジしてきました。
こんぴらさん参拝に向かないお年頃
現在3歳(体重14キロ)の次男くん。正直、この年齢が最も参拝に向かないと思います。
抱っこ紐はもう使わない。普通に歩くし、走る。でも、石段のようなところは危ない。こういう難しいお年頃なんですね。
反対に、抱っこ紐が使えるの年齢(0~1歳くらい)であればもう少し楽です。参拝者の中には、抱っこ紐に赤ちゃんを入れて、階段を上っている夫婦も何組かいらっしゃいました。
わが家は、ダンナさんがどうしてもこんぴら参りをしたかったので、次男くんをほぼ抱っこする決意を固め、行くことにしました。
本宮に向けての道のり
この日、宿泊したのは旅館は、湯元こんぴら温泉華の湯 紅梅亭。早めにチェックインして、車を預けてから、徒歩でこんぴらさんに向かいます。
▼ 紅梅亭は、とても素敵な宿でした。
参考 子連れでこんぴら温泉に泊まるなら「紅梅亭」がおすすめ!口コミ通りの素敵なお部屋と美味しい食事に大満足
「杖、使いたい!!」
旅館の入り口では、杖がレンタルできます。男子に持たせると危険ですよね。チャンバラごっこを始めそうな勢い。
「杖がある方が良い」との情報も聞いたので、旅館で1本だけ借りました。
次男くんも欲しがっていましたが、途中で「杖持ちたくない…抱っこ…。」という状態になりかねないので、荷物は最小限に。
階段のふもとの表参道筋は、お店が立ち並んでいたので、楽しくウインドウショッピングしながら通過。
幸せを呼ぶ「嫁入りおいりソフト」も発見!後々、このソフトクリームのおかげで救われることになります…。
春休みの時期は、どこも桜がキレイに咲いています。
ですが、お花を楽しむ余裕が全くないのは、次男くん。すぐに疲れてきたのか、抱っこ攻撃。もう少し頑張れるかなと思っていましたが、最初の50段くらいで、ギブアップ。
ダンナさん、結局ほとんど抱っこで上ることになりました。
一方、長男くんは「ママ遅いよー。」とかなり余裕。
私はゼーゼー言いながら上っているのに、階段を行ったりきたり、ムダに体力を消費する小学生男子。
「もう杖もいらない。ママにあげる。これ使って頑張って上って!」
はい、ありがたい心遣いです。いや、杖を使うのが面倒になっただけ?
「やっと見えてきた!」
と思ったら、旭社という建物。本宮ではありません。(628段目)
この辺りで、ダンナさんの体力も限界になってきたので、近くにあったベンチでしばらく休憩。
一端休むと、動きたくなくなりますよね。ですがここは踏ん張りばって再開。
しばらくすると、嬉しい看板が!!
ラストスパートで、長い階段を上っていきます。ゴールが見えれば、足取りも少しは軽くなります。
そして到着!!!
何とも言えない達成感です。
春休み中とは言え、平日だったので、混雑もほとんどなく、ゆっくりお参りすることができました。
本当は、御朱印をもらう予定だったのにも関わらず、御朱印帳自体を忘れてしまうという大失敗も。
御朱印集めは鎌倉の鶴岡八幡宮から始め、こちらの御朱印帳を使っています。
▼ 鎌倉の鶴岡八幡宮もオススメ!
参考 【赤ちゃん&子連れ旅行】鎌倉観光コース1:江ノ電~人力車で鶴岡八幡宮へ
御朱印帳を忘れた場合、半紙でもらう手もありますが、今回はやめておきました。また近い将来、ちゃんと御朱印帳を持って、再度785段にチャレンジしたいと思います。
行きも大変だけど、帰りも大変。次男くんを抱っこして石段を下りるのは想像以上に危ないです。
半分くらい下りた時点で、次男くんと交渉開始。
「頑張って歩けたら、下のお店でソフトクリーム食べよう!でも、早く下りないと、お店が閉まっちゃうかもしれないよ。」
(実際に、表参道のお店は17時前に閉店するお店も多く、本当にギリギリでした。)
そういうと、次男くんのやる気スイッチが入ったのか、一人で歩くと言い出してくれました。
そこから、ハイペースで下山。何気に次男くんも体力あるんですよね。やればできる子だけど、スイッチが入るまでが長い。
念願の嫁入りおいりソフトクリーム
ソフトクリームのトッピングは、嫁入りに配る「おいり」というお菓子。てっきり砂糖菓子だと思っていたら、あられでした。
中は、空洞になっていて、サクサクと軽い食感でした。和三盆のソフトクリームとの相性も◎でした。
次男くんも、大満足。このソフトクリームのおかげで、無事にこんぴらさん参りをすることができました。
参拝の裏ワザってあるの?
子連れのこんぴらさん参りは、想像以上にハードな結果に終わりました。
わが家のダンナさんは、身体が大きく力も強いので頑張れましたが、私だけだったら途中で挫折していたと思います。
お参りをしたいけど、抱っこして歩くのはしんどい。そういった場合、石段500段までショートカットする手もあります。
金刀比羅宮境内、石段500段目には、資生堂パーラー系列の「カフェ&レストラン神椿」があります。
なんともありがたいことに、駐車場完備!車でここまでこれば、残り285段なので、小さい子連れでも何とか頑張れそう。
神椿は、立地条件だけでなく、名物のおいり神椿パフェや、お食事の口コミ評判もかなり良いレストランです。(駐車場の利用のみは不可・予約や利用事項については、事前に要確認)
また、琴平パークホテルでは、「神椿ディナー&タクシー送迎付きプラン」や「こんぴら石段らくらくプラン・神椿ワンドリンク付き」を用意しています。(2018年4月現在)
このようなプランを上手に活用するのも良さそうです。
こんぴらさんの御利益に期待大!
家族4人で頑張って参拝したこんぴらさん。石段はかなり大変でしたが、とても良い経験になりました。
のぼっているうちに、心も頭も空っぽになっていき、本宮に到達した時には、何だか浄化された気分になりました。
こんぴらさんは、「つらい」と思わず、笑顔でのぼることで、幸運を引き寄せるそうです。
四国旅行の際は、ぜひこんぴらさん参りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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▼ 今回の四国旅行のまとめ記事(旅行記の目次)はこちら。 ➡ 【四国子連れ旅行記】3泊4日周遊コースと家族4人の予算&費用 ▼ 2回目の四国旅行のまとめ記事はこちら。 ➡ 四国で2泊3日温泉三昧!のんびり観光&リラックス旅行のモデルコース