
「ナイアガラの滝の見どころは?」
「ベストシーズンは?」
「子連れで楽しめる観光スポットは?」
世界でも屈指の美しさを誇り、その迫力と壮大さで人々を魅了し続けるナイアガラの滝。
この絶景を目に焼きつけたいと、わが家も子供たちを連れてナイアガラの滝を見に行ってきました。
滝から湧き出る水しぶきと轟音、水辺に浮き上がる美しい虹、水行さながらの体験など、感動いっぱいの旅になりました。
今回のブログ記事では、ナイアガラの滝の観光の完全攻略ガイドをまとめました。
- ナイアガラの滝の基本情報(必要日数・ベストシーズン・交通手段など)
- ナイアガラの滝観光2泊3日のモデルコース
- 子供たちが大興奮したおすすめ観光スポット など
このような情報を、わが家の旅行記とあわせてご紹介します。

2泊3日でナイアガラの滝を大満喫できた旅になりました。
ナイアガラの滝・基本情報

まずは「ナイアガラの滝」の基本情報から。
ナイアガラの滝はどこにある?

ナイアガラの滝は、カナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州の国境にまたがっています。
ナイアガラの滝は3つに分かれていることをご存知でしょうか。
カナダ側には「ホースシューフォールズ(カナダ滝)」、アメリカ側には「アメリカンフォールズ(アメリカ滝)」と「ブライダルベール滝」があり、ナイアガラ川が三つの滝に分かれて流れ落ていきます。
両国の滝周辺には観光施設や展望台が整備されており、多くの観光客が訪れる世界的な名所となっています。
ナイアガラの滝のベストシーズンは?
ナイアガラの滝を訪れるベストシーズンは、一般的には春と夏がおすすめと言われています。
春のナイアガラの滝の水量が最も多く、迫力のある滝の姿を堪能できる時期です。
夏は気温が暖かく、滝に濡れてもすぐに乾くので快適に過ごせます。ただし、夏休みシーズンは観光客が増え、混雑する可能性が高いです。
ホテルも繁忙期に入り、価格が閑散期の倍以上に跳ね上がります。
紅葉し始める秋は、観光客も落ち着き始め、穴場の時期です。
閑散期の冬は観光費用が抑えられるメリットがあります。
気温が非常に低くなるため、氷に包まれた滝を見るチャンスもあります。
アクティビティは休止していることもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
わが家は、6月の中頃に訪れました。日中は半袖+短パンで過ごし、肌寒い時のためにパーカーを一枚持っていました。
全体的に過ごしやすく、観光に適したシーズンだったように思えます。
ナイアガラの滝観光で必要な日数は?
ナイアガラの滝の観光で必要な日数は、1泊2日~2泊3日程度と言われています。
日帰りでも可能ですが、夜のイルミネーションや花火を満喫するのであれば、最低1泊はした方が良いでしょう。
3泊4日あれば、トロントへ足を伸ばして観光することもできます。
往復4時間もかけてトロント観光する魅力を感じなかったため(子連れはナイアガラの方が楽しめるアクティビティが多い)行くのをやめました。
ナイアガラの滝周辺の交通手段(バス)は?
カナダ側では、WEGOという周遊バスが出ています。

下記のパスで、Red LineとBlue Lineが利用できます。
値段 | 大人 | 子供 |
---|---|---|
24時間パス | 12CAD | 8CAD |
48時間パス | 16CAD | 12CAD |
アメリカ側では、州立公園内を走るトローリーがあります。(ゴート島のみ周遊)
値段 | 大人 | 子供 |
---|---|---|
一日パス | 3USD | 2USD |
ナイアガラの滝・観光モデルコース(カナダ側)
実際に子連れで楽しめた観光スポットを2泊3日のモデルコースにしてご紹介します。(一部失敗談あり)
主に、一日目はカナダ側の観光、二日目はアメリカ側の観光をしました。
ナイアガラ・オンザ・レイクの観光

まずは、オンタリオ湖の畔にあるナイアガラ・オンザ・レイクを観光。
ナイアガラの滝から車で約30分の場所にあります。
Pillitteri Estates(ピリテリーエステート)というワイナリーで、希少とされるアイスワインのテイスティング。
濃縮された甘いデザートワインは、本当に美味しかったです。
ダウンタウンには、英国風の建物が立ち並び、カワイイショップもたくさんありました。

フローラルクロック

ナイアガラ・オンザ・レイクからナイアガラの滝に向かう途中、フローラルクロックへ。
日本でよく見る花時計の風景が、カナダでも見られます。
車でなければ、わざわざ行くこともなさそうな場所ですが、意外と観光客も多かったです。
レンタカーだったので、街歩きの前に車をホテルの駐車場へ。
ナイアガラの滝付近の駐車場は25~30ドルくらいするので、ホテルの駐車場に一日とめておくことで無駄な出費が減らせます。
クリフトンヒル街歩き
クリフトンヒルは、ナイアガラの滝を一望できる繁華街。
街全体がアミューズメントパークのような位置づけ。
面白い建物がたくさんあるので、見ているだけでも楽しい気分になります。
中に入らなければ、完全無料。私も外から写真だけ撮りました。
電線の上の人形

歩いていたら、たまたま発見。
後で紹介する「The WORKS Craft Burgers & Beer」の目の前にあります。
Believe it or Not(ビリーブイットオアノット)

中はミュージアムになっています。
Upside Down House(アップダウンハウス)

上下逆になった家。入場料を払えば、中に入ることもできます。
Burger King (バーガーキング)

見た目インパクトのバーガーキング。
The WORKS Craft Burgers & Beerでランチ

ハンバーガー屋さんでランチ。
ナイアガラ周辺のレストランは観光地価格で味もイマイチという噂。
ここはまずまずのクオリティでした。

値段はカナダドルなので一瞬「高っ!」と錯覚しますが、チップ込みで50USDくらい。
アメリカの物価を考えると、むしろ安いと感じました。
ナイアガラ・スカイホイール(観覧車)

ナイアガラの滝が一望できるガラス張りの観覧車。
大人15CAD、子ども7CAD。チケットはボックスオフィスで購入しました。

日本のようにゆっくり一周するのではなく、早めのスピードで3周くらいしました。
上から見たナイアガラの滝は絶景!
わが家は昼間の時間帯に行きましたが、夜景が見える時間はさらに素敵だと思います。
ナイアガラ・シティクルーズ(遊覧船)

クリフトンヒルから徒歩8分ほど。
一日目のメインイベント、ナイアガラ・シティクルーズ(遊覧船)へ。
わが家は、直前にオンラインでチケットを購入。(ボックスオフィスもあります。)
1時間単位(例:10:30~11:30)で販売されているので、その時間内に入場すればOKです。
一隻の船で700人ぐらい収容できるので、一見列が長そうに見えても比較的スムーズに乗船できます。
乗船時間は約20分。アメリカ滝→カナダ滝→アメリカ滝の順番で周遊します。

上から撮った遊覧船の様子。滝つぼのかなり中心まで攻めていることが分かります。
乗船する場所は、2階席の右前がオススメ。旋回方向の関係でビショビショになれます。
ポンチョはもらえますが(子供サイズあり)出ている部分はもれなく水浸しになるのでご注意を。
足元はサンダル、スマホの防水ケースがあると安心。
全く濡れたくない方は、ガラスで覆われた1階席もあります。

通常はエレベーターでフェリー乗り場まで行きますが、+3CADで坂道列車に乗ることもできます。
アメリカ側(霧の乙女号)との違いは?
アメリカにもナイアガラの滝近くまで行く遊覧船があります。
基本的に同じコースで周遊します。アメリカ側のポンチョの色は「青」、カナダ側は「赤」です。
アメリカ側は、花火が見える夜のツアーは運行していません。
ナイアガラの滝観光、アメリカ側とカナダ側の違いはこちらの記事で詳しく比較しています。

テーブルロック(展望台)

ナイアガラクルーズを出て、写真を撮りながら、30分くらいかけてテーブルロックへ。
テーブルロックはカナダ滝を真横から見ることができる展望台(無料)です。

すぐそばにはウエルカムセンターがあり、お土産などの購入ができます。
わが家はここでアイスクリーム休憩。
ヒルトン・ダブルツリーにチェックイン

散策後、少し休憩するためにホテルにチェックイン。
この日はダブルツリー・フォールズビューに宿泊。
観光に便利な場所にあるにも関わらず、値段は割とお手頃。
安心のヒルトンブランド品質で、家族連れでもゆったりと過ごすことができました。
Japanese Restaurant Yukiguniで夕食

お昼はハンバーガーだったので、夜は和食に。
単に宿泊するホテルの目の前にあるからという理由で選びましたが、思った以上に日本クオリティでビックリ。
店内にもチラホラ日本人のお客さんがいました。
下手にオシャレなカフェとか行くよりも安く抑えられます。
ホテルから花火鑑賞

ナイアガラの滝では、夜10時から花火があがります。
ダブルツリーの高層階の部屋からは、花火がキレイに見えました。
【その他・カナダ側の観光スポット】
- ジャーニー・ビハインド・ザ・フォール: カナダ滝が落ちてくる様がすぐ近くで見られます。
- ジップライン・トゥ・ザフォールズ: 高さ64メートルから滝つぼに向かって落ちていくジップライン。(対象年齢は7歳以上)
- スカイロンタワー: 高さ236メートルの展望台からナイアガラの滝が一望できるタワー。回遊レストランあり。
ナイアガラの滝・観光モデルコース(アメリカ側)
二日目は、カナダからアメリカに移動して観光します。
ホテルで朝食

この日は、ダブルツリーのレストランでゆっくりと朝食。10CADくらいのキッズメニューもありました。
カナダからアメリカへ国境越え

カナダからはレインボーブリッジを渡ってアメリカへ。
待ち時間もなくスムーズに国境越えができました。
聞かれたのは、ビザのステータスくらい。(I-94の更新はしていません。)
ホテルから国境を超えるまでの所要時間は、わずか15分ほどでした。
ナイアガラフォールズ・ビジターセンター

まずはナイアガラフォールズビジターセンターで情報収集。
ゴート島にパーキングがあるので、レンタカーをまずは駐車。平日は一日10ドル。金~日は15ドル。
カナダ側に比べると、幾分か良心的な感じの値段です。
テラピン・ポイント

アメリカ側は「ナイアガラ州立公園」になっています。
ゴート島・ルナ島・グリーン島を徒歩で渡りながら、カナダ滝・ブライダルベール滝・アメリカ滝の3つを間近で見ることができます。
散策ができるトレイルが整備されており、国立公園派のわが家としては、こちらの方が落ち着きました(笑)

ゴート島にあるTerrapin Point(テラピン・ポイント)からは、カナダ滝を真横から眺めることができます。
かなりの迫力!
ここでキレイに虹がかかった写真も撮れました。
【失敗談】
ナイアガラ州立公園では、アメリカの国立でお馴染みの「ジュニアレンジャーアクティビティ」ができます。
わが家は、完全にスルーしてしまい、後になって気が付きました…。
レアバッジがほしい方は、ぜひレンジャーに聞いてみてください。
風の洞窟

続いて、二日目のメインイベント「風の洞窟(Cave of Winds)」へ。
ブライダルベール滝のすぐ下まで行けるアトラクションで、わが家の子供たちは一番気に入っていました。
チケットブースで入場券を購入後、まずはミュージアムのような場所に移動。

時間になったら、トレイルを歩き、ブライダルベール滝まで大接近。
レインコートも配布されます。(子供サイズあり。)
階段を昇ったところが滝に最も近づける場所。ここに立つと、嵐のど真ん中にいるほどの暴風雨。

次男くんなんて、あまりにも楽しかったみたいで、3周もしていました。もちろんビショビショ。
滝の水行後は、すごくサッパリとした顔つきになっていました。
Snack Barで軽くランチ
カナダ側は、観光地化が進んでいましたが、アメリカ側は州立公園。
特にゴート島内は、全くと言ってよいほどレストランが充実していません。
子どもたちはお腹がすいたというので、風の洞窟付近にあったSnack Barでホットドッグを購入。
コストコ以下のホットドッグなのにコンボで10ドル越え。おにぎり握ってこればよかったと心底思ってしまう。
ルナ島・ブライダルベール滝を間近で見る

ルナ島は、アメリカ滝とブライダルベール滝のちょうど間にある小さな島。
滝の間を渡れるなんて、とても珍しい経験だと思いませんか。
ナイアガラの滝は、毎年3センチずつ侵食しています。
もしかすると、いつの日かルナ島自体がなくなってしまうのではと、不思議な感情になりました。

ブライダルベール滝のすぐ下に、風の洞窟があり、ビショビショになっている人たちが確認できます(笑)
グリーン島経由でプロスペクトポイント

ルナ島からゴート島に戻り、今度はグリーン島を経由して、絶景ビューポイントへ。
プロスペクトポイントでは、アメリカ滝とカナダ滝が一望できます。
オブザベーションタワー(展望台)

遊覧船「霧の乙女号」の出発地点でもオブザベーションタワー。
クルーズ以外で展望台のみを利用したい場合は、一人1.25USDで入場できます。

アメリカ側から全体を見たい方はここからのビューが一番おすすめ!
わが家もここでナイアガラの滝の見納めをしました。
Wegmans(東海岸のスーパー)立ち寄り

ホテルに向かう途中、Wegmansを発見したので立ち寄り。
Wegmansはニューヨークを中心に、東海岸で展開しているスーパーマーケット。
「アメリカで最も好きなスーパーマーケットランキング」で堂々の1位にも輝いています。
お惣菜系がすごく充実しており、店内もオシャレな雰囲気。

寿司コーナーには、お刺身が柵で売ってました。ニューヨーク州、羨ましいぜ!
郊外型のスーパーなので、レンタカーやマイカー派の方にオススメです。
Hampton Inn & Suites Buffalo Airport宿泊

次の日は、バッファロー空港からボストンに向けて出発。
そのため、空港から徒歩15分くらいのハンプトンイン & スイーツ バッファローエアポートに宿泊しました。
部屋は広々としており、快適でした。内装もオシャレ。
Danny’sでバッファローウイングディナー

せっかくバッファローに来たからには「バッファローウイング」を食べねば…と、人気店をリサーチ。
夕飯は、ホテルから車で5分くらいのDanny’sというレストランに行ってみました。
バッファローウイングとは?
鶏肉の手羽を素揚げにし、カイエンペッパーベースの辛めソースをまぶしたアメリカの料理。
ニューヨーク州のバッファロー発祥で、「チキンウィング」や「ウィング」とも呼ばれています。

ここのお店のバッファローウイング、とても美味しかったです。
ボリュームもあって、コスパよし。
プラス14.99USDでサラダバーも付けられます。
わが家は元が取れなさそうだったので、別でサラダを一皿頼みました。
ナイアガラの滝観光を子連れで楽しもう

ナイアガラの滝は、アフリカの「ビクトリアの滝」南米の「イグアスの滝」と並んで「世界三大瀑布(ばくふ)」と呼ばれています。
1万年前の氷河期に形成されたと言われている歴史的な滝。
その圧倒的な迫力に魅了されること間違いなしのスポットです。
さらに、少し車を走らせれば、本場のバッファローウイングも堪能できます。
ぜひ家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
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※ この記事は2023年6月の旅行記です。最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。