「フルコースの試食会!ウエディングドレスの試着!」
ハウスウエディングのブライダルフェアは、プレ花嫁を喜ばせる演出がたくさんあります。
幸せ絶頂期の中、そのような豪華ブライダルフェアに行ってしまったら、気分が盛り上がってしまい、正常な判断ができなくなるかもしれません。
ブライダルフェアで即決契約後キャンセル
従妹のTちゃんは、若いながらも私と同じくらいの時期に結婚式を挙げました。
最終的には、幸せいっぱいの結婚式を挙げることができましたが、そこに至るまでに「結婚式場をキャンセル&変更」という苦労をしました。
20代前半のTちゃんは、周りに結婚式を挙げた友人が少なく、結婚式準備に関してもほぼ無知。
ゼクシィを見て、第一印象で「素敵」と思ったゲストハウスのブライダルフェアに行ったそうです。
模擬挙式、試食会、ウエディングドレスの試着などをし、完全に花嫁気分。
見積もり書を渡され、自分たちの貯金内で出来そうだったので、即決契約してしまいました。
「結婚式場、決まったよ。でも、お金のことが心配で、見積もり書確認してくれない?」
先輩花嫁として、私に何かアドバイスしてほしいと、後日連絡を受けました。
見積もり書を見せてもらうと、必要最低限の項目しか入っておらず、改めて確認すると、何と倍くらいになってしまう計算でした。
≫≫ 結婚式場の値引き交渉術!契約前後のタイミングで割引してもらうコツ
「これだと、貯金が足りない。」
「やりたい演出も諦めないといけない。」
アドバイスした私としても、かなり胸が痛くなりましたが、超プラス思考のTちゃん。
「ここの式場はキャンセルしよう!もう少し安いところを探してみる。」
と、かなり前向きにキャンセルをすることにしました。
結婚式場をキャンセルする時の違約料金
Tちゃんは、申込金(内金)10万円をゲストハウスに支払い、既に本契約をしている状態でした。
仮契約の場合だと、キャンセル料はかかりませんが、本契約をしている場合は、キャンセル料はかかってしまいます。
【 結婚式のキャンセル料の目安 】
本契約後~150日前まで … 申込金の全額
149日~90日前(約3ヶ月前)まで … 見積もり金額の20%
89日~60日前(約2ヶ月前)まで … 見積もり金額の30%
59日~30日前(約1ヶ月前)まで … 見積もり金額の40%
29日~10日前まで … 見積もり金額の45%+外注解約料(司会など)
9日~前日まで … 見積もり金額の45%+外注解約料+納品済み物品代金
挙式・披露宴当日 … 見積もり金額の100%
Tちゃんの場合、結婚式の日にちまでが6ケ月ちょっと。
まだ、日にちに余裕があったことから、キャンセル料は申込金10万円で済んだそうです。
冷静に考えると、10万円でも多額。
ですが、結婚式場を変えなかった場合、150万円近く値上がりしていたかもしれないので、早めに決断をしてよかったと言っていました。
結婚式場の契約は、8日間以内にキャンセル料金なしで解約ができる「クーリングオフ」の対象外です。
基本的に、クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘販売に対する法律です。また、エステ、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービスなどは、対象です。
個人的には、結婚式場の契約も「長時間の勧誘」「不適切な見積もり」などがあるため、クーリングオフの対象にしても良いと思いますが、現時点では適用されません。
キャンセル後の結婚式場探し
10万円の痛い勉強料を払ったTちゃん。
しっかりと比較するために、結婚式場検索サイトを使って、かなりたくさんのブライダルフェアを申し込んだところ、それだけで3万円分のギフト券を稼げた!と言っていました。
さらに、相見積を取り、値引き交渉もしっかりしたため、キャンセルしたゲストハウスの金額を維持したまま、ランクアップした内容で契約できたそうです。
Tちゃんの場合、6ヶ月以内の結婚式を予定していたのも、割引が大きかった要素の一つ。
結婚式場では、なるべく空きを作らないために、6ヶ月以内の結婚式を安く上げられるプランを設けていることが多いです。
このように時期によっては、キャンセルした方がお得になるケースもあります。
また、引き出物は宅配サービスにして、安く購入できた分はランクアップしてゲストに還元してくれたようです。
私の両親は、Tちゃんの結婚式に出席しましたが、ランクが高いカタログギフトをもらっていました。
カタログギフトはすき焼き用和牛にしたので、私の胃袋にも還元されました(笑)
≫≫ 【引き出物宅配を徹底比較】口コミ&人気のおすすめランキングベスト5
結婚式場のキャンセルは幸せのため
「結婚式場を本契約してしまったけど、キャンセルしたい。違うところに変更したい。」
Tちゃんのように料金の折り合いがつかない、ウエディングプランナーとの相性がイマイチ、他に素敵な結婚式場を見つけてしまったなど、結婚式場をキャンセルしたい理由は様々です。
キャンセルには、違約金が必要なので、消極的になってしまうことがほとんど。
ですが、妥協ばかりしていたら、必ず後悔が残ります。
結婚式は、一生に一度のこと。
ぜひ、どうしたら自分たちが幸せな結婚式を挙げられるのか、考えてみてくださいね。