「お姑さんとの相性が悪い!」
「同居がストレス。もう離婚したい!」
今の時代、義両親と同居している割合は約1割。
マイノリティと呼ばれる部類ですが、同居の悩みは付き物。
現在、住んでいる地域は、同居をしている家庭が比較的多いです。
ママ友との会話でも「義両親との同居を後悔している!同居を解消したい!」と、愚痴をこぼしている人も少なくありません。
義両親との同居を後悔する理由
旦那さんとは、大抵好きで結婚していることが多いですよね。
でも、義両親は結婚が決まって初めて会うことがほとんど。
結婚して、一緒に住みはじめて、すぐに実の親子のような関係になれるのは、本当にレアケース。(実の両親よりも、義理の両親の方が相性が合うという人もたまにいますよ。)
育ってきた環境も、世代も違うわけですから、意見は違って当たり前です。
実際、同居をしたら、どのようなことにストレスを感じるのでしょうか。
食の好みが合わない
「私はヘルシー志向なのに、義両親はお惣菜ばかり。」
「忙しいから手抜きしたいのに、お姑さんは一汁三菜を強要してくる。」
食の好み、料理の仕方が違うことも少なくありません。
完全同居で、キッチンが一つしかない。
お姑さんの料理を食べる比率が高く、食の好みが合わなかったり、料理の仕方で常に文句を言われてしまったりすると、本当につらいです。
お金の価値観が合わない
バブル期を知らない私たち世代は、比較的お金に対してシビア。
一方、親世代は、年功序列で給料は右肩上がりが普通だったため、お金に対する価値観は全く違います。
友人の家の義両親は、祭りごとに射止めをつけないし、伝統や文化なども重んじているため、お祝いごともかなり盛大にやるそうです。
そのため、長男が産まれた年は、毎月数万円単位でお金がとんでいったと、かなり悩んでいました。
モノに対する価値観が合わない
最近は「断捨離」「ミニマリスト」「シンプルライフ」などの生活スタイルが好まれるようになってきました。
一方、親世代は、まだまだモノに執着する方も多いです。
「もったいない。まだ使える。」
「捨てたら罰が当たる。」
片づけをしようとしてもなかなか進まず、イライラしてしまうことも少なくないようです。
お菓子の空箱、粗品でもらったタオルなど、自由に処分できないのは、かなりストレスが溜まりますよね。
子育てに干渉してくる
子どもが産まれて、大人の数が多いと助かりますが、子育てに対して過度な干渉はストレス以外何ものでもありません。
私も、自分の実家に1ヶ月くらいの長期滞在をしたことがありますが、実母なのにかなりストレスでした。
孫がかわいくて、ジュースやお菓子をあげすぎたり、テレビを見せすぎたり、やりたい放題。
期間限定ならともかく、同居して常にこの状態だと、慢性的にイライラですよね。
生活習慣が合わない
休みの日に8時過ぎまで寝ていると遅いと言われる。夜更かしができない。
歳を取ると段々朝型体質になりますよね。独身時代は仕事や遊びにフル稼働だった私たちとは、時間の感覚って合いません。
しかも、台所が一つしかなくて、ご飯は食べるときは全員集合というサザエさん的一家だと、自分のペースでは動けません。
昔と違って「女は家事や子育てだけやってればよい!」と言う時代ではないので、オフの時くらいは自由にしたいというのが正直な意見ですよね。
義両親との同居ストレスを軽減する方法
あなたは、義両親との同居が辛いとき、以下のような行動をしていませんか?
【 NG行動パターン 】
- 意見を言わずに我慢する
- 無理に習慣や方法を変えようとする
- 部屋に引きこもる
同居でストレスを感じると、主に上の3パターンになることが多いです。
これらの行動は、ストレスを軽減するどころか、さらに関係を悪化してしまう可能性が高いので、気を付けてくださいね。
もし、あなたが同居ストレスを解消したいのなら、ぜひ以下の方法をお試してみてください。
要望は早めに伝える
我慢しながら暮らすのはストレスですし、あとになって「やっぱり嫌です」と打ち明けるのも、不快な思いをさせてしまうかもしれません。
大人なのでワガママ放題という訳にはいきませんが、ある程度は自分の意見を伝えることが大事です。
子どもにお菓子をあげすぎないでほしい、休みの日の朝はゆっくりさせてほしいなど、素直に要望を伝えてみましょう。
暮らし始めてすぐの時期は、お互いが価値観の探り合いをしている時期。
早めに自分の要望を伝えられれば、今後の生活で無理することも少なくなります。
とは言え、義両親に直接言いづらいときもありますよね。そのような場合は、旦那さんから伝えてもらいましょう。
無理に習慣を変えようとしない
結婚して家族になったとは言え、引越してきたあなたは、まだまだ部外者です。
義両親たちが、何十年と暮らしてきた生活習慣を変えるのは、ほぼ不可能。
例えば、キッチンの収納など、客観的に見ると、どうしてこうも使いにくいのだろう…と、思うこともあるかもしれません。
使いやすくするために、改善しよう!と出しゃばってしまうと、お姑さんとの確執に繋がる可能性大です。
「郷に入れば郷に従え」というように、まずは義両親のやり方を教わりましょう。
良好な関係が築けた後、相談しながら収納の改善などに取り組んでみたら、喜んでもらえると思いますよ。
仕事をして家にいる時間を減らす
結婚を機に仕事を辞めてしまい、彼の田舎に嫁いだ場合、家にいる時間はとても長いですよね。
毎日、フラフラ出歩くのも気が引ける、でも家に居づらい。そういった場合は、迷わず仕事をしましょう!
世の中の多くの女性が、一人で家事、育児、仕事をやらなくてはいけない中、同居している場合は、義両親という協力者がいます。
ここは、同居のメリットを最大限活かして、仕事に打ち込めば、家にいる時間は減って、お金は増えるので、嬉しいことばかり。
問題を解決する手段として、お金はないよりもあった方が良いです。
今はお金がない場合も、将来的にお金を貯めれば、完全分離二世帯にフルリフォームしたり、さっさと出ていって、自分の家を持つことだってできます。
完全分離の二世帯住宅にする
水回りも一緒、キッチンも一緒、くつろぎスペースも一緒だと、ストレスは溜まりますよね。
環境や世代が違うため、洗い物の仕方ひとつ取っても違いはあります。
その違いにいちいち干渉されたら、ストレスを感じてしまいますよね。
分離型の二世帯にすれば、生活空間がキッチリと分かれるため、違いが見えないようになり、余計なストレスが軽減します。
私の友人もは、完全分離型の二世帯に住んでいますが、干渉もほとんどなく、快適に過ごしています。
タウンライフ家づくりでは、あなただけのオリジナル二世帯プランを提案してくれます。
積水ハウス、大和ハウス、トヨタホームをはじめ、600社以上の優良住宅会社へ、一括依頼ができます。もちろん無料です。
各住宅会社から受け取った提案を、じっくりと比較&検討できるため、あなたに合った会社を見つけることができ、納得して家づくりを進めることができます!
割り切る
もし、色々試してみても、ストレスが軽減されない場合は、もう割り切るしかありません。
気を遣いすぎて疲れてしまったら、気を遣わなければいい。
私の友人も、お金の価値観、生活習慣など、ことごとく合わないと言っていましたが、一線を引いて自分たちの好きなように暮らし始めたら、ストレスがかなり軽減したと言っていました。
こういう言い方も何ですが、上手く利用させてもらえば、メリットも多いのが同居生活。
核家族だと、自分がインフルエンザでも胃腸炎でも、子どもの世話をしなくてはいけませんし、子どもを一人で家にお留守番させなくてはいけない時もあり、子育ての不安はとても多いです。
子どもの数よりも、大人の数の方が多い分、安心感があります。
また、多くの夫婦が、多額の住宅ローンを組まなくてはいけない中、リフォーム代金程度で済めば、自由に使えるお金は桁違いに多いですよね。
さらに、義両親に協力してもらい、働き続ければ、経済的不安はほとんどありません。
親も同じ人間
同居で感じているストレスは、自分だけだと思っていませんか?
でも、義両親も多かれ少なかれ、同じように気を遣い、ストレスを感じています。デリカシーがないお姑さんも、100%自分のペースで暮らしていることはまずありません。
他人が、ひとつ屋根の下で、共に生活することで、誰かが一人が楽で、誰か一人が辛い思いをすることはありません。
「同居のストレスは自分だけではない。相手も同じ人間。」と、一歩引いて、客観的に見てみてはいかがでしょうか。どうか、あなたの同居生活が少しでも快適になりますように。