「共働きなのに、全然お金が貯まらない!」
夫婦それぞれに収入があるダブルインカム。収入は十分にあるはずなのに、毎月赤字でボーナスから補填。全然、貯金ができていないってことはありませんか?
実は、ダブルインカムの共働き夫婦は、お互いのお財布事情が見えにくい分、貯金システムが作りにくい傾向があります。
- 財布は別で管理
- お互いの給与やボーナスの額を知らない
- いくら貯金しているか分からない
- 費用ごとの分担はしているけど、金額は相手任せ
お互いの仕事が忙しいと、なかなか家計管理をする時間が取れません。忙しい分、お金で解決してしまおうという考えも強くなります。
ですが、マイホーム資金、教育資金、老後資金など、人生は待ったなしでお金が必要。将来のお金の不安を取り除くには、なるべく早く行動にうつしていくことが賢明です。
今回のブログ記事では、以下の内容をまとめてみました。
- お金が貯められない共働き夫婦の特徴
- 共働き夫婦が貯金するための具体的な方法
ぜひ、お金の悩みを解決し、夫婦円満の幸せな家計改善を目指してくださいね。
貯金ができなかった共働き時代
私自身、結婚を機に転職をし夫婦共働きの暮らしをしていました。ですが、ほとんど貯金はできておらず、赤字になってしまう月も少なくありませんでした。
「どうして共働きをして、お金はソコソコもらっているはずなのに、思うように貯金ができないんだろう…。」
そう思いつつも、年間を通して、多少はプラスになっているので、そこまで深刻に考えることはありませんでした。共働きだから何とかなると思い、地方に新築の注文住宅も建てちゃいました。
わが家の転機は、主人の仕事で、東京への転勤が決まったとき。引っ越しを機に、共働き生活に終止符を打ち、専業主婦になりました。
しばらくは失業手当がありましたが、いよいよお金が入ってこない状況に陥り、「マズイ!」と意識改革。家計管理について、書籍やブログなどを読みあさって、イチから勉強。新築から古くて汚い社宅に引越すことで、生活レベルもかなり下がりました。
その結果、少しずつ貯金ができるようになっていきました。人って危機感を感じてやっと本気になれるんですよね。
現在は個人事業主として、再び共働き生活に戻りましたが、私が稼いだ分=貯金額になっている状態です。
専業主婦は、生涯で2億円の損をすると言われることもあります。ですが、共働きで稼いだとしても、家計管理ができていなければ、頑張って稼いだお金は水の泡になってしまいます。
共働き夫婦なのに貯金ができない理由
共働きの夫婦は、専業主婦家庭に比べて、お金が貯まりやすいはず。しかし、実際には「ちゃんと貯金ができている共働き夫婦」は、意外と少ないです。
まずは、共働きなのに貯金ができない夫婦の特徴をみてみましょう。
財布は別!貯金に対する危機感が少ない
「自分が稼いだお金は自由に使いたい。」
「貯金は、お互い余裕がある範囲ですれば大丈夫。」
共働き夫婦の場合、お互いに収入があるため、お金に対する危機感は少ないです。独身時代が長ければ長い分、自由にお金を使う楽しさも知っていますよね。
結婚後も、同じように自由になるお金を持ちたい方は少なくありません。生活費さえ分担しているだけで、お互いの収入を知らないという夫婦もいます。
共働きの場合、我慢しなくてもお金が足りてしまうんですよね。年間を通して、赤字になることがないので、お金に対して危機感を持っている方は少ないのではないでしょうか。
ですが「共働きだし何とかなるでしょ。」となっていると、家のローン、子どもの受験、転職で収入が減ったなど、経済状況が変わったときが大変です。
お互い貯めてると思っていたのに、数万円しかなかった!という状況に陥るかもしれません。
生活レベルが高い
共働きをしていると、専業主婦家庭よりも余裕があるので、生活レベルを上げてしまいがちです。そして、生活レベルは一度上げてしまうと、なかなか下げられないのが現状です。
特に「家」は、一生に一度の買い物だと思うと、ついついランクを上げたくなっちゃいますよね。私も、インテリアとかこだわっちゃう方なので、マイホーム購入のときは、かなり散財しました…。
幸か不幸か、共働きだとダブルローンで、高額な住宅ローンが組めてしまいます。どうせだたら良いものを…と、お金があると思うと、妥協できなくなるから不思議ですよね。
ですが、貯蓄ができていないのであれば、それは自分たちの身の丈に合った家ではないのかもしれません。その分、車を手放したり、旅行の頻度を減らしたりと、生活コストを減らす努力が必要になります。
教育費は家計のブラックホール
共働きで、子供と過ごす時間が少ない分、子供に対する出費が甘くなる家庭も少なくありません。
小学校に入る前から、習い事を掛け持ち。中学校受験に向けて、塾通い。私立中学に入学し、学費が必要。
無計画で教育費をかけてしまうと、じわじわと家計を圧迫する可能性も高いです。子どものためだと思っていたのに、教育ローンを借りる羽目になったり、老後資金が足りなくて子どもに迷惑をかけてしまったりするかもしれません。
共働き夫婦が無理なくお金を貯める方法
共働き夫婦の場合、危機感を持って、家や教育費など、生活レベルを上げすぎなければ、比較的容易にお金が貯まります。
ここでは、貯金スピードを上げるためのちょっとした意識改革をご紹介します。
価値観を共有する
お金は暮らしを豊かにするためのモノです。闇雲に節約をして目的なくお金を貯めることに対しては、賛成しません。
ですが、時間と労力を割いて稼いだお金を必要ないものに使うのは考えものです。
- 一度袖を通しただけで、クローゼットの中に眠るワンピース
- 靴づれをするからお蔵入りになったパンプス
- 手作りのお菓子を作ろうと意気込んで購入したグッズ
- 機能を使いこなせない最新家電
- 子供が嫌がるのに行かせている習い事
- 通っていない月会費のジム
- スマホのオプション料金や必要以上のギガ数
- 年数回しか使わない自家用車
この中で、当てはまるものはありませんか?
自分の価値観が定まっていないと、周囲に流されてムダ遣いをする頻度が高くなります。自分にとって何が大事なのか、何が幸せなのかが分かっているほど、満足度が高いお金の使い方ができます。
私の場合は、旅行をしたり、写真を撮ったりと、家族の思い出を共有することに重きを置いています。
その分、家賃の安い古くて汚い社宅住まいです。妥協できないと思っていたマイホームも、DIYなどでアレンジしたり、モノを減らしてスペースを広くとったりと、お金をかけなくても、快適な空間になっています。
さらに、固定費を大幅カットすることで、自由に使えるお金は増えます。
わが家では、夫婦でもお金の使い方について話合っています。「ここにお金をかけるなら、こっちは削らないとね。」と、夫婦で共有の認識を持つことで、お互いのムダ遣いを抑制できているのかもしれません。
夫婦別財布でも貯金額を明確にする
共働きをしていると、夫婦別財布の家庭は多いですよね。本来であれば、一括管理した方が分かりやすいです。
わが家は、基本的に夫の給料だけで生活しています。その中から、年間100万円以上貯金するのが目標です。社会保険料や経費を差し引いた私の収入も貯金。
そして、マイホームを賃貸に出して得ている不動産収入は、全額投資信託にまわしています。夫婦で一元化した方がスッキリします。
ですが、夫婦別財布で過ごしている方にとって、習慣を変えるのは、なかなか難しいですよね。
そこで、共同財布(共同口座)を二つ作ってみてはいかがでしょうか。
- 一つめの共同口座に、夫婦で無理なく貯金できる金額を入れる
- 二つ目の共同口座に、生活費を入れる
- 自分の口座に、自由に使えるお金を残しておく
ポイントは、先に貯金額と生活費(子どもの教育費、老後資金、マイホーム資金含む)を移してしまうことです。
そうすることで、貯金をしつつ、自分の口座に自由に使えるお金も確保できます。
▼ お互いの価値観を重視しながら貯金できる額を算出するは、年間予算表が便利です。
副収入を持つ
貯金と生活費を差し引いたら、実は自由に使える額って案外少ないことに気が付くのではないでしょうか。
最近では、副業OKの会社も増えていますし、家にいながら簡単に副収入を得ることもできるようになりました。
- フリマアプリやオークションで不要品を売る
- ハンドメイド作品を売る
- ブログやSNSで情報発信し、広告収入を得る
これらも、立派な副業です。月1~2万円のお小遣い程度であれば、無理なく稼ぐことができます。
夫婦共働きは最強の武器
お金を貯めるためには、支出を減らすか、収入を増やすかのどちらかしかありません。
共働き夫婦は、もともと収入はあるので、支出を減らすことができれば、一気にお金が貯まります。
仕事、家事、育児など、忙しい毎日かと思いますが、夫婦で家計管理について話し合ってみることから始めてみませんか?
最初の一歩さえ踏み出せば、夫婦共働きは、お金を貯めるための最強の武器になるはずです!