
「ライフプラン表を作りたいが、何を使っていいのか分からない。」
「エクセルやスマホアプリで簡単にシミュレーションしたい。」
人生の設計図と言われるライフプラン表。
将来、安心して暮らすためには大事なのは分かっているけど、専門知識や細かい設定が必要で大変そう…と感じていませんか。
できれば、手間なく正確なライフプランを作りたいと思いますよね。
実は、パソコンやスマホ上でオンラインで簡単に診断ができたり、エクセルテンプレートをダウンロードできたりするサイトはたくさんあります。
今回のブログ記事では、ライフプランに関する基礎知識と無料でライフプランがシミュレーションできるサイトをご紹介します。
ライフプランの基礎知識

そもそも、ライフプランとは、どのようなものなのでしょうか。
ライフプランは「人生の設計図」や「人生の計画表」と呼ばれています。
人生の中で想定される大きなイベントを考慮し、いつのタイミングでいくらお金が必要なのか、キャッシュフロー計画を立てていきます。
今の世の中、一生懸命働いて、特に贅沢をしない暮らしていたとしても、家計が崩壊してしまうことがあります。マイホーム破たん、老後破たん、教育資金破たんなど、多くのリスクと向かっていかなくてはいけません。
リスクを回避するためにも、しっかりとシミュレーションをして、将来について考えておく必要があるのです。
ライフプラン表はいつ作る?
人生には、ライフイベントという大きな節目があります。
具体的に言うと…
- 結婚する
- マイホームを購入する
- 子どもが産まれる
- 転職や起業する
- 定年退職する など
こういったライフイベントでは、まとまったお金が必要になります。
将来を見据えたお金の判断ができるように、キャッシュフローを把握することを強くオススメします。
ライフプラン表の役割は?
ライフプラン表の役割は、主に3つあります。
夫婦で共通の目的が持てる
ライフプラン表を作成することで、夫婦でお金の価値観を確かめ合うことができます。夫婦で、共通の目的を持っている家庭は、とても少ないです。
わが家も、ライフプラン表を作成するまでは、夫婦の金銭感覚には大きな差がありました。
ダンナさんは、本当に金遣いが荒く、節約の意識なんて微塵もない人でした。
ライフプラン表を作成し、将来的にいくら必要かを認識することで、「このままだとヤバイ」と感じてくれたらしく、貯金に対してかなり協力的になりました。家計の改善にも役立ちます。
夫婦共通の趣味である「旅行」に関しては、思い切ってお金を使うことが多いですが、固定費などは積極的に削減したり、積極的に投資をしたりしています。
お互いの価値観を共有し、好きなことに使うための節約をすることで、お金のストレスをかなり減らすことができました。
人生の三大出費に備えられる
人生の三大出費といえば…
- 教育費
- マイホーム購入資金
- 老後資金
これらの三大出費をコントロールすることで、将来の貯金額が決まります。
三大出費のうち、どこかにお金をかけすぎてしまうと、他が足りなくなってしまいます。バランスを見ながら、支出を決めていかなくてはいけません。
ですが、教育費をいくらかけると、老後資金が不足するのかは、頭の中だけでは計算できませんよね。ライフプラン表は、三大出費の比率を見える化してくれる優れてたツールです。
家計のキャッシュフローが確認できる
ライフプラン表を作成すると、現実を知ることになります。
中には、老後を迎える前に家計が破たんしてしまうという恐ろしいシミュレーション結果が出ることもあります。
老後を迎えてしまったら収入を増やすことは難しいです。
20~30代の若い時期に、家計のキャッシュフローを把握しておくことで、無駄遣いを減らしたり、収入を増やしたり、投資をしたりと、貯蓄に対しての意識が変わります。
ライフプラン表の具体例は?
ライフプランには、このような項目を反映させます。
ライフプランシミュレーションの項目
- 家族の構成、今後の収入と支出
- 加入する保険の一覧、死亡保障額
- 住宅ローンの返済計画、返済額
- 老後の年金収入額
- 毎年かかる教育費の推移と、その合計額
- 資産運用による収益の状況
- 将来の収入と支出、資産残高の推移を示すキャッシュフロー表
以下の画像は、後で紹介する「ファイナンシャルティーチャー」というオンラインソフトで作り、ダウンロードしたライフプラン表です。




(参考: まだライフプラン表作ってないの?無料ソフトで後悔ない人生設計を立てる方法)
ライフプラン表を作成することで、項目ごとに可視化し、ライフイベントごとの収支バランスの確認ができます。
ライフプラン表の作り方は?

ライフプラン表は何を使って作成するのが良いのでしょうか。以下の手段が考えられます。
- 手書き
- エクセル
- オンラインシミュレーション
- パソコンソフト
- スマホアプリ
- ファイナンシャルプランナーに相談
どの手段で行なっても問題ありませんが、きちんと未来をシミュレーションするためには、正確な情報が必要不可欠です。
教育費がいくらかかるのか、年金がいくらもらえるのかなど、一から調べて、まとめていくのはとても手間がかかります。
そのため、体裁が整ったテンプレートやシミュレーションソフトなどを利用すると良いでしょう。
無料ライフプランシミュレーター

インターネットさえつながっていれば、パソコンやスマホ上でライフプランがシミュレーションできるサイトはたくさんあります。
オンライン診断は、入力項目が少ないため、簡易的なシミュレーションができます。
はじめてライフプラン表を作成する方、時間をかけずに目安を知りたい方は、試してみてください。
メリット
- 大手機関や企業が提供しているものが多く、信頼性が高い
- 入力項目が少ない
デメリット
- 簡易的なシミュレーションしかできない。
日本FP協会
日本FP協会が提供するライフプラン診断は、わずか9項目に答えるだけ。10,000ケース以上のライフスタイルから将来の家計診断ができます。
選択式なので手間なく、シミュレーションが可能。FPからのアドバイスコメントも確認できます。
≫≫ ライフプラン診断
全国銀行協会
全国銀行協会では、世帯属性や収入などの簡単な質問に答えるだけで、ライフプランが完成する「きほんシミュレーション」と、さらに細かくライフプランを設定する「くわしくシミュレーション」があります。
きほんシミュレーションでは、自動車購入費や海外旅行費など、一般的な数値を元に算出されます。くわしくシミュレーションでは、老後の過ごし方なども指定できます。
SMBCコンシュマーファイナンス
家族構成、収入、貯蓄、支出、ライフイベント、ローンの6項目からシミュレーションできます。
シミュレーション結果は印刷もできます。後で見返したいときに便利。
iction!みらい家計シミュレーション
iction!みらい家計シミュレーションは、無料で使える家計診断ツールです。リクルートが提供しています。
65歳時点での貯金額が算出されるので、いつ、どの程度のお金が必要になるのか一目瞭然。収支と貯金の推移グラフも確認できます。
ツール自体がとても使いやすい。さすがリクルート(笑)
エクセルテンプレートを無料ダウンロード

オンライン診断の場合、平均的な数値を元に簡易的に算出するため、精度がやや低めです。
もし、あなたの価値観や暮らしのスタイルに合わせて、ライフプラン表を作成したいなら、エクセルのテンプレートを使うとカスタマイズがしやすいです。
メリット
- ライフスタイルに合わせて詳しく診断ができる
- カスタマイズが可能
デメリット
- パソコンがないと作れない
- エクセルの知識が必要
日本FP協会
日本FP協会では、オンライン診断に加え、エクセル版とPDF版のテンプレートを用意しています。PDF版で印刷し、手書きができます。
将来のライフイベント表、将来のキャッシュフロー表、家計の収支確認表、家計のバランスシートのテンプレートがダウンロードできます。
≫≫ ワークシート型ツール
ゼクシィ
結婚式情報サイトのゼクシィでも、エクセルテンプレートがダウンロードできます。ゼクシィでは、ライフプラン表の他に、家計簿のテンプレートも無料で提供しています。
数字を入れるだけで、自動計算ができるので、難しい設定は必要ありません。
Microsoft
マイクロソフトの公式サイトからは「ライフマネープランシート(1年間、10年間)」がダウンロードできます。
最大で10年間のみになりますが、金額を入力するだけで自動計算がされるテンプレートです。
≫≫ ライフマネーシート
ライフプラン表が無料で作成できるソフト

エクセルは使いこなせないけど、ライフスタイルに合わせて、さらに詳しく診断したい場合は、無料ソフトをオススメします。
カスタマイズが細かくできるため、かなり精度が高いライフプラン表が作成できます。
メリット
- ライフスタイルに合わせて詳しく診断ができる
- カスタマイズが可能
- スマホ上でも操作ができる
デメリット
- 設定がやや面倒
- 追加費用がかかるものもある
ファイナンシャルティーチャー
口コミで広まったファイナンシャルティーチャーは、現役のファイナンシャルプランナーも使うほど高精度なシミュレーションができるソフトです。
私もこのソフトを使って、かなり本格的なライフプランを作成しました。
アプリをインストールする必要もなく、パソコンやスマホのブラウザ上で操作ができます。また、エクセルやPDFへの出力も可能。全てが無料で使用できます。
FPUNIV
FPUNIVは、詳しくライフプランを作成するためのライフプランソフトです。
使用するためには会員登録が必要です。個人からビジネスまで使用するための料金プランが設定されていますが、一世帯の利用であれば無料プランで十分です。
遺族年金など、細かい計算が必要な部分も、正確にシミュレーションができます。
ライフプラン&家計の無料相談

ここまで紹介しましたが、ライフプラン表を作るのは正直面倒くさいですよね。
予期せぬ結果が出てしまった場合、何をどう改善してを良いのか分からなくなるかもしれません。そのようなときは、保険の無料相談を使ってみましょう。
お金の知識が豊富なファイナンシャルプランナーが、ライフプランや家計診断を含んだお金の裏技を詳しく教えてくれます。
メリット
- 話をしながら詳しく教えてもらえる
- 専門家の意見が聞ける
デメリット
- 保険の商品を紹介される
保険マンモスで相談
保険マンモスでは、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)を無料で紹介してくれます。
評判の良い保険相談は、他にもいろいろとありますが、個人的には保険マンモスで紹介してもらったFPさんが一番良かったです。

(画像参照:保険マンモス)
お金について興味を持つようになり、「ライフプラン」という言葉を知ったのも、この無料相談がきっかけでした。
貯金が十分にあったり、共働きで収入が良い場合など、保険の必要性がない場合は、無理に勧められることはありません。
わが家では、ライフステージが変わる度に色々と相談させてもらっています。何度もお世話になっているのにも関わらず、実際に保険を申し込んだのは、次男の学資保険のときだけ。
しかも、毎年ご丁寧にお歳暮を贈ってくれ、一生お付き合いしたいレベルです。
夫婦でお金について考えるきっかけになるので、ぜひ活用してみてくださいね。
\予約殺到!キッズ向け無料撮影会/

保険マンモスの予約裏技を一つ紹介します。
実は保険マンモスでは、アルバムアプリで有名なFammとコラボして、家計の相談付きのキッズ&ファミリー向け撮影会を行なっています。
プロのカメラマンが写真を無料で撮影してくれます。(データで10枚程度)
写真撮影にも、家計の相談にも興味がある方は、ぜひご利用ください。
お金の不安はライフプラン表で解決

今の時代、特に贅沢をしていなくても、家計が破たんしてしまうリスクがあります。
一生に一度のマイホーム購入で、ちょっとだけ背伸びをしてしまった。子供の将来を考えて私立の中高一貫校に入学させた。
今は大丈夫だと思っていても、老後資金が十分に用意できないことだってあり得ます。
ライフプラン表では、将来の収支計算がシミュレーションできます。少しでも不安を感じているのであれば、人生の設計図を作成し、今後の暮らしに役立ててくださいね。