「マイホームの購入には、頭金をいくら用意すればいいのだろう?」
低金利の今の時代、頭金なしでマイホームを購入する方も増えています。ですが、低金利とはいえ、高額な住宅ローンを組む場合、頭金は少しでも多い方が良いです。
借入可能額の上限まで借りてしまうと、特に贅沢をしていなくても「住宅ローン破綻」してしまう家庭もあります。
マイホームを購入するときの予算は果たしていくらが適切なのでしょうか。わが家が一戸建て購入の際、設定した目安金額を紹介します。
住宅購入の頭金はいくら必要?
一般的には、頭金は住宅価格の2割以上必要だといわれています。
これは、住宅ローンを貸し出す金融機関の多くが、融資割合を住宅価格の8割程度としているためです。
金融機関によってはそれを超えて貸し出すケースがありますが、資金計画の大原則は「なるべく頭金を増やしてローンの負担を少なくする」こと。
仮に3,000万円の住宅を取得するときには、600万円前後の頭金を用意する必要があります。わが家でもこのラインを守る資金計画を立てました。
年収の25%を目安とした返済プランは妥当か
住宅ローンの返済額が年収に占める目安の比率は25%~30%とされています。
例えば、年収600万の場合、600×0.25÷12=月12.5万円も支払わないといけません。月々にしてみて、どう思いましたか?年収600万円でも、手取りにすると400万円代後半。そう考えると、25%でも結構高いですよね。
ただ、これはあくまで目安の話で、家庭によって資金計画は異なります。まず、どんな暮らしをしたいのかを考えてみてください。
例えば、素敵なマイホームで毎週バーベキューをやったり家庭菜園を楽しんだり、家で過ごす時間を重視したいなら、お金をかけて最大限居心地の良い家にしても良いと思います。
もし、「旅行も行きたい」「子どもに習い事をさせたい」など家以外の要望がたくさんある場合は、住宅ローンは限度額いっぱい組まない方が良いでしょう。
わが家は、旅行も楽しみたい!インテリアも揃えたい!とお金は結構使います。
そのため、予算を決めるときにダンナさんの手取り月収の30%を最大にし、予算を設定しました。金額にすると、月々約8万円です。住宅ローン控除を踏まえると月々約7万円の計算になります。
まずはライフプランを立てることをオススメします。フリーソフトで簡単に作ることも可能ですし、保険の無料相談などでも作ってもらえます。
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ボーナス払いはなし・繰り上げ返済へ
ダンナさんの会社は、月収は少ないものの、比較的ボーナスが多くでるため、ボーナス払いを奨められました。ですが、断固して拒否しました。
今の御時勢、ボーナスがいつなくなるか分かりません。なので、リスクを減らすためにも、ボーナス払いはゼロにしました。
その代わり、少しでもまとまったお金ができたら、小まめに繰り上げ返済をするようにしています。繰り上げ返済のおかげで、マイホームに住みはじめて数年の間に、35年あった期間も既に5年縮まりました。
わが家の場合、田舎で土地が安かったため、比較的低予算で注文住宅を建てることができました。ですが、土地代が高い都心部だったら、注文住宅は諦め、中古住宅にしていたかも知れません。
身の丈にあった資金計画を!
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- 頭金は住宅価格の2割以上用意すると安心
- 月額支払額が月収の3割までに抑えることができる物件を探そう
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住宅購入は、一生に一度のものだと思うため、ついつい高額になりがちです。ですが、住宅を購入した後の人生の方が長く、ここで失敗するとずっと苦労し続けることになります。
くれぐれも、住宅ローンの支払額には慎重に。身の丈に合った資金計画を検討してください。
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