「メキシコ旅行に安く行きたい!」
「サンディエゴからティファナ空港に陸路で行けるって本当?」
カリフォルニア州サンディエゴは、メキシコ・との国境の街。
そのため、アメリカ⇔メキシコ旅行をする際にとっても便利なCBX(Cross Border Xpress)という陸路で歩いて国境越えができる「橋」があります。
今回のブログ記事では、CBX攻略方法とメキシコのティファナ空港を利用した体験談をまとめました。
旅費の節約になるし便利だし、既に2回利用しました。
CBX(Cross Border Xpress)を利用するメリット
CBX(Cross Border Xpress・クロスボーダーエクスプレス)は、アメリカのサンディエゴ⇔メキシコのティファナ空港をつなぐ橋です。
車ではなく、徒歩で渡ります。
この橋、侮るなかれ。旅行者にとって、大きなメリットがあります。
メリット① 料金が超安くなる
一番のメリットは、一度ティファナ空港に渡ってしまえば、メキシコの国内線が利用できるようになること。
試しに、グーグルフライトでサンディエゴからカンクンと、ティファナ空港からカンクンの片道料金を比較。
サンディエゴは直行便が出ておらず、乗り換え1回でこの値段。
ティファナ空港は国内線になるので、日本でいう新幹線のような感覚で乗ることができます。
メキシコ系の格安航空なので、快適性は望めませんが(席がリクライニングできないのにはビックリしたけど😅)数時間の我慢なので、価格優先!
メリット② イミグレーションの時間短縮
サンディエゴ⇔ティファナは、陸路(車や徒歩)で国境越えができます。でも、通勤や観光などイミグレーションを通過するまでに、何時間もかかってしまうことがあります。
CBXはティファナ空港利用者のみに限定されているため、通常のボーダーほど混雑しません。
また、簡単なイミグレーションのみで国境越えができます。
メリット③ メキシコの主要都市に直行便あり
ティファナ空港は、メキシコ内のハブ空港としてメキシコシティに次いで2番目の規模を誇ります。
メキシコの主要都市40か所以上に直行便が出ているため、格段に利便性が上がります。
以下、主な航空会社と就航先です。(参照:ウィキペディア)
【ボラリス】
アカプルコ、アグアスカリエンテス、カンクン、チワワ、シウダ・フアレス、シウダ・オブレゴン、コレマ、クリアカン、ドゥランゴ、グアダラハラ、エルモシージョ、ワトゥルコ、イクスタパ、ラ・パス、レオン、ロレト、ロスモチス、マサトラン、メリダ、メキシコシティ、モンテレイ、モレリア、オアハカ、プエブラ、プエルトバヤルタ、ケレタロ、ロス・カボス、サンルイスポトシ、タパチュラ、テピク、トレオン、トゥストラ・グティエレス、ウルアパン、ベラクルス、サカテカス
【ビバアエロブス】
カンクン、クリアカン、グアダラハラ、レオン、マサトラン、メキシコシティ、モンテレイ、モレリア、プエルトバヤルタ、ロス・カボス
【カラフィア航空】
ラ・パス、ロレト、プエルトペニャスコ、ロス・カボス
【アエロメヒコ航空】
グアダラハラ、メキシコシティ
わが家も、ビバエアロブス航空でカンクンとロス・カボスに行きました。(プエルトバヤルタも計画中)
CBX(Cross Border Xpress)利用前の準備
まずはCBXを利用する前の準備から。
初めてCBXを利用した際、これらのことを知らずに当日かなりバタバタしてしまいました。しかも、ホリデーシーズンで混雑していたので、なお大変でした。
2回目からは、事前にしっかり準備したところ、むちゃくちゃスムーズ。雲泥の差でした。
事前準備① CBXチケットの購入
CBXは有料です。
値段は、片道25ドルほど。時期(オフシーズン~ハイシーズン)によって価格が異なります。
チケット代は、事前にネット購入すると割引になります。(QRコード形式のチケット)
また、航空券とセットで購入することもできます。
事前準備② CBXの駐車場&シャトルバスを予約
敷地内に専用の駐車場があります。時期・場所によって値段が異なります。(20~35ドル/日)
駐車場を利用する場合は、満車になる可能性もあるため、できれば、ネット上で事前予約しておくことをおすすめします。(24時間前までキャンセル料無料。)
チケットと同じサイトで予約できます。
車がない場合は、サンディエゴの市内に加え、ロサンゼルス方面のシャトルバスも出ています。
事前準備③ イミグレーションフォーム(出入国カード)のプリントアウト
メキシコ在住者以外の観光客は、FMM Immigration Form(FMMイミグレーションフォーム)が必要になります。
CBXのゲート前に、パソコンが数台用意されており、当日記入も可能。(係員がいるので、分からない場合は聞けます。)
このイミグレフォームも、オンラインで事前に記入できます。
必要項目を全て記入すると、PDFがダウンロードできるようになります。(同じPDFがe-mailにも送られてきます。)
このPDFを印刷しておけば、当日渡すだけなので、とても楽チン。
事前準備④ I-94のプリントアウト(該当者のみ)
メキシコからアメリカに入国の際は、I-94を提示を求められる場合があるため、公式ホームページからプリントアウトしていきましょう。
CBX(Cross Border Xpress)の利用方法
続いて、サンディエゴからティファナ空港への移動する際の流れです。
エアラインカウンターでチェックイン
オンラインチケットなど航空券が手元にない場合は、アメリカ側のエアラインのカウンターでもチェックインができます。
わが家が利用した航空会社(Viva Aerobus)は子どものチケットがオンラインで発行できなかったため、チェックインカウンターで発券してもらいました。
CBXのゲート通過
CBXのチケットをかざすとゲートが開きます。
ここからは、標識に沿ってティファナ空港に向かって、長い橋を歩いていきます。
途中に小規模の免税店もあります。
橋といっても、完全にインドア。モールなどの連絡通路みたいな感じ。
アメリカとメキシコの国境で記念撮影
もちろん実際の国境があります。歩いて国境を越える体験ってなかなかできるものじゃないですよね。
ぜひ、ここで記念撮影を。(このときは、Day of the Deadっぽいデコレーションがされていました。)
荷物チェック&出入国審査
ティファナ空港に到着すると、まずはX線による荷物チェック。
その後、アメリカ出国&メキシコの入国審査(イミグレ)があります。ここは普通に英語が通じました。
ティファナ空港到着
ティファナ空港に到着後は、普通の国内線と同じです。
荷物の預け入れが必要な場合は、ティファナ側でチェックインカウンターに立ち寄ります。
メキシコの格安航空は預け入れ荷物が有料な場合が多く、わが家も手荷物オンリーで試みました。(ロストバゲージの心配もないしね😉)
出発前のセキュリティチェックを通過し、搭乗ゲートに向かいます。
ちなみにティファナ空港に入ると、完全にスペイン語になります。
空港内のアナウンスは英語と併用されている場合もありますが、橋一本渡るだけで、異国感満載でした。
数字(飛行機の搭乗時のアナウンスなどに使う)と挨拶くらいはスペイン語で言えるようにしておくと良いよ!
VIPラウンジあり
セキュリティゲートを通過した後には、VIPラウンジがあります。
Priority Passを持っている方であれば、追加料金なしで入ることが可能。
カウンターではカクテルなどのアルコール、本格的なカフェメニューなども用意されていました。
食事は、その辺を歩いているスタッフに頼むと、席まで持ってきてくれます。メキシコ定番の朝ごはん、チラキーレスもあります。
本格的なレモネードも美味しいのでオススメ!
そこそこ広いキッズスペースもありました。
私は、Hilton系のクレジットカードの特典を使ってPriority Passをもらいましたが、2024年からはこの特典がなくなってしまうんですね…また別の方法を探さなくては。
日本在住の方であれば、楽天プレミアムカードが年会費最安値でPriority Passがもらえます。
CBX経由でメキシコ旅行をお得に楽しもう
ティファナは治安が心配…という方も、CBX経由でティファナ空港に行くなら、基本的に安全です。
飛行機のチケット代は、アメリカ発に比べて割安になるので、スペイン語に抵抗がなければ、かなりオススメの方法。(私もスペイン語はできないけど、何とかなったから大丈夫!)
ぜひCBXを利用して、メキシコ旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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