
カンクン旅行の費用は?
予算はいくらあれば良い?
メキシコは物価が安いため、滞在費を安く抑えたいのであれば、節約しやすい場所です。
ですが、せっかくカンクンに行くのであれば、少し贅沢な体験もしたいですよね。
オプショナルツアーで遺跡やセノーテを巡り、オールインクルーシブホテルに泊まり、ビーチサイドでトロピカルドリンクを飲みながらゆっくりする。
もう最高です!!
わが家も、家族4人で4泊6日のカンクン旅行で天国のようなステイをしてきました。
実は、お得な裏技を使うことで、予算を抑えながらも高スペックな旅行ができるんです。
今回のブログ記事では「カンクン旅行でかかった全費用」と「お得にカンクン旅行を実現する方法」をご紹介します。
カンクン旅行のスペックと予算目安

今回の旅行は以下のような日程でした。
日程 | 行程 | 宿泊ホテル |
---|---|---|
1 | 直行便 | 機内泊 |
2 | カンクン空港着 オールインクルーシブホテルステイ | ハイアットジーヴァ |
3 | オールインクルーシブホテルステイ | ハイアットジーヴァ |
4 | オプショナルツアー(昼食込) ・グランセノーテ ・チチェン・イッツア ・セノーテイキル ・ピンクレイク | ハイアットジーヴァ |
5 | オールインクルーシブホテルステイ | ハイアットジーヴァ |
6 | カンクン空港発 直行便 | ‐ |
オールインクルーシブホテルステイを楽しみながら、オプショナルツアーも行く欲張りな日程。
▼ 宿泊したホテルの詳細 ▼

南カリフォルニア在住、4人家族(夫婦+小学生2人)のわが家。
年末のホリデーシーズンに、何も節約せずにカンクン旅行をした場合、おそらく以下のような費用になったと思います。
飛行機チケット(LAX⇔カンクン) | 3,200ドル(800ドル/人) |
ホテル宿泊費 | 4,000ドル(4泊) |
空港シャトル | 170ドル(往復) |
オプショナルツアー代 | 1,000ドル |
合計 | 8,370ドル |
日本円換算したら100万円越え。
アメリカの物価高騰で大打撃を受けている、一般駐在員には大きすぎる出費です。
この金額の旅をしようと思ったら、日ごろの生活をかなり切り詰めなくてはいけなくなるので、何とか安く抑えられないかリサーチしまくりました。
実際に、どのくらい節約できたのか詳しく解説していきます。
カンクン旅行にかかった費用と節約技
カンクン旅行の大きな出費は航空チケット代とホテル代です。
そのどちらかを節約できれば、予算を抑えることができます。
飛行機チケット代

👛 飛行機代:1861.54ドル
Viva Aerobus | 1641.54ドル |
Cross Border Xpress(CBX) | 220.00ドル |
飛行機のチケット代を節約する方法は主に2通り。
- マイル(クレジットカードのポイント含む)を貯める
- メキシコのLCCを使う
まず、マイルを貯めるのは王道ですね。
DELTAやUNITEDなどの航空系クレジットカードを作るだけで一気に数万マイル貯まります。
航空系のポイントは無期限で、キャッシュとの併用が可能なので、使い勝手がとても良い。
ただ、今回はコスパ重視でメキシコのLCCを利用することにしました。(貯まったDELTAやUNITEDのマイルは別の機会に使う予定。)
わが家は南カリフォルニア在住なので、国境すぐにあるヘネラル・アベラルド・L・ロドリゲス国際空港(メキシコ・ティファナ空港)を利用しました。
サンディエゴ側(Cross Border Xpress)から徒歩でメキシコに行き、メキシコのドメスティックフライトに乗ることができます。治安も問題ないです。
一点注意点があるとすれば、CBX利用料が往復約50ドル/人かかることです。オンライン上で事前支払いすると、少し割引になります。
メキシコのLLCとしてメジャーなのはこの3つ。
- VIVA AEROBUS(ビバアエロブス)
- VOLARIS(ボラリス)
- INTERJET(インテルジェット)
今回はビバアエロブスを利用。
まさかのリクライングもできない座席にビックリしましたが、価格はアメリカ便の半額でした。
フライト時間は5時間程度だったのでここは我慢。
その分、豪華なホテルステイやオプショナルツアーを楽しむことにしました。
サンディエゴ~ロサンゼルス周辺にお住まいの方は、こちらの空港も検討してみると良いかもしれません。
ホテル宿泊費

👛 ホテル宿泊費:119.36ドル
Hyatt Ziva (観光税x4日分) | 4.56ドル |
Teepee Night(@57.40ドルx2) | 114.80ドル |
カンクンのホテルでは、観光税のようなものが1日1ドルちょっとかかるようです。宿泊費と別で取られます。
ホテルで有料のキッズイベントも参加したので、その費用も追加されています。
ですが、ホテル宿泊費はゼロ。
ハイアット系のホテルは、周囲のオールインクルーシブホテルに比べると価格帯が少し高めです。
ハイアットジーヴァカンクンは、夫婦+小学生2人で予約する場合、オフシーズンでも$700前後/泊、ハイシーズンだと$1,000/泊近くします。
検索すると部屋代が500ドル台の場合もありますが、別途オールインクルーシブ費用が子供にかかるので注意してください。
ここで、究極の裏技!
アメリカ在住の方は、クレジットカードのポイントを使うと宿泊費を無料にできます。
❁ オススメのクレカ ❁
- Chase Sapphire Preferred … 入会特典ボーナスが60,000ポイント(年会費95ドル)
- Chase Freedom Unlimited・Chase Freedom Flex … 入会特典ボーナスが20,000ポイント(年会費無料)
合算すると80,000ポイント。
夫婦それぞれが同じクレジットカードを作れば160,000ポイントゲットできます。
実は、Chaseクレジットカードのポイントがむちゃくちゃ優秀で、ハイアットポイントへトランスファーが1:1で可能。
ハイアットジーヴァは通常シーズンで25,000ポイント/部屋(家族4人の場合は50,000ポイント)なので、クレジットカードを申し込むだけで、家族4人分の3日分の宿泊費に充てることが可能です。
ハイアットポイントが改悪されてしまい、現在は40,000ポイント/部屋(家族4人の場合は80,000ポイント)です。(2023年3月情報)
クレジットカードのポイ活は、アメリカ在住者にとって当たり前になりつつあるので、ぜひご活用ください。
わが家も、もちろんポイント利用。
4泊分だったので、4,000ドル(50万円)近く得した計算になります。
ハイアットジーヴァカンクンだけでなく、ハイアット系列ならばどこでも同じ手法で無料にできます。
カンクン周辺であれば、ジラーラ、ゾエトリ、ドリームリビエラ、グランドハイアットもあります。

空港シャトル代
👛 空港シャトル代:77.88ドル
Cancun Shuttle | 77.88ドル |
オールインクルーシブホテルでは、別途空港シャトルの手配をしてくれます。
ですが、ものすごく高いので、よっぽどのお金持ち以外は使わない方が良いです。
例えば、ハイアットジーヴァーカンクンの料金は以下の通り。
https://www.hyatt.com/en-US/hotel/mexico/hyatt-ziva-cancun/canif/maps-parking-transportation
- ラグジュアリー・5名まで(片道): 110ドル
- ラグジュアリー・5名まで(往復): 220ドル
- 標準・10名まで(片道): 85ドル
- 標準・10名まで(往復): 170ドル
安心を買うという意味でも、少々高すぎる印象です。
わが家はネット検索で出てきたCancun Shuttleというところで手配しました。英語には対応しています。
往復で約78ドル。バンタイプの完全貸し切り。
復路は、渋滞のため15分ほど遅刻。でも、WhatsAppのテキストメッセージでやりとりができたのでよかったです。
もし、日本のサイトで予約したい場合は、ベルトラの貸し切り空港送迎サービスもあります。片道50ドルほど。
オプショナルツアー代

👛 オプショナルツアー:880.00ドル
ベルトラオプショナルツアー(一日) | 880.00ドル |
オプショナルツアーはベルトラで予約。
レンタカーやバスを乗り継いで観光することも考えましたが、語学と治安の不安から、個人旅行は断念しました。
お金はかかりましたが、費用帯効果はとてもよかったです。
利用したツアー

わが家が利用したのは、大人気のカンクン4大観光地周遊ツアーです。
カンクンの人気観光地『 チチェン・イッツァ遺跡 』『ピンクレイク』 『グランセノーテ』 『セノーテイキル』を一日で全て巡ります。
朝5時にホテルにピックアップしてくれ、夜9時過ぎに戻る弾丸ツアー。
▼ ツアー詳細はこちら ▼



日本人ガイドさん同行で、各観光地について詳しく説明していただけました。観光バスにトイレもついており安心。
1日の弾丸ツアーで4大観光地(グランセノーテ・チチェンイッツア・セノーテイキル・ピンクレイク)を巡るツアーで、大人一人280ドルでした。
お土産代

👛 お土産代合計:28.90ドル
Starbucks | 16.50ドル |
Beach Market(マグネット) | 2.00ドル |
Pink Lake(マグネット・塩) | 6.50ドル |
Cancun Airport(シール) | 3.90ドル |
お土産はかなり控えめです。
と言うのも、結構な頻度でメキシコ出張がある夫。お菓子やお酒などは、いつでも頼めるので全く買っていません。
スタバのマグカップ、マグネット、ステッカーなど、定番のお土産だけにしました。
カンクンのお土産の価格は買う場所によって全く違います。
空港 > ホテル > ホテル繁華街 > ダウンタウン
小物類を買うのであれば、チチェン・イッツア内の路面店がとても安かったです。マグネット1ドルとかでした。
カンクン旅行合計費用
👛 合計費用:2889.80ドル
- チップは含んでいません。(+150ドル程度)
- 1ドル=20ペソで計算しています。
当初の予算の半額以下で夢のような旅が実現しました。
一人当たり約720ドル。ホテル代が完全無料にできたことが大きかったです。
カンクン旅行で失敗しないために

今回のカンクン旅行では、本当に良い思い出を作ることができました。
ですが、中にはかなりの予算をかけた割に、満足度の高い旅ができなかった、後悔が残る旅になってしまったという方もいます。
なぜそのような違いが出たのでしょうか。私なりに、満足度が高い旅をするポイントをまとめてみました。
オールインクルーシブのホテル代はケチらない
カンクンでオールインクルーシブホテルに泊まるなら、絶対にホテル代をケチらない方が良いです。
なぜなら、ホテルに滞在する時間が長く、ホテルの満足度が低ければ、旅の満足度も下がってしまいます。
オールインクルーシブホテルならどこも大差ないだろう。
少しでも安いところにしよう。
と、ホテルを決めるのはとっても危険です。
今の時代、ホテル予約サイトから口コミを誰でもチェックできます。とても参考になりますよ。
私はHotels.comで予約することが多いですが、最低でも8.0/10以上のホテルを予約するようにしています。
それだけでも、大きな失敗は減らせます。
しっかりとホテルの情報や口コミを確認し、ご自身の目的にあった場所を選ぶことをおすすめします。
メリハリをつけて観光する
カンクンは観光する場所も多く、ホテル以外のアクティビティもかなり楽しめます。
観光メインにしたい場合は、メリハリを考えてホテル予約をすると良いです。
観光する日は、オールインクルーシブの費用は無駄になってしまうので、ここは節約してもOK。(もちろん、口コミはチェックしてね。)
ダウンタウン方面なら4つ星ホテルでも、一部屋100ドル程度で泊まることもできます。
前泊付きのツアーを利用するのもアリだと思います。
≫ グランセノーテ+チチェン・イッツァ+セノーテイキル+ピンクレイク カンクン4大観光地1日周遊ツアー<昼食付/日本語カメラマン兼公認遺跡ガイド/前泊付プランあり>
カンクン旅行を避けたいシーズン
ビーチやプール、遺跡ツアーなどは、雨が降ってしまったら十分に楽しむことができません。
カンクンは雨季と乾季に分かれています。雨季は5月~11月、乾季は12月~4月。
ベストシーズンは、雨が少ない乾季です。
わが家は乾季の12月末に行きましたが、ビーチやプールに入ることもできたし、雨も一日目に少し降っただけだったので、過ごしやすかったです。
ただ現地の人曰く、雨季でもスコールや通り雨がほとんどで、1日中雨が降り続くことは少ないそうです。
メキシコの天気予報の的中率は10%程度なので、全部雨予報でも心配しなくて大丈夫。
最も避けなければいけない時期は、9月~10月です。本格的にハリケーンシーズン到来。
観光ができないだけでなく、フライト自体がキャンセルされ、最悪旅行に行くことができないという可能性も出てきます。
混雑する時期も注意が必要です。
【 混み合う時期 】
- 11月末(アメリカのサンクスギビング)
- 12月末~1月上旬(ホリデーシーズン)
- 3月末~4月(メキシコの復活祭)
- 7月~8月(バケーションシーズン)
例えば、12月。カンクンはベストシーズンと言われていますが、例年、北米(特にニューヨーク・シカゴ方面)に大寒波がくる時期でもあります。
実は、カンクン旅行の復路、わが家でも天候不良(濃い霧が原因)で、急きょ別の空港に不時着するという経験をしました。
私たちは半日遅れで無事に帰ることができましたが、カンクンに向かう便はキャンセルされてしまったようです。
ホリデーシーズンの飛行機はほぼ満席。天候不良などで飛ばなくなってしまうと、キャンセル拾いはほぼ不可能だと考えた方が良いです。
万が一に備えて、キャンセル規約、補償などをしっかりとチェックしておくようにしましょう。(クレジットカードに付帯されている場合もあります。)
質を落とさずに安くカンクン旅行を楽しもう

カンクン旅行は、アメリカ駐在生活当初からの家族の夢でした。
そのために、クレジットカードのポイ活を頑張ってきたといっても過言ではありません。
おかげで、質を落とさずに満足度の高い旅をすることができました。
ちょっと、ポイ活を頑張りすぎたこともあり、実はまだまだポイント・マイルは残っています(笑)
すでに折り返し地点に入ったわが家の駐在生活。残り期間で、どれだけ旅行にいけるか、また入念に計画しなきゃいけませんね。
どうぞ皆さんも、素敵なカンクン旅行ができますように。