節約を始めようと思ったときにまず最初に手に取るのが「サンキュ」や「ESSE」などの主婦雑誌ではないでしょうか。
主婦雑誌で決まって取り上げられているのが「家計管理」や「節約貯金術」。節約主婦たちのすばらしい家計簿や節約方法を紹介しています。
私も、お金を貯めようと思った時に読み始めたのが「サンキュ」でした。節約主婦たちの家計簿を見ては「こんなに食費を抑えてる」「毎月の生活費が20万円もかかっていない」「同じ歳なのに貯金額が2000万円以上」とビックリすることばかり。
それに対して「どうしてわが家は食費がこんなにかかっているんだろう…。全然貯金できていない」と落ち込むこともシバシバありました。
節約主婦雑誌は参考程度に!教科書ではない
節約主婦雑誌を教科書のように読みあさっていた頃「わが家も食費は2万円に抑えよう!」「大型旅行はいかずに、近場の無料スポットだけで!」と色々とチャレンジしました。
ですが、ことごとく失敗。既製品を使わずに毎日手作りしていたものの疲れてしまって、外食に逃げたり、レジャー費を抑えるはずがストレスが溜まって無計画にアウトレットモールに逃避行してムダ遣いしたり…
主婦雑誌に載っている節約生活を同じようにやってもお金が貯まるとは限りません。確かに主婦雑誌に特集されている節約主婦Aさん(仮)は、お金が貯められているかも知れません。
ですが、家庭環境や生活スタイルも様々。貯金2000万円の大半は独身時代に貯めていたものかもしれません。持家か賃貸(社宅や借り上げ)などでも大きく左右されます。
また、Aさんには食費の節約が合っていたけど、あなたは得意でないかもしれません。その代わりAさんが手をつけていなかった固定費の削減で、同じだけの節約効果が得られる可能性もあります。
自分の価値観を見つめ直そう
食費の節約は考えない
節約生活に成功するためには、自分の価値観を知ることが大事です。私の場合は、日々の細かい節約は苦手です。食費を削るために、スーパーをハシゴしたり、既製品を使わなかったりするとかえってストレスが溜まってしまいます。
そこで、食料品は生協の宅配使うことにしました。確かに一つ一つはディスカウントスーパーに比べると割高です。ただ小さい子供を連れて荷物いっぱい持って帰ることを思えば、負担なく買い物ができます。
また、生協の商品は時短家事に役立つものも多いです。レンジで温めるだけ、焼くだけなど簡単に調理ができるため、私のように料理が苦手な主婦には非常にありがたいです。作る手間や時間も省けるので、小さい子供を連れて外食に行くよりもかえって楽に思えるようになりました。
残念ながら、食費を2万円に抑えることはできていませんが、4万円台に抑えてられていることも少なくありません。
積極的に旅行やレジャーを楽しむ
私の場合、旅行へ行って新たな経験をしたり、非日常を味わうことが大好きです。毎週末、遠出のお出かけは金銭的にも時間的にも難しいですが、子供が嫌がらずに一緒にお出かけしてくれるうちは、色々な経験をさせてあげたいと思っています。
これは私が大事にしている価値観の一つ。節約したくないところなんですよね。
主婦雑誌の節約生活を真似してレジャー費を削ってもわが家の暮らしにはシックリきません。なので、どう削るかを考えるのではなく、どうお金を使うのかを考えるようにしました。
無計画に旅行に行きまくっていたら、お金はなくなっていくばかり。どうしたら好きな旅行やレジャーにお金を有意義に使えるか、年間計画を立てて予算管理をするようにしました。
すると、積極的に固定費を見直したり、不要品を処分してお小遣いを稼いだりと、旅行やレジャーにかけるお金をストレスなく捻出できるようになりました。
参考 メルカリはシンプルライフに最適!出品したらすぐに売れるフリマアプリの賢い使い方
結果的に、好きな旅行やレジャーにかけられるお金が増え、余分に貯金までできるようになりました。
価値観に合った節約術でストレスなくお金が貯まる
主婦雑誌に載っている節約貯金術は参考になります。ですが、あなたの暮らし、あなたの価値観に合うかは別問題です。
無理な節約、頑張らないとできない節約は長く続きません。自分の価値観に合った節約をすれば、ストレスも少なくお金が貯まります。皆さんも、自分にとって何が大事なのか、何にお金をかけると幸せなのかを考え、楽しい節約生活をしてみませんか。
自分の価値観を見つめ直すには、人生のミッションを考えるのがオススメです。ぜひやってみてください。