
「ノースカスケード国立公園の見どころは?」
シアトル近郊には、国立公園が3つもあります。
コーヒーの名前にもなっている「マウントレーニア国立公園」、アメリカ版屋久島のような「オリンピック国立公園」そして「ノースカスケード国立公園」です。
ノースカスケード国立公園は、シアトルから約3時間と比較的アクセスのしやすい場所にあるにも関わらず、知名度は低め。
エメラルド色の美しい湖が見られ、トレイルも充実している。しかも入園料は年間通じて無料です。
こんな魅力的な公園なのに、残念ながら詳しい旅行記は少ない。
今回のブログ記事では、ノースカスケード国立公園に行ってきたときの様子をまとめました。
どなたかの参考になれば幸いです。

シアトル旅行のついでに行ってみてね。
ノースカスケード国立公園の基本情報

まずは、ノースカスケード国立公園の基本情報国立公園の基本情報からご紹介!
ノースカスケード国立公園はどこにある?
ノース・カスケード国立公園は、その名の通りカスケード山脈の北部、アメリカとカナダの国境に位置しています。
ゲートシティは、シアトル。スターバックス発祥の地です。
ワシントン州は、ノースカスケード国立公園の他、オリンピック国立公園、マウントレーニア国立公園もあるので、ナショナルパーク巡りにオススメ!
シアトル・タコマ国際空港について
主要都市からシアトル・タコマ国際空港(通称:シータック空港・Sea-Tac Airport)への直行便フライト時間は以下の通りです。
- 日本(成田・羽田)からシアトル: 約11時間
- ロサンゼルスからシアトル: 約2時間45分
- サンディエゴからシアトル: 約2時間50分
- ニューヨークからシアトル: 約5時間15分
- テキサスからシアトル: 約4時間15分
ノースカスケード国立公園の料金は?
ノースカスケード国立公園は無料で利用できます。
ノースカスケード国立公園のアクティビティは?
ノースカスケード国立公園でできるアクティビティは、以下の通りです。
- トレイルハイキング
- ボート
- サイクリング
- フィッシング
- ワイルドライフビューイング など
ノースカスケード国立公園のベストシーズンは?
ノースカスケード国立公園内の施設は、主に5月中頃~10月上旬しか営業していません。
また、冬は寒さが厳しいため、6月~9月がベストシーズンと言えます。
9月後半に訪れたときは、長袖+長袖の上着で日中を過ごしていました。
ノースカスケード国立公園の所要時間は?
ノースカスケード国立公園は、広大な面積ですが、アクセスできるエリアは限られているため、シアトルからの日帰り旅行でも十分楽しめます。
ノースカスケード国立公園内の移動手段は?
基本的に、レンタカー(自家用車)の移動です。
ノースカスケード国立公園の見どころ
前日は、マウントレーニア国立公園に宿泊。
朝イチで出発し、約5時間くらいかけて、ノースカスケード国立公園にはお昼くらいに到着。
あまり長居はできませんでしたが、一目エメラルドグリーンのディアブロ湖を見たかったため、遥々訪れました。
滞在時間は、わずか3時間ほど。その中で、主要なスポット巡り&トレイルを楽しんできました。
パークサインの前で記念撮影

恒例のパークサイン記念撮影。(これまでの国立公園の旅行記はこちら。)
このパークサイン、すごく素敵だった。
ノースカスケードビジターセンター

まずは、ビジターセンターでジュニアレンジャープログラムの冊子をもらいました。
同時に子連れにおすすめの簡単なトレイルも聞いてきました。
- River Loop trail(1.8 miles):森林を抜けて川沿いを歩くルート。鮭の産卵が見られるかも。
- Trail of the Cedars(0.5 miles):ニューハーレムエリアの吊り橋が渡れるトレイル。
- Happy Creek Forest Walk(0.3 miles) :森の中の舗装された道を歩くトレイル
ロス湖展望台

ノースカスケード国立公園の道路は、スカジット川に沿って作られています。
そのスカジット川には、ダム(湖)が3つあります。その一つがロス湖。
駐車場からすぐの展望台では、ロス湖が一望できます。
ロスダム・トレイル

続いて、トレイルを歩きます。
ビジターセンターで教えてもらった「Happy Creek Forest Walk」に行くつもりでしたが、どうせだったらダムまで下りてみようとプラン変更。
これが思ったよりも大変でした。

ロスダムトレイルは、往復1.5マイルと短めながら、600フィート(150メートル)ほどの標高差。
後でみたら、Easy(初級)ではなくModerate(中級)のコース。
行きは、ひたすら下っていきます。

ここまできたら、もうちょっと。細い道を抜けると…

足がすくむような高さのダムの真上を歩くことができます。

問題はここから。グランドキャニオンのときのように、下った分、上がらないといけないんですね。
体力がある子供たちは、全然余裕。
歌まで歌いながら歩いていますが、大人たちはゼーゼー言いながら上りました。
結局、往復1時間以上かかりました。
ディアブロ湖展望台

ロスダムから車で移動し、2つ目のダム「ディアブロ湖」展望台(Diablo Lake Vista Point)へ。
楽しみにしていたエメラルド色の湖です。まさに、ペンキをひっくり返したような色。
天気がもっとよければ、さらにキレイに見えていたはず。

近くのキャンプエリアでは、湖におりられる場所もありました。ここは、駐車場からすぐ。
ゴージ・オーバールック

3つ目のダムは「ゴージ湖」です。
駐車場からすぐにトレイルがあります。わが家は、ここは歩かずに橋の上からゴージ湖を見てきました。

反対側には小さな滝も見られます。
ニューハーレム

ニューハーレム(Newhalem)は小さな街になっており、ダムを利用した水力発電所があります。
ここから、シアトルとその近郊に電力を供給しているそうです。

機関車も発見。
ここを起点にトレイルがたくさん出ているので、お時間がある方はぜひ。
最後にビジターセンターに戻り、ジュニアレンジャーのアクティビティを提出しバッジゲット。
トイレ休憩をして、シアトルに向かいました。
ノースカスケード国立公園でエメラルドの湖を見よう

ノースカスケード国立公園は、ディアブロ湖を見るだけでも価値があるなと感じました。
初心者向けのトレイルも多いので、半日~一日楽しむことができるナショナルパークです。
わが家はいけませんでしたが、ステヘキン(Stehekin)というフェリーまたは徒歩でしか行けないエリアもあります。
マイナーな国立公園(しかも無料で入れる)なのに、見どころが多く魅力的なので、機会があればぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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