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デスバレー国立公園を子連れで楽しむモデルコース|死の谷の見どころ

デスバレー国立公園・子連れ観光モデルコース

「デスバレー国立公園の見どころは?」
「死の谷に子連れで行っても大丈夫?」

とにかく「暑い」ことで有名なデスバレー国立公園。

世界最高気温56.67℃を記録した場所でもあります。

暑い暑い死の谷…… こんなところに子連れで行っても大丈夫なのか

と、心配になりますよね。でも、ご安心ください。

わが家も、子連れで行ってきましたが、みな無事生還しております(笑)

今回のブログ記事では、デスバレー国立公園の見どころと周遊モデルコースをご紹介します。

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ブログ記事の内容

デスバレー国立公園の基本情報

デスバレー国立公園は、アメリカの中で最も暑く、最も乾燥し、最も低い場所で知られています。

谷の中心部の標高は、海抜マイナス84メートルでと北米で最も低い土地(世界8位)です。

他の国立公園と比べると毛色が全く違うデスバレー国立公園。

まずは、そんなデスバレー国立公園の基本情報からご紹介します。

デスバレー国立公園へのアクセスは?

デスバレー国立公園は、ラスベガスを起点として観光コースが組まれることが多いです。

早朝に出れば、日帰り旅行で行くことも可能です。

  • ラスベガス:約2~3時間
  • ロサンゼルス:約6~7時間
  • サンディエゴ:約6~7時間
きら家の体験談

わが家は、サンディエゴの自宅から1泊2日で行ってきました。

デスバレー国立公園の料金は?

デスバレー国立公園の料金は以下の通りです。

  • 車:$30/台
  • バイク:$25/台
  • その他(歩きなど):$15/人

国立公園の年間パス(National Park Annual Pass)は$80です。

年3~4箇所回る予定があるのであれば、年パスを購入した方がお得になります。

(入園料金は、パークによって異なります。)

ちょこっとメモ

アメリカ在住の小学4年生は、年間パスポートが無料になります。

車1台分対象。Every Kid Outdoorsサイトに行き、ホームページから用紙をプリントし、ビジターセンターに行けば、年間パスポートと交換してもらえます。

デスバレー国立公園は、砂漠地帯の過酷な環境なため、ゲートに係員が常駐していないことが多々あります。

無人だからと言って「入園料払わなくてラッキー」と思わないでくださいね。

皆さんの入園料は、国立公園の保護活動に役立てられています

ちゃんと支払わない方が増えると、美しい国立公園が見られなくなってしまいます。(←こういうことを伝えるのも、ジュニアレンジャーの活動の一つ。)

ジュニアレンジャーとは?

5~12歳の子どもたちは、ジュニアレンジャープログラムへの参加が可能です。

Explore・Learn・Protect(探索・学習・保護)をテーマに、アクティビティをと通して、国立公園について学べるようになっています。

レンジャーから冊子をもらい、アクティビティを終えることでバッジをもらうことができます。

一般的に参加費は無料です。

入園料は、ビジターセンターやキオスクなどで支払い、レシートはボンネットの見えやすい場所に置いておきましょう。

デスバレー国立公園のベストシーズンは?

デスバレー国立公園のベストシーズンは10月~3月。

国立公園には珍しく、冬が最も観光に適した季節です。

夏場は50℃を越える日々が続き、とても外を歩くことはできません。

きら家の体験談

わが家は、3月の春休みシーズンに行ってきました。

デスバレー国立公園の観光で必要な日数は?

デスバレー国立公園の広さは、約134万ヘクタールという大きさでアメリカの国立公園で最大規模。

日本でいうと長野県より少し大きいサイズ感。

見どころもあり、各観光スポットの距離も長いため、丸1日取ると良いです。

わが家は、1泊2日で行ってきました。

デスバレー国立公園内の移動手段・シャトルバスは?

基本はマイカー・レンタカーによる移動です。

子連れで巡る!デスバレー国立公園のモデルコース

デスバレー国立公園では、巨大な砂丘、塩原、カラフルな渓谷など、日本ではお目にかかれない壮大な景色を楽しむことができます。

サンディエゴの自宅を早朝に出発し、果てしなく何もない道を約6時間ドライブ。

途中で野生のロバに遭遇するというレア体験をしながら、デスバレーに到着しました。

デスバレー・ストーブパイプ・ウェルズ

まず、デスバレー・ストーブパイプ・ウェルズのジェネラルストアでお土産を物色。

外のスーパーと少し高めですが、食料品も一通り揃っています。ガソリンスタンドもあります。

道を挟んで向かい側には、レストランやホテルあり。

ビレッジ全体が、ゴールドラッシュの開拓時代を彷彿とさせるような感じでした。

メスキート・サンドデューン(砂丘)

デスバレー国立公園観光・メスキート砂丘

谷の真ん中に突如現れるデューン=砂丘。砂丘というよりも砂漠。

きら

なぜ、このようなところに砂丘ができたか、気になったので調べてみたよ。

デスバレーでは、北側の山が侵食され、細かく砕かれた砂が風にのって谷へ。南側の山が障壁になり、この場所に戸惑ったと言われています。

この砂丘はスターウォーズエピソード4で使われたロケ地です。

デビルズ・コーンフィールド

デスバレー国立公園観光・デビルズコーンフィールド

デビルズコーンフィールドは、Arrowweedという植物がたくさん生息する場所。

ですが、あまりパッとしないのか、ほとんど観光客がいませんでした。

私も一応、写真だけ撮ってきた感じです。

ライオライト・ゴーストタウン

デスバレー国立公園観光・ライオライトゴーストタウン

私たちが行ったのは3月だというのに真夏並みの暑さ。

到着したのが既にお昼過ぎの暑い時間。他の観光スポットは、まだ涼しい次の日の朝にまわすことにしました。

この日はネバダのPahump(パーランプ)に宿泊予定だったので、少し寄り道して、ライオライトゴーストタウンへ。

厳密には、ここはデスバレー国立公園外になります。

デスバレー国立公園観光・ライオライトゴーストタウン

ライオライトは、1905~1910年のゴールドラッシュでぎわった街。

多い時は8,000人が暮らしていて、病院が3軒、オペハウスやコンサートホールまであったらしいです。

規模は小さめでしたが、ドラクエっぽい世界観を味わうことができました。

パークサイン前で写真撮影

デスバレー国立公園観光・パークサイン

二日目の朝、パークサイン前で写真撮影。東側のエントランスです。

朝一だったので誰もおらず貸し切り。

誰も通らないので、家族写真がお願いできずちょっと残念。

パークサインの前に車をとめる場所があります。

【 失敗談 】

バッドランドをはじめデスバレー全体が見渡せるという「ダンテズ・ビュー」に行く予定が見逃してしまい、残念ながらそのまま通過。

時間があったら戻ろうと思ったけど、無理でした。

標高の高さは1,669メートル。正面には3,000メートル級の山々もある絶景らしいです。

ザブリスキーポイント

デスバレー国立公園観光・ザブリスキーポイント

続いて、ザブリスキーポイントへ。駐車場から舗装された道を上がると展望台があります。

ザブリスキーポイントは、黄金色の山ひだが特徴的。

この不思議な形は、約1,000年前に黄金色をした泥が湖底に沈み、固まったと言われています。

太陽の光によって七色に輝き、朝日と夕日鑑賞スポットとして定番です。

わが家は日の出には間に合いませんでしたが、まだ朝の日が低い時期だったので、陰影がとてもキレイでした。

バッドウォーター

デスバレー国立公園観光・バッドウォーター

デスバレー国立公園と言えば、バッドウォーターを思い浮かべる方が多いはず。

バッドウォーターは、海抜マイナス86メートルのソルトフラッツ(塩原)です。

デスバレー国立公園観光・バッドウォーター

何万年も昔は、水深183メートル以上の塩水湖でした。

恐らく、長居年月を経て、あまりの暑さから湖が干上がってしまったのでしょう。

この場所は、かつては湖の底だった部分という訳です。何だか不思議な気持ちになります。

デスバレー国立公園観光・バッドウォーター

謎の惑星に不時着したよう。

特にトレイルなどもなく、どこまででも行けてしまうので、キリが良さそうなところで引き返してきました。

40台分くらいの駐車場が目の前にあります。

アーティストパレット

デスバレー国立公園観光・アーティストパレット

バッドウォーターから北上すると、アーティストパレット・ドライブコース(約9マイル)が出てきます。

一方通行になるので注意してください。

アーティストパレットは「絵具のパレット」に見えることからついた名前。

山肌が削れて、岩に含まれる色とりどりの鉱物が表面に浮き出てきている状態です。

近くで見られる展望台もあるので、そちらにもぜひ立ち寄ってみてください。

とは言え、子供たちが一番喜んでいたのは、後半の細い下り坂のドライブコース。

リアルなビッグサンダーマウンテンのようで、アトラクション気分で楽しめました。

ゴールデンキャニオントレイル

デスバレー国立公園観光・ゴールデンキャニオン

ゴールデンキャニオンは、金色の山を鉄砲水が削りできた渓谷です。(デスバレーのネーミングは、いつでも直球勝負。)

スターウォーズのロケ地にもなっており、人気のトレイルの一つ

予定では、レッドカセドラルまでの1.5マイルのトレイルを歩く予定でした。

デスバレーの暑さを舐めてた。

ちょっと歩いただけで、もう無理…となり、わずか100メートルくらいで引き返してきました。勇気ある撤退でした。

デスバレー国立公園観光・ゴールデンキャニオン

春~秋に行く場合は、早朝の時間帯をおすすめします。

ファーナスクリークビジターセンター

デスバレー国立公園観光・ファーナスクリークビジターセンター

最後に、ファーナスクリーク・ビジターセンターへ。

ビジターセンター前には、皆さん必ず写真を撮る「デスバレーの温度計」があります。

ほら、3月でこの気温。暑すぎる。

アメリカ国立公園・ジュニアレンジャーのバッジ

子供たちはここで、ジュニアレンジャーの誓いを行ない、バッジをゲット。

デスバレー国立公園観光・ファーナスクリーク

ファーナスクリークは、ビジターセンターの他、ジェネラルストア(スーパー)・ホテル・レストラン・ガソリンスタンドなどが集まっているビレッジです。

小さな空港まであります。砂漠のオアシスといった雰囲気。

トイレ休憩はここで!

デスバレー国立公園は、トイレは比較的たくさん設置されていますが、臭いがキツメのボットン系が多いです。ここはキレイな水洗トイレでした。

その他の見どころ

デスバレー国立公園には、オフロード(一応、道なのでオフではないか…)に近い砂利道を走らないといけない有名観光スポットがいくつかあります。

JEEPとかごっついのじゃないと、タイヤがパンクしそうで、わが家はやめました。

  • 悪魔のゴルフコース: 塩の結晶と泥が混じり合ってできた凹凸がどこまでも続く場所。こんな場所でゴルフができるのは悪魔ぐらいだというのが名前の由来。
  • レーストラック・プラヤ: 勝手に動くといわれる不思議な石がある場所。諸説ありますが、水・風・氷が一定条件が揃ったときに動くと言われています。

普通車でも行っている方もいますが、自己責任で判断してください。

デスバレー国立公園の注意点

デスバレー国立公園・子連れ観光モデルコース

デスバレー国立公園の暑さは殺人レベルで、ふざけ半分で行くとと真面目に命を落とす可能性があります

実際に行ってみて、注意した方が良い点をまとめました。

水を十分に持っていく

デスバレーに行く際は、必ず大量の水を持っていくようにしてください。

公式ホームページにも、目安として水を1ガロン(4リットル程度)持っていくように書いてあります。

わが家は、500㎖のペットボトル24本セットをトランクに積んでおきました。園外のスーパーで購入すれば、この量で5ドル程度で購入できます。

すぐに食べられる軽食(グラノーラバーやナッツなど)もあった方が良いです。

暑さと空腹のダブルパンチはかなりキツイ。

クーラーボックス&氷があるとさらに◎

ホテルのアイスベンダーは基本無料。わが家は、出発前にジプロックやタッパーに詰めて保冷剤代わりに使っています。

ガソリンと車の調子は万全に

水と同じくらい大事なのがガソリン

暑さでエアコンを使う上、高低差が激しい道をドライブするため、思った以上のガソリンが減ります。

炎天下の中、ガス欠になり、立ち往生でもしてしまったら、それこそ命の危険にさらされます。

デスバレー国立公園内には、ファーニスクリークとストーブパイプウェルズの2か所にガソリンスタンドがあります。

園外に比べると1ガロンあたり50¢~1ドル程度割高。

ガソリンが少なくなってヒヤヒヤするのも嫌だと思うので、パークに入る前に満タンにしておくことを推奨します。

エンジンオイルやタイヤの空気圧チェックもしておきましょう。

車のスピードは出し過ぎない

デスバレー国立公園の死亡事故で一番多いのが、単独の交通事故です

永遠に続きそうなまっすぐな一本道を走っていると、いつも以上にスピードが出てしまいます。

スピードリミットを守り、しっかりとシートベルトも着用するようにしてくださいね。

スマホは圏外になる

アメリカ国立公園では、スマホが圏外になることが多いです。

デスバレー国立公園も例外ではなく、GPSはほぼ無意味だと思った方が良いです。

また位置情報が正確でないと、本来行くべき場所とは違う場所を案内される場合もあります。(地図に記載がない道の運転は禁止されています。)

スマホをナビ代わりに使っている場合は、オフラインのグーグルマップをダウンロードしておきましょう。

紙の地図は、ビジターセンターなどで無料でもらえます。

危険動物に注意

トレイルを歩いているときは、茂みや影にサソリ、ガラガラヘビ、クロゴケグモが潜んでいる可能性があります。

クロゴケグモは、ガラガラヘビの15倍もの毒性を持つとも言われています。(死に至ることは、ほぼない。)

サンダルでトレイルを歩く人はまずいないと思いますが、足を守るためにもスニーカーかトレッキングシューズを利用してくださいね。

デスバレー周辺の宿泊施設・ホテル

デスバレー国立公園内のホテル・ロッジはこちら。

  • The Inn at Death Valley
  • The Ranch at Death Valley
  • Stovepipe Wells
  • Panamint Springs Resort

一番人気は、ファーニスクリークビレッジ近くのThe Inn at Death Valley

高台にあり、パームツリーに囲まれた庭園で、砂漠のリゾートという雰囲気です。

その他、キャンプサイトもあります。(予約は10月~4月のみ可能)

各宿泊施設の予約は公式HPにて。

わが家は、ふと1週間前に旅行の計画をしたため、園内ホテルが取れず…。

デスバレー国立公園から約1時間のPahrump(パーランプ)にて一泊しました。

デスバレー国立公園・ホテル

お宿は庶民の味方「ベストウエスタン」です。1室で130ドルくらい。

デスバレー国立公園・ホテル

値段だけでいうと「東横イン」的イメージだけど、この値段でこの広さこのクオリティなら合格レベル。

パーランプでは、何軒かワイナリーがあり、ワインテイスティングも楽しめるとのこと。

パーランプ・ワイナリーレストラン

ベストウエスタンから1マイルくらいの場所に、Artesian Cellars Wineryというワイナリーを発見したので行ってみました。

私たちが行ったときは、5ドルで5種類のワインがテイスティングが可能。

パーランプ・ワイナリーレストラン

さらにボトルを1本購入したら、テイスティング料金は無料。

食事メニューもあったので、ワインテイスティングを楽しみながら、そのまま夕食にしました。

ピザやパニーニなど。

子供たちはデザートまで注文してました。大人だけという訳にはいかないよね…(笑)

デスバレー国立公園観光を子連れで楽しもう

デスバレー国立公園観光

塩の砂漠とも言えるバッドウォーター、カラフルな山々が見られるアーティスツパレット、砂漠規模のメスキート砂丘。

少し離れればゴールドラッシュを彷彿とさせるライオライトゴーストタウンまで。

異色の景色が広がるデスバレー国立公園。

時期さえ選べば、子連れでも安全に観光を楽しむことができます。

暑さに気を付けつつ、素敵な旅を満喫してきてくださいね。

ここまで紹介してきましたが、デスバレー国立公園に関しては「ツアー利用」の方が良いかもしれません

車のトラブルなども気にしなくてもいいので、安心です。冷房ガンガンきいた車両の方が快適に過ごせますしね。

≫≫ ロサンゼルス発のツアー

≫≫ ラスベガス発のツアー

デスバレー国立公園・子連れ観光モデルコース

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