「幼稚園に入園したら、二大派閥があった!派閥争いに巻き込まれないようにするにはどうすれば良いのだろう?」
人が集まる場所に高い確率で出現する派閥。学校、職場、習い事など、大人になっても派閥争いに巻き込まれることも多いですよね。
そして、幼稚園や小学校のママ友の世界でも、派閥争いはあります。
今回のブログでは、派閥争いに巻き込まれず、女同士の人間関係をスムーズにくぐり抜ける方法をご紹介します。
幼稚園ママの派閥争いが怖い
私の息子が通っている幼稚園では、幅をきかせているママ友グループはありますが、勢力を持った派閥争いはありません。(←私が知らないだけかな?)
ですが、同じ小学校に通っているママから、隣の幼稚園では壮絶な派閥争いがあったと聞きました。
何でも二大派閥があり、かなり敵対していたようです。最近になって、その一つの派閥が解散したようですが、イジメや悪口は当たり前だったそうです。
ちょっとでも意見をすると、完全無視。ドロドロした関係が嫌で転園した人もいたくらい。教えてくれたママも、いつ自分がターゲットにされるかとビクビクしながら、幼稚園の3年間を過ごしたらしいです。
しかも、園長先生(男)を招くランチ会&カラオケが年に一度あり、ボスママたちはキャバ嬢のごとく園長先生の隣を牛耳って、親睦を深めるらしいですよ。
わが家の幼稚園生活が平穏でよかったと、心底思いました。
派閥を作る人の心理状態&特徴
「3人集まれば、派閥ができる。」
そう言われるように、人の集まりで派閥ができるのは自然なことです。
自分の存在を認めてくれる居場所がほしい。強い人に守ってもらいたい。
このような心理に基づいて、派閥が生まれてきます。
一見、派閥を作りたがるボスママは、唯一無二の強い存在に見えますが、実際には精神的に自立してなかったり、不安傾向が強かったりします。同じような精神状態な人たちが集まることで、一つの強い派閥が出来上がります。
派閥を作る人たちの特徴はどのようなものなのか、まとめました。
一人でいることに自信がない
「友達がいなくて寂しい人と思われるのが嫌。グループで行動しないと不安になる。」
派閥に属する人たちは、基本的に一人でいることに強い苦痛を感じていることが多いです。派閥内では、和を乱さないように「同調」するのが基本です。
自分の意見が違っていたとしても、周囲に合わせておくことで、仲間として認めてもらえます。
もちろん、仲間や友達がいることは、とても幸せなことです。ですが、無理して付き合うのと、いつかはほころびが出てきます。その矛先が、イジメのターゲットに向けられてしまいます。
人と比べて安心感を得る
人と比べたがる人は、自分に自信がない人が多いです。人と比べることで安心感を得ようとするからです。
「自分」という軸がないので、人を蹴落としたり、自分よりも劣っている人を見つけたりして、自分の地位を確認することしかできません。
そして、自信をつけるために、目に見える「派閥」という形で、自分に自信をつけようとしています。
悪口で結束力を高める
共通の敵を作ると結束力は高められますよね。スポーツの試合とか、クラス対抗とか、敵をつくることで仲間同士の繋がりを強めています。
派閥内では、結束力を高めるために「悪口」が使われます。敵対する派閥の悪口を言い合うことで、チームワークを強めていきます。
仲間同士で結束力を高めることは、とても良いことです。何か一緒にやりとげたい目標があったり、解決したい悩みがあったりですれば、信頼関係も築けます。
ですが、共通点が敵=悪口しかない場合は、もろい関係です。
自己掲示欲が強い
「誰かに認めてもらいたい!褒めてもらいたい!」
家事や育児をやるのは当たり前。夫や子どもに感謝されることもなく、心が満たされていないと思っている主婦はとても多いです。
仕事を辞めてしまうと、人から認めてもらう機会は極端に減ります。人に褒めてもらったり、認めてもらうために、グループに所属して安心感を得ようとします。
ですが、ママ友派閥の場合、ただの慣れ合いだったり、表面上の付き合いだったりで、安心感よりもストレスを抱える方が多いかもしれません。
暇
群れる=人のために時間を作ることなので、時間が余裕がある人しかでいません。
ワーキングマザーで仕事と家庭を両立している方は、分刻みのスケジュールで動いていますよね。私も、子供を保育園に預けて働いていたときは、派閥争いとは無縁でした。
最短ルートで夜ごはんの段取り、その間に洗濯して、明日の用意をして、持ち帰った仕事をして…と、頭をフル回転しています。正直、そんな面倒な派閥争いに関わる時間はありませんでした。
幼稚園は、仕事をしていないことも多く、比較的時間に余裕があるママが多いため、派閥にエネルギーを注ぎやすいのかもしれません。
ママ友の派閥争いに巻き込まれない方法
派閥争いが見えていないふりをする
派閥争いに気付いてしまった場合は、まずは「鈍感なふり」をして、適度に距離を置きましょう。あたかも、派閥争いが目に入らないように振る舞えば、大きな揉め事に巻き込まれることも少ないです。
例えば、ママ友から「○○さんって、みんなから嫌われてるよね。」と話しかけれたら、あまり深入りせずに「私、鈍感だから、あんまり気が付かない方なんだよね。ハハハ。」といいつつ、肯定も否定もせずに逃げます。
礼儀正しく挨拶だけはしっかりする
怖いから、関わりたくないからと言って、全く無視するのは、大人げないですよね。
派閥グループとは一線を置く形で接しつつも、挨拶だけはしっかりしておけば、基本的に身を守れます。
「今日は寒いね。」とか「もうすぐ遠足だね。」とか、当たり障りのない会話をして、その場を切り抜けましょう。
中立の立場を守る
「敵の味方は敵!」
派閥がある場合、どちらかの誘いを受けると、もう一方から敵視される可能性があります。女社会では、相手が「敵」か「味方」ということにとても敏感です。
もし、どちらか一方の誘いを受けたら、「敵」としての扱いになってしまいます。
どちらが味方かという派閥争いに巻き込まれないようにするには、誤解を招く行動は極力避けた方が安全です。
感謝しつつ誘いを断る
誘いの断り方は重要です。女性は「否定される」ことを極度に嫌います。
否定したつもりはなくても、否定されたと感じると、たちまち「敵」として扱われ、攻撃の対象になってしまうかもしれません。
例えば、ランチなどに誘われたときは「誘ってもらって嬉しいですけど…」と感謝しつつ、用事があるため行くことができないというニュアンスで断ると良いです。
そのうち「付き合いが悪い人」という位置づけになり、面倒な誘いを受ける回数も減っていくはずです。
自分軸をしっかり持つ
派閥争いは、自分の軸を持っていれば「巻き込まれた」と感じにくいです。
自分の考えや気持ちが定まってないまま、派閥に入ってしまうと、周囲の人たちに振り回されることになります。悪口や噂話が悩みの種となり、面倒な派閥争いに巻き込まれてしまった、本当にストレスだ、と感じてしまいます。
自分の軸を持つというのは「人からどう思われるか」ではなく「自分がどうしたいか」を考えることです。シンプルに考えて行動すれば、後悔したりストレスを抱えたりすることは減らせます。
派閥争いを回避して楽しく子育てしよう
幼稚園や小学校など、実際に入ってみないと、派閥があるかないかは分かりません。ほとんどの場合は、大なり小なりあると考えておいた方が良いでしょう。
今回の内容から「派閥争いは怖い!ママ友付き合いは面倒!」と思ってしまうかもしれません。(紹介しておきながら、すみません!)
ですが、派閥争いをしているのは、ごく一部のママたちだけで、大多数は関わらないように平穏に過ごしています。
派閥を避け、気が合う人同士で、上手に付き合うことができれば、ママ友は本当に頼れる仲間です。自分の軸をしっかりと持ってさえいれば、きっと楽しい園生活や小学校生活を送れるはずですよ。