「ママ友付き合いはしんどいから作りたくない。」「ママ友なんて必要ない。」
一昔前までは「公園デビュー」という言葉があり、主婦にとってママ友グループに属することが死活問題でした。
ですが、女性でも働いている人が増え、ママ友付き合いも少しずつ変わっています。そのような中で、ママ友はあえて作らないという「ママ友いらない最強説」まで出ています。
今回のブログでは、幼稚園児&小学生の母親として、ママ友が本当にいらないのか考えてみました。
ママ友付き合いはトラブルが多い?
ママ友付き合いをしたくない理由は、トラブルに巻き込まれたくないから。私も「そりゃないだろう…」というママに出会ったこともあります。
よくあるトラブルは、こんな感じ。
- グループを作って群れたがる
- 定期的なランチ会が面倒、出費もかさむ
- 無視される
- イジメや嫉妬のターゲットにされる
- ママカーストを作る
- 悪口を言われる
- ダンナさんの仕事や収入について詮索してくる
- 自慢話に付き合わされる
確かに、毎日このような生活になったら、耐え難いストレスですよね。
ですが、実際にはトラブルに巻き込まれるのも、ごくたまにの頻度です。わが家の長男くんは7歳になりますが、本当に嫌な思いをしたのは、数回だけ。それ以外は、比較的平穏に過ごせていますし、むしろメリットの方が多いように感じます。
そもそも、女同士の付き合いは、グループを作ったり、悪口大会になったりは、結構あることですよね。何もママ友付き合いに限ったことではありません。
ママ友の付き合い方
ママ友付き合いがしんどい理由は、距離感が上手に取れていないからではないでしょうか。
ママ友は「友」がつくため、何でも話せるような仲良しにならなくてはと思いがちですが、落ち着いて考えると、子供主体のママ同士の付き合いなんですね。
個人的な付き合いというよりも、社会的な付き合いと言った方が良いかもしれません。だから、がっつり友達になろうとするのではなく、会社の同僚程度の付き合いくらいが、丁度良いです。
風邪を引いたら「調子悪そうだけど、大丈夫?」と、声をかけてくれるくらいの仲。
だから、仲の良いグループを作って群れる必要もありませんし、個別に話すことができれば十分。ママ友付き合いは、あまり深入りせずに、あっさり終わらせておくと、不快なトラブルは激減します。
もちろん、付き合っていく中で、自然と仲良くなっていく人もいます。信頼関係を築くためには、ある程度の時間が必要と心得ておけば、ストレスも溜まりにくいです。
ママ友が必要な理由
結婚後も地元に住んでいて、知り合いが多い。昔ながらの友人にも同じくらいの歳の子供がいて、相談もできる。地域のことも熟知している。
このような状況であれば、正直ママ友は必要ありません。
ですが、わが家のように、転勤で知らない土地に引っ越してきたり、頼れる親戚が近くにいなかったりする場合は、ママ友は大事にした方が良いです。
子供の顔が分かる安心感
最近はご近所付き合いも少なくなり、隣に住んでいる人の顔も分からないという話も聞きます。ママ友付き合いをしていないと、周囲の人に子供の名前や顔を覚えてもらいにくくなります。
この差は、親の目がある幼稚園や保育園時代よりも、小学校に入ってからの方が、顕著に出てきます。
実際に、私も近所のママ友にお世話になったことは何度かあります。長男くんの小学校が半日のときに、次男くんの幼稚園行事が入ってしまい、一人で家に帰ってお留守番をしててもらうことがありました。
ですが、ちょっとトラブルが起きてしまい、長男くんは家に入ることができませんでした。その時、近所のママ友が助けてくれました。反対に、近所の子が困っているときは、助けたあげたこともあります。
子育ての根本は「助け合い」なんですよね。子供にとっても、頼れる大人が多い方がいいです。
また、小学生になると行動範囲も広がり、ママ自身が全て把握するのは難しいです。ママ友がいれば「長男くん、見かけたよ。」とか「仲良く遊んでたよ。」と、耳に入ることも多いので、安心です。
情報収集
ママ友付き合いをすることで、幼稚園のこと、小学校のこと、地域の病院やお店など、さまざまな情報を手に入れることができます。
地元のスポーツチームに入るときも、ママ友ネットワークは活躍します。例えば、あそこのサッカーチームのコーチは厳しいとか、人数が少なくてあまり活気がないとか、ネットでは調べられない情報をバンバン聞き出すことができます。
色々情報を知っている人は、噂好きで面倒だという反面、必要な情報を教えてくれることもあります。自分の私的な情報を言うと、後々面倒なので、距離を置きつつ付き合えば、とても強い味方になります。
リアルな育児体験が聞ける
子育てに悩みはつきものですよね。育児書通りにはいかないし、SNSでは子育てを楽しんでいる風のママの投稿にゲンナリ…。全然、子育てがうまくいかないと、悲しくなることも多いですよね。
でも、ママ友と話をしてみると、みんな同じように悩みを抱えていることが分かります。次男くんのワンパクぶりに手を焼いていたときも、ママ友の話を聞き、「男の子は仕方ないね。」と思えたり、アドバイスをしてもらえたりして、スッキリ解決しました。
幼稚園卒園前に、長男くんが制服のリボンをなくした時も「余ってるから」と貸してくれたり、制服のお下がりをもらえたりと、助かる部分がとても多いです。
子育ての悩みは、自分よりもちょっと先輩のママ友が一番参考になります。自分の母親だと世代が違いすぎだし、ダンナさんに聞いてもチンプンカンプンな答えしか返ってきません。ネットでもリアルな育児体験を調べることはできますが、やはり対面で話した方が良いです。
母娘だから、夫婦だからと言って、家族内で全て解決しようとすると、お互い負担になってしまいます。だからこそ、子育てをリアルに体感しているママ友は必要です。
ママ友付き合いは無理せずマイペースに
ママ友関係は、友達とも違う独特な関係です。
「ママ友関係は怖い。面倒。しんどい。」
確かに、一理ありますが、それだけではありません。ネット上の噂だけで、ママ友が必要ないと判断するのは、とても勿体ないこと。
信頼関係を築くことができたら、悩み多き子育て時代を過ごした戦友になれます。
一人で子育てをしていると、悩みにぶつかることはあります。そのようなときに、ママ友は心強い味方になってくれることでしょう。