「ベネッセの進研ゼミ小学講座を受講中だけど、何だか物足りない。Z会に乗り換えようかしら?」
小学校に入り、自宅学習用の教材を取り入れている家庭はとても多いです。
中でも、ベネッセのチャレンジ(進研ゼミ小学講座)は、不動の人気。
ですが、基礎レベルのチャレンジに対して、もう少し難しい教材を取り入れたいという方もいるのではないでしょうか。
わが家でも、小学校の入学に合わせて、タブレット型教材の「チャレンジタッチ」を導入ししました。
毎朝学校へ行く前に5~10分ほど、チャレンジタッチで勉強するのが日課となっています。
チャレンジタッチは楽しく続けられていますが、少し余力があったため、進研ゼミ小学講座のオプション教材「考える力・プラス講座」も申し込んでみることにしました。
今回のブログ記事では、実際に考える力・プラス講座を受講した感想を口コミレポートとしてまとめました。
- 考える力・プラスの難易度は?
- 考える力・プラスの料金は見合っているの?
- Z会と比べてどう?
- 考える力・プラスの効果は?
こういった疑問を抱えている方の参考になれば幸いです。
▼ チャレンジタッチの詳細記事はこちら。
≫≫ チャレンジタッチの難易度は?料金は高いの?口コミ・評判のまとめ
考える力・プラス講座の特徴
考える力プラスは、メインテキスト+赤ペン先生の問題+クラフトで構成されている教材です。
小学1~2年生は、国語・算数・理科・社会の4教科と自分作りのワークが用意されています。
低学年からも理科や社会の勉強ができます。
○か×ではない「考えさえせる問題」が豊富
考える力・プラス講座では、すぐに○か×か判断できる問題は少ないです。
文章を要約して「自分が感じたこと」をしっかり整理したり、ルールや規則性を導き出したり、勉強というよりも「考えを整理する」問題が多いです。
普段の学校の勉強では、計算の反復練習や漢字練習など、なかなか自分で考える経験が得られません。
考える力・プラス講座の計算問題は、単に足し算をしたり、引き算をしたりするだけでなく、どういう順番で問題を解けばいいのかも考えさせられます。
大人の私たちでも「ん?」と考えないと、解けない問題ばかりです。
体験学習で、問題解決力を養える
私自身、勉強=丸暗記という考えが強かったため、正直大人になって、勉強をしたものはほとんど忘れています。
記憶に定着させるために、一番良いのが「体験」を通じて学習すること。
実際に手を動かしたり、観察したり、検証したりすると、自然と記憶に残りますよね。
考える力・プラス講座では、小学校低学年からも体験クラフトで、毎月実験に挑戦できます。
実験をするだけでなく、仮説を立てて検証することで、「なぜそうなったのか」ということまで理解できるようになります。
小学校2年生の5月号では、身近にある「葉っぱ」の観察をしました。たくさんの葉っぱを比較して、規則性や多様性を調べてみました。
最終的には、絵の具を使って、葉っぱを使って作品を作ることで、達成感まで味わうことができました。
身近なテーマで社会のことも考えられる
例えば、5月と言えば母の日、母の日と言えばカーネーション。
そのカーネーションが、いったいどこから来て、どうやってお店に並べれたのかを考える機会はあまりありませんよね。
考える力・プラス講座では、身近な問題に目を向け、解決していく力が養えます。
小学2年生では、他にも、旅行と国際理解、お年玉と経済など、家族年表と時間認識など、普段の生活と関連づけて、分かりやすく学べる構成になっています。
考える力・プラス講座の疑問!
チャレンジの「考える力・プラス講座」を実際に申し込んでみたところ、本当によい教材でした。
ですが、ベネッセのホームページを見てもイマイチ分かりにくい。申し込む前に疑問に思うこともありますよね?
そこで、私自身が、疑問に思ったことと実際にやってみた感想をまとめてみました。
考える力プラスって難しいの?
「考える力・プラス講座が難しい」という口コミを多数見ましたが、問題の難易度的に言えば難しくはありません。
ただ、自分の考えをまとめて、自分の意見を答える。
そういった類の問題が多く、ちゃんと考えないと解けない問題ばかりなので、最初の方は難しいと感じるかもしれません。
わが家の長男くんも、最初は「意味が分からない!」とすぐにヒントを出してもらおうとしていましたが、一端スイッチが入ると、普段の勉強よりも集中して学習できているように思えます。
考える力プラスの目安学習時間は?
ベネッセのサポートで確認したところ、考える力・プラス講座の目安学習時間は、メインテキスト約60〜70ページ、1回約30分×月12回。
わが家では、週末の午前中に1時間勉強時間を設けていますが、十分に終わらせることができました。
進研ゼミ小学講座の教材は、25日前後のお届けですが、考える力・プラス講座は、毎月5日前後です。
考える力プラスは、親のサポートが必要?
親のサポートがあるかないかは、結構大事なところですよね(笑)
チャレンジタッチは、ほぼ親のサポートなしに進められますが、考える力・プラス講座はサポートは必要でした。
最初のうちは、どう問題を解いていいのか分からないことが多く、一人でやらせているとなかなか進みません。
少し声をかけてあげたりするだけで、スムーズに解けるようになるので、全く一人で学習させたい場合はあまり向いていないかもしれません。
また、丸つけや採点も必要です。
考える力・プラス講座には「答えと指導ポイント」の冊子があり、これがスゴイ分かりやすい!
教免を持っていない私ですが、この指導ポイントに沿ってサポートするだけで、子ども自身が自然と問題を解いていけます。
この冊子があれば、「上手に教えられない」「サポートできない」という心配はしなくても大丈夫です。
考える力プラスも赤ペン先生の添削はあるの?
考える力・プラス講座では、月1回の赤ペン先生の添削があります。
赤ペン先生も「考えをまとめて解答する」問題が多く、「考えたプロセスをより重視した指導」を行なっています。
考える力プラスの料金は?
【 料金体系 】
- 1~2年生 … 月々 2,403円
- 3年生 … 月々 2,787円
- 4年生 … 月々 3,667円
※ 1年分一括払いで割引あり。単体受講も可能。
小学校2年生の長男くん。
チャレンジタッチの受講料と合わせて、約5,600円。(わが家は1年分一括払いにしています。)
例えば、公文に通わせた場合、1教科につき約7,000円かかってしまいます。
そう考えたら、チャレンジタッチ(タブレット学習)で反復練習もでき、考える力・プラス講座で思考力を養えるなら、コスパ的にはかなり良いと思います。
もちろん、安い買い物ではありませんが、試してみる価値はあります。
考える力プラスのみで受講できるの?
考える力・プラスのみでの受講も可能です。
ただし、ベネッセの公式ホームページでは、セットで活用することを推奨しています。
- チャレンジ(進研ゼミ小学講座)→ 学校の学習内容の定着
- 考える力・プラス講座 → 学習した内容を使いこなすトレーニング
5年生からは、公立中高一貫校の「適性検査」にも対応しているため、中学受験対策にもなります。
もし、講座が合わなかった場合は、もちろん途中退会も可能です。
退会希望月号の前月1日までに電話連絡すればOKです。
一括払いの場合は、受講した月号を毎月払いに計算し直した上で、返金されます。
考える力プラスとZ会を比較
考える力・プラス講座と悩むのは、Z会小学生向け講座。
Z会と言えば、東大、京大をはじめとする難関大学合格に圧倒的な実績を誇る通信教育です。
Z会でも、「子どもの感性や可能性を引き出したい」「自分から学び考えようとする知的好奇心を育みたい」といった思いを形にした経験学習があります。
(画像出典: Z会 小学生向け講座)
Z会のカリキュラムも、かなり魅力的!トータルの金額もZ会の方が安かったです。(小1月4,114円~)
このカリキュラムを真剣に取り組んだら、難関大学も合格できる気になってきます(笑)
しまじろうと共に成長し、コラショと一緒に小学校の低学年期を過ごしている進研ゼミ信者のわが家。
すごく悩みましたが、チャレンジタッチ+考える力・プラス講座の組み合わせにしました。
公式HP ≫≫ Z会小学生向け講座
考える力プラスを受講する効果は?
「AIに人の仕事が奪われる。」と言われることも多いですよね。
オックスフォード大学の研究によると、10~20年後の日本労働人口の半数の職業がAIやロボットに代替されると推測されています。
確かに、大量のデータ処理、マニュアルの暗記、単純作業はAIの仕事になる可能性が高いです。
一方、過去のデータが少ない仕事や、数値化・単純化できない仕事は、人間の出番。
感性や経験に基づく創造的なアイデアを生み出す「考える力」が今後、必ず必要になってきます。
公立の小学校では、漢字の練習、算数の計算など、ほぼ反復練習が多く、思考力を使う機会は、残念ながら少ないです。
考える力プラス講座は、思考力を高める効果はとても高いと、私は思います。
小学生のうちから考える力を養おう!
「手順通りにはできるけど、自分で考えて動けない。」
私自身、社会に出て痛感したのは、こういった人が非常に多いこと。
中には、言われたことさえもできない社会人もたくさんいます。
残念ながら、この人たちの仕事は、AIに代替されてしまうでしょう。
小学生のうちから、思考力を学ぶことで、子供たちが社会に出た時に役立てることができるはず。
ぜひ、考える力・プラスで「しっかりとした思考力」「自分で生き抜く力」を培ってみてはいかがでしょうか。
公式HP ≫≫ 考える力・プラス講座
このブログ記事は、長男が小学2年生のときに書きました。
随時更新を心がけていますが、一部内容が古くなっている場合があります。
進研ゼミは、ニーズに合った教育を目指しているため、頻繁に改訂しています。また、価格も併せて変動しています。
最新の情報については、必ず公式ホームページにてご確認いただきますよう、お願いいたします。