「子育て中の専業主婦だけど、起業したい!個人事業主として働くメリットとデメリットは何だろう?」
年末に滑り込みで、個人事業主として開業届を出してきました。といっても、今までの生活で変わったことは何一つありません。
今まで通り、家事&育児は、ほぼワンオペ。昼間は2歳児の相手をしながら、夕方は小学生の習い事の送り迎え。8~9割は、一般的な専業主婦の生活をしています。
なぜ開業届を出したのか?
では、どうして開業届を出したのかと言うと…
現在、私の収入源はこのブログの広告収入とライター業です。ライター業は、依頼されたものをちょくちょくこなす程度。
ブログを始めていなけらば、今でも無収入。そう思うと、育児に翻弄されながらも、一歩踏み出せていてよかったと思います。
そして、毎月5~6万円は安定して稼げるようになり、多い時は10万円を超える月も出てきました。
専業主婦の場合、経費を差し引いて38万円以上稼ぐ場合は、確定申告の必要があります。そのため、私も今年は、確実に確定申告をしなくてはいけません。
確定申告をする際、青色申告というシステムを使うと、税制上優遇されます。
➡ 専業主婦が個人事業主へ!開業届を出す前に扶養&税金の疑問を解決
今年の確定申告で、青色申告をするためには、開業届が必要だったため、年末ギリギリに提出しました。
もちろん、開業届を出すまでには、将来の働き方(正社員で転職するとか、派遣で働くとか。)の葛藤はありました。ですが、「在宅ワーク」という働き方が、今の私にとってはベストだと思ったから、この道を突き進むことにしました。
専業主婦が個人事業主になり在宅で働くメリット
「子育てと仕事の両立に悩んでいる、在宅で働いてみたい。」と考えている方の参考になればと思い、「専業主婦が在宅ワークで個人事業主として働くメリットとデメリット」をまとめました。
まずは、メリットから。
メリット① 家族に合わせた働き方ができる
「転勤族で働けない。子ども小さいうちは家にいてあげたい。親の介護をしなくてはいけない。」
一億総括社会で、世の中が女性の社会進出の流れになっていても、外では働けない事情がある家庭も多いはず。
私も、ダンナさんの転勤で正社員で働いていた会社を退職することになってしまいました。結婚後、子育てと両立できるように、会社の制度改革をして、安定した地位まで築けたのに、退職したことでまた一からのスタートです。
在宅ワークなら、今まで積み上げたキャリアを、地方でも海外でも、どこに行っても引き継ぐことができます。
また、子供に合わせた働き方も可能。赤ちゃんうちはお昼寝時間だけ、幼稚園に行っている時間だけ。徐々に稼働時間を延ばしていくことができます。
メリット② 仕事量が自分で調整できる
会社で働いている時は、納期が決まっているものが多く、仕事量を全てコントロールするのは難しかったです。
早く仕事が終わっても、他の人の仕事がまわってきたり、イレギュラーのクレーム対応があったり…。
その点、在宅ワークなら、自分の体調や子どもの行事や長期連休に合わせて、仕事量を調整することができます。
メリット③ 職場に迷惑がかからない
「保育園から呼び出しがあったので帰ります。」
仕事に復帰して、約1カ月の間、息子が保育園に行けたのは、わずか3日間でした。インフルエンザ、アデノウイルス、胃腸風邪…。
次から次へと伝染病にかかり、私の心は折れそうでした。
私の職場は理解があり文句を言われたことはほとんどありませんが、迷惑をかけてしまったことが本当に辛かったです。
子供がいると、病気や行事など、どうしても会社を休まなくてはいけないこともあります。良好な人間関係を築いていたとしても、仕事を休むときは肩身が狭いのが現状です。
メリット④ ストレスが少ない
「満員電車で通勤のストレス。人間関係のストレス。夫婦の家事分担のストレス。」
仕事をすると、様々なストレスが出てきますよね。ストレスが溜まって散財してしまい、働いた意味がなかったという経験をした方も多いのではないでしょうか。(はい、私もその一人。)
私は、専業主婦の生活がメインなので、仕事上のストレスは、ほぼありません。むしろ、気晴らしになるし、自己顕示欲も満たされるし、お小遣いも増える!と、良いことだらけ。
「仕事量が多くて気が狂いそう。」と思えば、在宅ワークなら自分で仕事量をコントロールできます。
ただ、住宅ローンの返済がある、私立の学校に通う子供がいるなど、生活がかかっていたらそんなことは言ってられないと思います。
ストレスなく仕事をするためにも、まずはダンナさんの給料だけで、無理なく貯金できる基盤を作っておくことが大事です。
➡ お金がないなら固定費を削れ!家計の出費を減らすための節約チェックリスト
メリット⑤ 節税効果がある
サラリーマンとして働く場合、全てが給料天引きになってしまい、節税対策はほとんどできません。
個人事業主は、経費にできるものが多いため、実際に稼いだ額に対して、支払う税金を減らすことも可能です。
私も、この辺りはまだまだ分からないことだらけなので、時間を見つけながらブログでも随時アップしていきたいと思います。
専業主婦が個人事業主になり在宅で働くデメリット
「時間も場所も自由!いいことだらけ!」と思われがちの主婦の在宅ワーク事情。ですが、実際にやってみて、デメリットに感じることも少なくありません。
デメリット① 思ったよりも時間がない
都内の保育園は、ほぼフルタイム勤務ママで埋め尽くされているので、在宅ワークで認可保育園に入れるのは難しい。
となると、高い無認可保育園に入れるか、自宅で子どもを見ながら仕事をするかですよね。
私のように未就園児を見ながら在宅ワークをする場合は、まとまった時間は、ほとんどとれません。
稼働時間は、次男くんのお昼寝時間1~2時間、夜寝る前の1~2時間くらい。頑張れた日でも4時間がMAXです。
私の場合は、2歳児をお昼寝させるために、午前中は出かけたり、目一杯遊ばせたりします。お昼寝をしたら、一気に仕事モードに切り替えて、1~2時間集中して記事を書きあげる感じです。
依頼された記事やライター業務に関しては、あまりのんびりできないので、優先順位をつけて時間内にこなすようにしています。
デメリット② 思ったよりも稼げない
今でこそ、一日2~3時間くらいの稼働時間で、パート並みに稼げるようになりましたが、最初の頃なんて時給換算したら、100円以下。
私の場合は、ブログ=趣味の部分が多かったので、続けてこれましたが、「お金」だけを目的としている場合は、苦行以外何ものでもありません。
自らブログやサイト運営する以外にも、すぐに稼げる「記事作成」や「データ入力」などの仕事もありますが、やはり最初の単価は低いです。
中には、3ヵ月で50万円稼げた!という凄腕ブロガーやアフィリエイターもいますが、ほんの一握りで、いわば芸能人のようなもの。一般人はコツコツ地道に実績を積み上げていくしかありません。
デメリット③ 扶養を抜けてしまう可能性あり
基本的に、個人事業主として開業届を出したとしても、収入が低ければ扶養範囲で働くことができます。
ただし、組合によっては、開業届を出した時点で扶養から外れる場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
稼ぎが130万円を超えてしまったら、扶養を抜ける必要があるので、社会保険料を支払う必要が出てきます。
デメリット④ 経理の知識が必要
個人事業主になると、毎年1回の確定申告が義務付けられています。
青色申告は、複式簿記なので少し複雑になります。(私も今年はじめての試みなので、できるかかなり心配…。)
会社では、経理の人に「これ、お願い!」と渡していたことも、全て自己責任でやらなくてはいけません。
デメリット⑤ 雇用保険、失業保険などがない
個人事業主は、雇用保険に入ることができません。そのため仕事がなくなっても失業保険はもらえません。
病気やケガで働けなくなった時の傷病手当金がないため、無収入になる可能性もありません。もちろん、産休や育休中の手当てもありません。
もし、出産のため会社を退職して失業手当の受給期間を延長している場合は注意が必要です。
雇用保険に加入していて、出産を理由に会社を退職した場合は、失業手当の受給期間を最長3年まで延長できます。
個人事業主として開業届を出してしまうと、求職活動中ではなくなるので、受け取れるはずの失業手当がゼロになってしまいます。
子育てとの両立に悩む主婦の突破口になるかも
会社に属さずにやっていくのは、大変なことです。私も、まだ個人事業主になったばかりで、右も左も分からない状態です。
手探りながらも、自分にできること、やりたいことを進めていき、自分にとっての理想の暮らしを手に入れたいと思います。
「外で働かないとお給料がもらえない。」
もう、そういう時代は終わりました。専業主婦でも、在宅ワークをすることで、わずかでも収入を得ることができるようになります。
「子育てと両立したい!自由に働きたい!」
そう思っているのであれば、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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