
「ハウステンボスを子連れで楽しみたい!」
「おすすめのアトラクションは?」
「モデルコースや回り方は?」
四季折々の花、光の王国イルミ―ネーション、ハウステンボス歌劇団のショーなどが有名なハウステンボス。
最近では、VR・ロボット・ゲームにも力を入れており、注目のテーマパークです。
ただ、ディズニーランドやユニバーサルスタジオと比較すると、地味なイメージですよね。
子供よりも、年齢層が少し高い大人向けの印象もあります。
わざわざ、子連れで長崎まで行って楽しめるのだろうか?
と不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
今回のブログ記事では、わが家の体験談をもとに「子連れで行く!はじめてのハウステンボスの攻略法」をご紹介します。
ホテルやレストラン情報、子供向けのアトラクションなど、子連れでも楽しいハウステンボスの魅力をお伝えできたら、幸いです。
ハウステンボスとは?
ハウステンボスとは、長崎県佐世保市にあるオランダの街並みを再現したテーマパーク。
街並みのクオリティはとても高く、日本にいながら、海外旅行に行った気分になれます。
現在、観光地としても人気のハウステンボスですが、その歴史は順風満帆ではありませんでした。
1992年の開業以来、赤字続き。2003年には、2000億円を超える負債を抱えて経営破綻しまいます。
ですが、2010年に運命の出会いが訪れます。エイチ・アイ・エス(HIS)が経営支援を引き受け、半年で黒字に転換したという、かなりの大逆転ストーリーを持っています。
ハウステンボスの魅力

「テーマパークって、いつ行っても混雑していて、険悪ムードになる!」
ディズニーにせよ、ユニバーサルスタジオにせよ、人気のテーマパークはいつ行っても混んでますよね。
ハウステンボスは、良い意味でゆるい。
アトラクションも並んでいても、待ち時間が15分くらいだし、ゆっくり時間が流れている感じです。
また、若いカップル、家族連れ、お年寄り夫婦まで、年齢に合わせて楽しむことができます。
わが家も、父の古希&母の還暦のお祝い旅行だったため、三世代でハウステンボスを訪れました。
世代ごとの楽しみ方があり、皆が大満足の旅行でした。
≫≫ 還暦&古希のお祝い方法や予算相場は?父母との思い出作りに九州旅行をプレゼント
ハウステンボスの基本料金
ハウステンボスは、利用方法に応じて、チケットが選べるようになっています。
【 1DAYパスポート 】
- 大人: 7,000円
- 中人: 6,000円
- 小人: 4,600円
- シニア: 6,500円
【 散策チケット 】
- 大人: 4,500円
- 中人: 3,500円
- 小人: 2,200円
【 ムーンライト4パスポート 】
- 大人: 5,400円
- 中人: 4,600円
- 小人: 3,700円
- シニア: 4,900円
【 アフター5パスポート 】※キャンペーン中
- 大人: 5,000円 → 4,900円
- 中人: 4,200円 → 4,100円
- 小人: 3,300円 → 3,200円
- シニア: 4,500円 → 4,400円
他にも、2DAYパスポート、3DAYパスポート、オフィシャルホテル宿泊者専用のお得なパスポートなどがあります。
例えば、散策メインのおじいちゃんおばあちゃんは、散策チケット、子供世代は約50種類のアトラクションが乗り放題のパスポートなど、自由に選ぶことができます。
エポスカードでチケット代を割引購入

(画像参照:エポスカード)
ハウステンボスでは、エポスカードを使うことで、以下の利用料金が5%割引になります。
- 1DAYパスポート
- タワーシティレストラン
- 健康レストラン オーラ -AURA-
- おみやげショップ
エポスカードは、入会費&年会費無料のクレジットカードです。
エポスカード=マルイのカードと思われる方も多いですが、実はとても使い勝手の良い人気のクレジットカードです。

海外旅行傷害保険自動付帯されるので、海外旅行の保険としても活用できます。
他にも、富士急ハイランドや読売ランドの割引、全国の飲食店や温泉施設などの優待があります。
年会費もかかりませんし、お出かけ好きのファミリーなら、持っておいて損はないカードです。
ネットからでも簡単に申込ができます。
割引優待を受けるには、施設のお会計時にエポスカードで支払う必要があるので、ハウステンボスに行くまでにゲットしてくださいね。
公式HP ≫≫ エポスカード
ハウステンボスを子連れで攻略!
子連れで行くテーマパークは、何かと気を使いますよね。
広いハウステンボスで疲れてグズグズ…。そんなことになったら、せっかくの旅行も台無しです。
そこで、小さい子供や赤ちゃんと楽しく回るためのポイントをまとめました。
子連れ旅行は予習が大事
子連れ旅行は、大まかに計画を立てておくと、動きに無駄がありません。
ハウステンボスは、2ゾーン10エリアに分かれているテーマパークです。
東京ドーム33個分の広大な敷地は、街レベルのスケール。
① テーマパークゾーン
一つ目のゾーンは「テーマパークゾーン」です。人気のアトラクションが詰まったゾーンで、ハウステンボスで遊ぶ場所は、テーマパークゾーンになります。
- ウエルカムエリア
- フラワーロード
- アドベンチャーパーク
- アトラクションタウン
- スリラーシティ
- アートガーデン
- アムステルダムシティ
- タワーシティ
② ハーバーゾーン
二つ目のゾーンは「ハーバーゾーン」です。散策をしたり、食事を楽しんだりすることがメインです。
ハーバーゾーンのみの利用も可能です。料金は、大人(中学生以上)が1,000円、小人(4歳~小学生)が500円です。
- フォレストヴィラ
- ハーバータウン
全てのアトラクションを1日で回ることは、ほぼ不可能です。そのため、ある程度は予定を立てておいた方が動きやすいです。
食事の時間と場所、アトラクション2~3個くらいは決めておきましょう。
あまりギチギチに決めてしまうと、イライラしてしまうので(特に子連れ旅行は思い通りにいかないことが多い…)、時間に余裕を持った回り方がおすすめです。
移動はレンタサイクル

「レンタサイクルを利用したいけど、自転車が乗れない子供や、家族みんなで楽しみたい場合はどうしよう?」
ハウステンボスでは、2人乗りや4人乗りの屋根付きレンタサイクルもあります。
わが家が利用したのは、4人乗りのレンタサイクル。3時間レンタルしました。
前に子ども、後ろに大人、それぞれ2人ずつ乗ることができます。
真ん中には、チャイルドシートもついているので、自転車が漕げない子供も一緒に移動できます。
うちの次男くん(2歳)も、ストライダーくらいしかできないので、チャイルドシートを利用しました。
街並みがキレイなので、レンタサイクルだけでもアトラクションの一つになり、かなり楽しみながら移動することができました。
【 レンタサイクルの値段 】

(出典:レンタサイクルフィッツ)
【 場内ホテル宿泊特典 】
- 終日プラン 10:00~17:00 ¥2,000/台 (子供1人用 ¥1,500)
- オーバーナイトプラン 17:30~翌日10:00 ¥1,500/台 (子供1人用 ¥1,000)
ベビーカーをレンタルする
レンタサイクルの後は、2歳の次男くんのお昼寝愛作で、ベビーカーレンタルに切り替えました。
ベビーカーに乗せた途端、お昼寝に成功!ベビーカーを持参していたら、レンタサイクルに乗せれなかったり、移動が大変だったりで、ハウステンボスで借りて正解でした。
【 ベビーカーレンタル料金 】
- A型 … ¥1,000
- B型 … ¥400 (場内ホテル宿泊者はチェックアウトまで)
食事は事前予約か時間をずらす
ハウステンボスには、長崎名物料理を揃えたレストランが多数!
子供用のメニューに対応しているレストランもあります。
わが家は、お昼は11時過ぎ、夜は17時過ぎと、少し早目に食事をしました。
ランチ「海鮮と陶器の城」
ランチは早めに。11時過ぎで、待ち時間なしで入店できました。
長崎県は、漁獲高全国第2位です。北海道に次ぐ水産県!
海鮮と陶器の城は、新鮮な地元の魚介を使った海鮮丼やてんぷら丼などを、有田焼の器で味わうことができるレストラン。

お子さま舟盛丼もありました。

夕食「ロード・レーウ」
事前に予約をしておいたので、夕食は待ち時間なしで入店。帰るころには、行列ができていました。
ロード・レーウは、ステーキ&ハンバーグ専門のレストラン。
佐世保発祥のグルメ「レモンステーキ」、4種類ソースから選べるハンバーグ、国産和牛を使った特選ステーキなどが人気!

ここも、お子様セットあり。

ハウステンボスのレストラン予約は、WEBにて受け付けています。
【 予約が可能なレストラン 】
- プッチーニ(イタリアンレストラン)
- 変なレストラン(ロボットレストラン)
- トロティネ(自然派レストラン)
- オーラ(健康レストランブッフェ)
ハウステンボスの場内ホテル(オフィシャルホテル)に宿泊する場合、通常予約ができないレストランも、宿泊特典でネット予約ができます。
【 ランチ 】
- ピノキオ(ピザ&パスタ)
- とっとっと(長崎洋食)
- ロード・レーウ(ステーキレストラン)
- 海鮮と陶器の城(海鮮丼と海鮮料理)
- チーズワーフ(チーズ料理)
【 ディナー 】
- ロード・レーウ(ステーキレストラン)
- チーズワーフ(チーズ料理)
- アートガーデン 光のカフェ&バー(カクテル)
今回は、場内のホテルヨーロッパに宿泊したため、宿泊特典を使い、夕食のレストランを事前予約しました。
イルミネーションを見るなら、早めの夕食が◎
ハウステンボス内のホテルに宿泊する

日帰りではなく、泊まりでハウステンボスを訪れる場合、少し予算は上がってしまいますが、ハウステンボス場内のホテルがおすすめです。
小さい子連れや赤ちゃん連れは、負担なくハウステンボスを楽しめます。
【 立地条件が良いホテル(中心部に近い順)】
- ホテルアムステルダム(テーマパークゾーン)
- ホテルヨーロッパ(ハーバーゾーン)
- ウォーターマークホテル長崎・ハウステンボス(ハーバーゾーン)
上記のホテルに宿泊しておけば間違いないです。
わが家は、ホテルヨーロッパに宿泊しましたが、すっごくよかったですよ。
≫≫ ハウステンボス・ホテルヨーロッパに朝食付きプランで宿泊!子連れ旅行にオススメしたい5つの理由
VR(バーチャル・リアリティ)は年齢制限あり
長男くんはまだ7歳になったばかり。ハウステンボスのVRは年齢制限があり8歳以上のみ利用ができます。
小さい子供がVRゴーグルを使用すると、斜視や視力が低下してしまう可能性があるため、制限されているようです。
たった1歳の差ですが、楽しそうなアトラクションが減ってしまったので少し残念。
スリラーシティは年齢制限があるものが多かったので、ほぼスルーする形になりました。
年齢制限があるアトラクションは、ホームページなどでも確認ができるので、事前にリサーチしておくと安心です。
残念ながら、息子たちは、VRができませんでしたが、小さい子供や赤ちゃんでも楽しめるアトラクションは他にもたくさんあります!
なので、時間が余るということは全くありませんでしたよ。
幼児&小学生(低学年)が体験したアトラクション
「ハウステンボスってどんなアトラクションがあるの?おすすめは?」
わが家の息子たちが気に入ったアトラクションをリストアップしました。
幼児(2歳)と小学生(7歳)が体験できたものをご紹介します。
恐竜の森(アドベンチャーパーク)

恐竜の森は、成功率わずか1%のタイムトライアルゲーム。
簡単に言うと、ビッグスケールの宝探し。タブレットを持って、3つのミッションをクリアしていくゲームで、幼児~小学生ぐらいまで楽しめます。
シンプルなルールですが、とにかく難しい。わが家もミッション2で脱落してしまいました。
人数が集まってからの一斉スタートのため、少し待ち時間が発生する場合もあります。
天空の城(アドベンチャーパーク)

ビビりの長男くんが珍しく「あれやりたい!」と言ったのでトライ。
天空の城は、ロープや丸太などの巨大アスレチックで、日本最大級!
高さ3mと6・9mのコースがあり、小学生は3mコースのみチャレンジできます。
3mコースでも結構スリルがあり、長男くん途中で泣きはじめるというアクシデント…。
ですが、前に進まないとどうしようもないので、泣きながらも最後までやり遂げました。
アドベンチャーランドは子ども向けの遊具が多い
ふわふわの遊具が並んでいる「ふわふわランド」や人工芝のスロープを滑走する「キッズスライダー」もあり、幼児も遊びやすいです。
また、「The Maze」という巨大迷路も人気。わが家も行ってみたかったけど、「天空の城」で長男くんの心が折れてしまっていたので断念(笑)
釣りアドベンチャー(アムステルダムシティ)

長男くんが一番やりたかったのが、釣りアドベンチャー。
ゲームセンターに置いてある釣りゲームの巨大版。
大きいスクリーンで、巨大な魚釣りができるので、かなり楽しんでいました。
1回目はパスポート提示で無料。コンティニューは300円でできます。
DRAGON WORLD TOUR(アムステルダムシティ)
私が気に入ったのは、DRAGON WORLD TOUR。
何と、メリーゴーランドとVRが融合した新感覚のアトラクションです。
ハウステンボスはVRが充実しているので、せっかくだから体験してみたいけど、8歳以下の子供は無理。
このアトラクションは、子供は普通のメリーゴーランド、大人はVRゴーグル付きで乗馬できます。
たかがメリーゴーランドと思っていたら、侮れません!ドラゴンが世界旅行をVRで案内するストーリーでかなりリアルでした。
ちなみに、2歳の次男くんはVRなしでの付き添いが必要だったため、ダンナさんと交代で2回乗りました。
テディベアキングダム(ウエルカムエリア)

次男くんは「くまさんに会いたい。」というかわいいリクエスト。
テディベアキングダムは、世界のベアを700体展示するテディベア博物館。
皆さん、あまり興味がないのか、ほぼ貸切状態。次男くん一人はクマたちに大興奮していました。
マジメに見学すると、テディベアの歴史とか、クマ一体一体の表情の違いとか見ることができ、意外と興味深かったですよ。
ハウステンボスのお土産は?

アトラクションの休憩におすすめなのが、お土産ショッピング。
チーズの城、お菓子の城、カステラの城では、たくさんの試食があり食べ比べをすることができます。
カステラの城では、長崎名物のカステラが約200種類も揃うので、お土産選びには最適です。
ハウステンボス限定品もありました。

試食をしたチーズの城のフレッシュチーズケーキも美味しかったです。
常設の試食以外に、数種類が一度に試食可能な食べ比べタイムもあります。
時間が決まっているので、パンフレットにて確認するとベストなタイミングで行けます。
その他、白い観覧車(アートガーデン)、ドームシューティング360(アートガーデン)などもおすすめです。やはり敷地が広く、全て周るのは無理でした。
光の王国イルミネーション
ハウステンボスのメインイベントと言えば「光の王国」。
アトラクションよりも、私自身はイルミネーションの方を楽しみにしていました。
なかなか子連れでイルミネーションを見に出かけることができないので、良い経験ができました。
本物の火を噴く光のドラゴンロボット。

日本一の高さ66mから流れる光の滝。

迫力満点の3Dプロジェクションマッピング。

どれを見ても、本当に完成度が高いイルミネーションでした。
最後のプロジェクションマッピングは10時近く。
さすがに、子供たちを連れていくのは無理そうだったので、一度ホテルに戻り寝かしつけてから、20分ほどだけ親に子供たちを見てもらっていました。
久々にダンナさんと二人きりのデート気分(笑)三世代旅行は、こういう時にとても助かりますね。
ハウステンボスで子供と目一杯楽しもう!

長崎のハウステンボスは、子供が楽しめるアトラクションがたくさんありました。
待ち時間も少なく、街並みもキレイなので、ゆったりとした気分で過ごせます。
今回、遥々関東圏から長崎ハウステンボスまで行ってみましたが、とても大満足の旅になりました。
かなり長文にわたり「ハウステンボスの魅力」を書いてしまいましたが、参考になれば幸いです。
▼ 長崎旅行まとめ記事(旅行記の目次)はこちら

※このブログ記事は、2017年12月の旅行記です。最新情報については、必ず公式ホームページにてご確認ください。