
「工房系ランドセルで人気の鞄工房山本。口コミや評判が良いのはなぜだろう?」
鞄工房系のランドセルメーカーと言えば「土屋鞄製造所」の知名度が最も高いですよね。土屋鞄製造所の対抗馬として、人気が出ているのが「鞄工房山本」です。
わが家も、鞄工房山本のランドセルを購入しました。今回は、鞄工房山本の特徴と表参道にあるショールームに行ったときの様子をご紹介します。
ブログの目次
鞄工房山本のランドセルはこのような人にオススメ!
ランドセルは各メーカーによって特徴が異なります。そこで、まずは鞄工房山本のランドセルをどのような方におすすめしたいのか、まとめました。
鞄工房山本のランドセルをおすすめしたい方
- 本革のランドセルが欲しい
- 作りがしっかりした丈夫なランドセルが欲しい
- シンプルなデザインが良い
- 知名度のある工房系ランドセルメーカーが良い
鞄工房山本のランドセルをおすすめできない方
- オーダーメイドランドセルが欲しい
- 取っ手のあるランドセルが欲しい
- 落ち着いてランドセル選びをしたい
もし、条件や希望と異なる場合は、ぜひ以下の一覧表をご利用ください。大手のランドセルメーカーや流通系ランドセルの比較などもできます。

鞄工房山本ランドセルの特徴
鞄工房山本は、質が良いと口コミで爆発的に人気が広がったランドセルメーカーです。2016年と2017年には2年連続で、ネットでの販売直後に即完売するモデルも出ています。
何を隠そう、わが家が購入したのは2016年の大パニックになった年です。この年から、混乱を避けるために、ネット販売に限定しています。
そんな鞄工房山本ランドセルの魅力をご紹介します。
ショールームがオシャレ

鞄工房山本のショールームは、奈良本店と都内に2カ所(表参道と銀座)あります。
訪れたのは表参道にある鞄工房山本のショールーム。単純に表参道に遊びに行きたいと言う理由から、ウインドウショッピングがてら行ってきました。
ランドセルのショールーム巡りをするのであれば、銀座の方が便利です。
銀座は、鞄工房山本の他、池田屋、黒川鞄など工房系ランドセルメーカーがひしめき合っています。
また、三越や松屋など百貨店にもランドセルが置いてあります。一度で効率よくランドセル選びができますよ。
ショールームは、とても広々として、ヴィトンやDiorなどブランドショップのような雰囲気。全色が揃っており、一つ一つゆっくりと見てきました。
お昼頃に到着しましたが、同じような家族構成のお客さんたちが数組。試着をしたり、話を聞いたりしていました。
写真もどんどん撮ってくださいとのことだったので、遠慮なく撮らせてもらいました。
コバ塗り仕上げ

コバとは、革の裁断面のことを言います。一般的なランドセルは、裁断面に革を巻き付ける「ヘリ巻」加工がされています。
鞄工房山本では、「コバ塗り」という仕上げ加工を行っています。コバ塗りは高級紳士鞄のでも用いられています。
思えば、独身時代ダンナさんにプレゼントしたボッテガ・ヴェネタの財布もコバ塗りでした。(あの頃は景気がよかったなぁ…笑)今も大事に使ってくれていますが、10年近く経った今も少し削れたものの健在です。

鞄工房山本のランドセルは、コバを磨いてはニスを塗り、コバを磨いてはニスを塗りと言う大変手間のかかる作業を3回繰り返しています。
使いやすいポーチポッケ

鞄工房山本のランドセルは、手前に約8センチも開くマチ付のポーチポケットがついています。
実は、前面ポケットは、メーカーの個性が出るところです。ファスナー一本のストレートポケット、両側にファスナーがあるラウンドポケットなどがあります。
下見に行った「神田鞄」や「土屋鞄」のランドセルは、ファスナーが一本ストレートポケットで、少し入れにくそうでした。
鞄工房山本のポケットはサイドにまでファスナーがついているので、しっかり開いて出し入れがしやすく、収納力もありました。
縫製が抜群に丁寧

鞄工房山本な作りが丁寧なことでも有名です。「キザミ」と呼ばれる角の縫製は、今まで見たランドセルの中で一番キレイでした。細かいヒダが9つもあり、まさに職人技。
太い糸を使ったステッチも一寸の狂いもありません。これだったら、少々手荒な男子が扱っても問題なさそうです。
金具類に高級感を感じる

鞄工房山本のランドセルの金具は、少しクスミのかかった金属を使っています。鞄工房山本では、金具も職人が一つずつ磨き上げているそうです。
個人的に、金具がやたらとテカテカしていると、安っぽいランドセルに見えてしまいます。金具の使い方でも、ランドセル作りに対する「こだわり」を感じました。
また、鞄工房山本では、オートロック錠前を採用しています。合せるだけで自動で鍵がかかるので、そそっかしい子には便利な機能です。
カラーバリエーションが豊富

鞄工房山本は、カラーバリエーションが豊富です。牛革と人工皮革のバリエーションは、全部で17色。
「ワイン」や「キャメル」は上質な色調が好きな女の子にピッタリです。「紺」「モスグリーン」は男の子に人気の落ち着いた色味です。
コードバン(馬革)は、全部で8色。「夢こうろ染」という、古来の染め技法を取り入れた特別仕様も登場しました。室内と太陽光では異なる色合いが楽しめる珍しいランドセルです。
その他の機能
その他、鞄工房山本のランドセルの機能をリストアップしてみました。
- 全モデル共通のサイズ(内寸:高さ31㎝x横幅23.3㎝xマチ11.5㎝)
- A4フラットファイル対応
- デザイン的にもオシャレなアクセントベルトに白い反射テープで安全対策
- 15㎏程度の負荷がかかると外れるサイドのナスカン
- スタイリッシュなネームプレート(コードバンのみ名入れが可能)
- 型崩れしにくい側面の芯材 ← 本当にしっかりしていました!
鞄工房山本で人気モデルは?

店員さんに人気モデルについて聞いてみました。男の子に人気が高いのは、ANTIQUE BRONZE(アンティークブロンズ)というモデル。
女の子に人気が高いのは、ティアラモチーフがカワイイグレースシルバーというモデルだそうです。
アンティークブロンズには誕生秘話も。実は、工房主が自身の子供のために作ったランドセルが、アンティークブロンズの始まりだったそうです。
そのような素敵な背景も聞くことができ、ますます鞄工房山本が好きになりました。
鞄工房山本のランドセルで失敗する原因
わが家は、数あるランドセルメーカーを徹底的に比較して、鞄工房山本に決めました。全面的におすすめしたい気持ちは大きいです。
ですが、デメリットを考慮せずに、人気だという理由だけで購入すると「失敗した」と後悔してしまう可能性もあります。
そこで、鞄工房山本のランドセルのイマイチな点についても、まとめておきました。
肩ベルトが立体的でない

鞄工房山本のランドセルは、立体的な肩ベルトを採用していません。
セイバンの天使のはねが代表例で、肩ベルトを立体的にすることで、肩への負担が軽減し、体感も軽くなると言われています。
息子も、他社の立体的な肩ベルトの方が背負いやすいと言っていました。ちなみに、土屋鞄も立体的な肩ベルトを使っていません。
大きな「持ち手」がついていない
鞄工房山本のマイナスポイントは、大きな持ち手がついていないところです。
大きな持ち手は、大手のランドセルメーカーでは標準機能になっていますが、工房系ランドセルメーカーは、未だについていないことが多いです。
持ち手がついていれば、ランドセルの出し入れもスムーズです。
男の子は乱雑にランドセルを扱いがち。ロッカーから取り出すときに、持ち手がないと、肩ベルトを引っぱってしまうと、ランドセルが痛む原因になってしまいます。
また、親がランドセルを持つときも、大きな持ち手は便利です。
工房系ランドセルメーカーは、持ち手がついたモデルは少なめですが、萬勇鞄(まんゆうかばん)は、丈夫な持ち手を標準装備。また、肩ベルトも立ち上がっており、背負い心地が良いと、実際に購入したママ友が言っていました。
口コミも良いランドセルメーカーなので、よろしければ、比較してみてくださいね。

鞄工房山本ランドセルの詳細情報
鞄工房山本のランドセルは、「シンプルなデザインが欲しい。しっかりとした本革のランドセルが欲しい。」と言う方にぴったりのランドセルです。
毎年、早い時期に完売することが多いので、確実にゲットするには、販売開始と同時に購入することをおすすめします。
【ランドセルの購入特典】
- ランドセルと同じ革で作った「しおり」
- オリジナルA4連絡袋
- 雨カバー
【ランドセルの修理・保障について】
- 6年間保障(故意の故障以外は無料修理)
- 往復送料無料
- 代替ランドセル有
店名 | 鞄工房山本 |
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価格帯 | 57,000円~179,000円 |
重さ | 1,300g~1,480g前後 |
素材 | 人工皮革(アーシック)、牛革、コードバン |
商品名 (色展開) |
【牛革】
【コードバン】
【人工皮革】
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公式HP | https://www.kabankobo.com/ |
▼ 鞄工房山本のランドセルが届いたときの様子はこちら。

▼ 工房系ランドセルメーカーを徹底比較した記事はこちらで紹介しています。
