
「いよいよ子供が小学校へ入学する。ランドセルを買いたいのでオススメのメーカーを教えてほしい。」
子供に合ったランドセルを購入したいけど、種類が多くてどこのブランドを選んでいいのか分からない方は、とても多いです。
年々、ランドセル商戦は早まっており、何から手を付けていいのかと、不安に感じていませんか。私自身、息子のランドセル選びには、かなり神経を使いました。
数多くのランドセルメーカーを調べ、資料請求をするのも一苦労。今回のブログ記事では、時間と労力を少しでも減らせるように、ランドセル購入の基礎知識と人気ランドセルメーカーの一覧表を作成しました。
お子様のランドセル選びにご活用いただけたら幸いです。
私自身、ランドセル選びに関しては、マニア化しました。もう変態並みに調べました(笑)
ランドセル選びは、重視するものや好みによって、メーカーの一番を決めるのは、とても難しいです。そこで、それぞれの条件に応じて、私なりのおすすめランキングを作ってみました。
ブログの目次
人気急上昇!狙い目のランドセル
質の良いランドセルを作っているランドセルメーカーは、全国にたくさん存在します。
まだ設立して間もない、地方では人気だけど全国的には知名度が低いなど、狙い目のランドセルメーカーをリストアップしました。
「個性を大事にしたい」「人と同じランドセルは嫌」という方には、以下のメーカーがおすすめです。
1位 羽倉のランドセル
羽倉のランドセルは、「鞄の街」として有名な兵庫県豊岡市で作られています。有名デザイナーが設計したランドセルのかぶせには鋲(びょう)がありません。
また革本来の良さを活かして、キレイな発色をキープする技術力の高さも人気。裁断面は紳士の高級財布なでも用いられるコバ仕上げが施されており、熟練の職人の技術が詰まったランドセルです。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 羽倉【HAKURA】公式HP |
直営店 | 兵庫豊岡・大阪吹田・大阪泉佐野 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
2位 萬勇鞄のランドセル

萬勇鞄は創業60年以上を誇る、知る人ぞ知る老舗の名古屋のランドセルブランドです。知名度はさほど高くはありませんが、口コミでの評価はかなり高いです。
カラーや素材のバリエーションがかなり豊富な上、良心的な価格設定。牛革を使った最高級モデルの中が4万円台で購入することも可能です。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 萬勇鞄公式HP |
直営店 | 愛知(取扱店:愛知・福井・石川・富山・長野・広島・岡山・埼玉) |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
3位 池田屋/ぴかちゃんランドセル

創業66年を迎えた池田屋の「ぴかちゃんランドセル」。静岡の老舗ランドセルメーカーです。浜松の友達に聞いたところ、静岡県内では「ぴかちゃんランドセル」が圧倒的なシェア率。
キャッチフレーズ「子ども思い」ということもあり、丈夫な素材、使いやすい部品、高い縫製技術など、職人の思いがつまったランドセルです。ランドセル以外でも牛革を使った小銭入れやベルト、バッグを製作している高い品質のブランドです。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 池田屋ランドセル公式HP・「子ども思い」池田屋楽天市場店 |
直営店 | 東京銀座・大阪梅田・静岡清水・浜松・静岡・福岡博多 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
機能面を重視したランドセル
ランドセル専門メーカーが作るランドセルは、基本的な機能を網羅しています。
例えば、持ち運びに便利な「大きな取っ手」、ワンタッチで施錠が可能な「自動ロック」など、便利な機能がついています。
「機能面を重視したい」「知名度の高いランドセルが安心」という方には、以下のメーカーがおすすめです。
1位 セイバン天使のはね

子供向き番組のCMに必ず登場する「天使のはね」。
セイバンが開発した左右同時に動く肩ベルトは、体の成長が著しい6年間の小学生生活に対応できるように設計されています。ランドセルの体感がとても軽いのも特徴です。
天使のはねは、クラリーノ(人工皮革)のラインナップが非常に多く、お手頃な値段で機能的なランドセルが欲しい方にオススメです。定番商品である「モデルロイヤル」シリーズだけでも、8モデルのバリエーションがあります。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 【天使のはね】セイバン |
直営店 | 東京表参道・東京池袋・神奈川横浜・愛知名古屋栄・大阪心斎橋・兵庫三宮 |
百貨店 | 高島屋・三越伊勢丹・大丸松坂屋など |
量販店 | イオン・イトーヨーカドーなど |
展示会 | あり |
2位 フィットちゃん

セイバン同様、CMで有名なハシモトのランドセル「背中にピッタリフィットちゃん」。
私の第二の故郷、富山県のランドセルメーカーです。恥ずかしながら、富山に住んでいるときには全く知りませんでした。すみません。
フィットちゃんは年間30万~50万個の販売数のあるトップクラスのブランド。その特徴は、肩や腰の負担の少ない軽量な素材、左右別々に動く独立式の肩ベルトです。
全137種38色から選べるラインナップも魅力でオーダーメイドにも対応しています。素材はクラリーノがメイン。公式ホームページから購入すると早期割引をはじめ、多数の特典があります。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | フィットちゃんランドセル公式HP |
直営店 | 東京八重洲・東京代官山・東京池袋・大阪梅田・神奈川横浜・愛知名古屋・富山・福岡・宮崎 |
百貨店 | 高島屋・三越伊勢丹・大丸松坂屋など |
量販店 | イオン・イトーヨーカドーなど |
展示会 | あり |
3位 イトーヨーカドーのランドセル

イトーヨーカドーのランドセルは、店頭のランドセル売り場にて、現物の確認がしやすいです。
天使のはねコラボランドセル「Fine Fit」の種類がとても豊富。サーティーワンとフィットちゃんコラボのランドセルは、アイスクリームギフトカード付き。また、PUMAやアディダスなどのスポーツブランドが人気です。
ネット通販では15%割引になるキャンペーンを定期的に実施中。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | イトーヨーカドーネット通販 |
直営店 | 全国のイトーヨーカドー |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | – |
コスパを重視したランドセル
ランドセル選びには「価格帯」も大事ですよね。「コスパを重視したい」という方には、以下のメーカーがおすすめです。
1位 イオンのランドセル

イオンオリジナルランドセルは、かるすぽ「みらいポケットランドセル」や「はなまるランドセル」があり、バリエーションが豊かです。約3~5万円の価格帯がメイン。
カスタムランドセルでは、140万通り以上のバリエーションでオーダーメイドすることができます。さらに、ランドセル収納ラックのプレゼントや個人賠償責任危険補償付きの保険サービスなど特典もいっぱい。WEB限定特典もあります。
イオンオリジナルだけでなく、天使のはねやフィットちゃん、アディダスやプーマなどのスポーツブランドも販売しているので、予算や好みに合わせて選ぶことができます。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | KIDS REPUBLIC(イオンのベビー・キッズ用品通販サイト) |
直営店 | 全国のイオン |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | – |
2位 澤田屋

「安くて高品質」がキャッチコピーの澤田屋のランドセル。
澤田屋では、中間業者を挟まず、製造から販売まですべて独自のルートで行なっています。残念ながら日本ではなく、海外の工場で作られていますが、6年間の保証もついていますし、質も悪くはありません。
コスト重視であれば、20,000円台から30,000円台という低価格は魅力的です。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | |
直営店 | 通販に限定 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
3位 ふわりぃ

CMでもお馴染みのふわりぃ。軽くて大容量で、種類も豊富です。
WEB割引を利用すれば、最新モデルのランドセルでも、3万円代で購入することができます。フルオーダーのランドセルでも、6万円代で購入ができます。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | ふわりぃ公式HP |
直営店 | 全国のモンサック |
百貨店 | そごう・東急百貨店・京急百貨店・西武・ |
量販店 | イトーヨーカドー・西友・トイザらス・ヨドバシカメラ |
展示会 | あり |
百貨店ブランドを重視したランドセル
百貨店では、大手ランドセルメーカーの商品をメインに販売しています。一流のバイヤーが厳選したランドセルメーカーの中から比較できるため、お気に入りが見つけやすいです。
「百貨店限定モデルが欲しい」「高品質のランドセルに限定したい」という方にオススメです。
1位 髙島屋のランドセル

髙島屋ランドセルの特徴は、豊富な牛革製のラインアップ。
髙島屋限定モデルのコラボランドセルも多数あります。髙島屋限定モデルは、量販店モデルに比べ価格帯も高めですが、細部へのこだわりが感じられます。
女の子なら、洋服ブランド系(メゾピアノ・プライベートレーベル・ジルスチュアート)男の子ならスポーツブランド系(ナイキ・アディダス・プーマ)が主流。
夫婦共に好きな「オロビアンコ」のランドセルも発見しました。かなり渋い!
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 髙島屋オンラインストア |
直営店 | 全国の髙島屋 |
百貨店 | 全国の髙島屋 |
量販店 | – |
展示会 | あり |
2位 大丸松坂屋のランドセル

大丸松坂屋のオリジナルブランドをはじめ、百貨店モデルのメゾピアノやシャーリーテンプル、バービー、べべ、ナイキ、プーマ、コンバースなどを取り扱っています。
あまり知られていませんが、大丸松坂屋では人気の鞄工房ともコラボしています。鞄工房山本や村瀨鞄行など、一流の職人が作ったランドセルを百貨店で購入できます。
息子は、鞄工房山本で購入しましたが、その年は販売日当日に完売するという人気ぶりでした。直営店で購入できなかった場合も、大丸松坂屋に在庫が置いてある可能性もあるので、チェックしてみてくださいね。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 大丸松坂屋オンラインショッピング |
直営店 | 全国の大丸・松坂屋 |
百貨店 | 全国の大丸・松坂屋 |
量販店 | – |
展示会 | あり |
3位 三越・伊勢丹のランドセル

三越伊勢丹オリジナルのランドセルはカラーやデザインが豊富。スーツ界で有名なピエールエルメ、ファッションブランドのHEM(ヘム)やBarbie、鞄ブランドのポーター、オロビアンコも人気です。
また、工房系ランドセルメーカーの大峽製鞄(おおばせいほう)とコラボした高級ランドセルもあります。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 三越伊勢丹オンラインショップ |
直営店 | 全国の三越・伊勢丹 |
百貨店 | 全国の三越・伊勢丹 |
量販店 | – |
展示会 | あり |
丈夫な本革ランドセル
工房系ランドセルメーカーでは、丈夫な本革ランドセルを売りにしています。
「人気の工房系ランドセルが欲しい」「丈夫さを重視したい」という方に、以下のメーカーがおすすめです。
1位 鞄工房山本のランドセル

鞄工房山本は奈良に工房を持ち、60年以上の歴史を持つの老舗ランドセルメーカー。
「機能」にも「美しさ」にも妥協しない「つくりの良さ」を目指したランドセルは爆発的な人気に。
鞄業界では作業の委託・分業が多くなってきていますが、鞄工房山本では一貫製造体制を守りつづけています。革の型入れ・裁断から仕上げまですべての工程を、奈良の工房でおこなっています。天然革にこだわりを持ち、全て手作業で作り上げます。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 鞄工房山本公式ホームページ |
直営店 | 東京表参道・東京銀座・奈良 |
百貨店 | 大丸松坂屋 |
量販店 | – |
展示会 | あり |
2位 土屋鞄のランドセル

ママ友の中でも、人気が高かった土屋鞄。土屋鞄は、創業50年以上のランドセル老舗ブランド。土屋鞄のランドセルは、丈夫さと美しさが一番の要です。
飽きがこないスッキリとしたシンプルな箱型はこだわりが濃縮されています。素材は、4種類。牛革・コードバン・クラリーノに加え「革の中の革」といわれるヌメ革が使われています。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 土屋鞄公式ホームページ |
直営店 | 東京・神奈川・静岡・長野・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
3位 中村鞄製作所

中村鞄製作所は、創業1960年、東京足立区にある中村鞄製作所は熟練職人による手作りランドセル工房です。
中村鞄のランドセルは、目に見える部分はもちろんのこと、気付きにくい所まで、こだわりぬいた素材や加工がなされています。
例えば、NASAで使用されているクッションと同じ素材。6年間同じ厚さを保ち肩ベルトと背中が子どもの体にフィットします。
土屋鞄と似たようなテイスト。シンプルで長く持つことのできるランドセルです。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 中村鞄製作所公式ホームページ |
直営店 | 東京 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
老舗メーカーを重視したランドセル
中には、創業50年以上の老舗ランドセルメーカーも存在します。「長年のノウハウを活かしたランドセルが欲しい」という方には、以下のランドセルメーカーがおすすめです。
1位 ランドセル工房生田

大阪の老舗工房であるランドセル工房生田。本革ランドセルを裁断から仕上げまで一貫して手作りしています。
ランドセルの制作には、革の裁断から鋲打ち、縫製から仕上げまで、200以上の工程があります。生田の手作りランドセルは、すべての作業を自社の工房でおこない、確かな品質を維持しています。
デザイン、素材、機能など細部のこだわりから「かばん創作技術ファッションコンクール」で受賞した経験もあります。オーダーメイドにも対応しています。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 生田鞄公式ホームページ |
直営店 | 大阪 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
2位 黒川鞄工房のランドセル(

富山では、知らない人はいないと言うほどの老舗の黒川鞄工房。
明治28年(1895年)創業で100年以上も鞄を作り続けています。黒川鞄のランドセルは、天然皮革とクラリーノの取り扱いがありますが、魅力は天然皮革の豊富なカラーリング展開。なんと11色もあります。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 黒川鞄工房公式ホームページ |
直営店 | 東京銀座・富山 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり(愛知・大阪) |
3位 大峡製鞄のオオバランドセル

大峡製鞄(おおばせいほう)は東京都足立区に本社、ランドセル工場を栃木県河内郡に構えています。
昭和10年より職人の手縫いで制作されているのがオオバランドセルです。10年使っても壊れることなく使い続けられるだけの強度と品質を持っています。
大峡製鞄のオオバランドセルは、皇室から各界の著名人の間で使われていることでも有名。学習院初等科はオオバランドセルを採用しており、愛子さまも愛用していることからさらに人気が出ました。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 大峡製鞄公式HP |
直営店 | 東京足立区・栃木 |
百貨店 | 三越・阪急・東急、ビームス代官山 |
量販店 | – |
展示会 | あり |
4位 神田屋鞄製作所/カルちゃんランドセル

神田屋鞄製作所のランドセルは、熟練した日本の職人がすべてハンドメイドで仕上げています。
オリジナルのカルちゃんランドセルだけでなく、オーダーメイドにも対応しています。神田屋鞄製作所のオーダーメイドランドセルは高いデザインが評価され、第2回キッズデザイン賞を受賞しています。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | 神田屋鞄製作所公式ホームページ |
直営店 | 東京立川・東京池袋・神奈川横浜・千葉船橋・埼玉越谷 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | あり |
5位 スドウのランドセル

昭和38年創業のスドウ。熟練の職人が、真心を込めてランドセルを一つ一つ丁寧に手作りしています。牛革のカラーバリエーションが豊富な上、工房直販のため価格帯も安いです。
さらに、他の工房系ランドセルよりも安くオーダーメイドすることも可能。
購入できる場所 | |
---|---|
ネットショップ | SUDOU公式ホームページ |
直営店 | 東京 |
百貨店 | – |
量販店 | – |
展示会 | – |
ランドセルの基礎知識 Q&A

初めてのランドセル選び。子供に合ったランドセルをどのように選んだら良いのか悩みますよね。ここでは、ランドセル選びで知っておいた方が良い基礎知識をQ&A方式でまとめています。
Q. ランドセル購入の流れは?

ランドセルの購入時期は、毎年早まっています。各メーカーによって、時期は前後しますが、一般的な流れは以下の通りです。
① 資料請求(3月~4月)
各メーカーのホームページがリニューアルされ、次年度向けのランドセルが登場します。
カタログ請求は1~2月頃から受付をしているメーカーも多いですが、実際に送付されるのは、3~4月頃です。
工房系(※1)ランドセルメーカーなど、生産数が少ない場合は、カタログ請求も早めに打ち切られることもあるため、なるべく開始時に申し込んでおくと良いです。
この時期から、ネットやママ友でのリサーチを開始していきます。子供にどのようなランドセルが欲しいのか、親としてはどのようなランドセルを買いたいのか、親子で意見をまとめておきます。
当初、うちの息子は「シルバーのランドセルが欲しい!」と言っていました。理由は「ウルトラマンみたいでカッコイイから。」
6年間使うのに、幼児の意見を尊重し過ぎるのは危険です。子供の機嫌を損なわないように、この時期から上手に誘導しておくことが大事!
➡ ランドセル選びで失敗!小学生ママに聞く後悔をなくす7つのポイント
※1 工房系ランドセルメーカーとは、鞄工房などで熟練の職人が手作りしているメーカーです。後ほど、詳しく説明します。
② 実物をチェック(4~6月)
ランドセルのショールーム、展示会などのイベントなどで、実際のランドセルをチェックします。
最低限、以下の5点はチェックし、比較しておくと安心です。
【 チェックポイント 】
- 背負い心地 … 身体とフィットしているか
- 素材 … クラリーノ・牛革・コードバンなど
- 収納力 … A4フラットファイルが入るか
- 機能 … 自動ロック、持ち手など
- 価格 … 予算オーバーしていないか
幼児はとても飽きっぽいです。息子も自分のランドセルを選んでいるのに「まだ~?お腹すいた。」と、集中できるのはせいぜい30分程度。
最終的には「もうこれでいいよ。」とすごく適当に決め始めるので、イライラして喧嘩勃発しそうになりました…。
その場に行って、一から決めるのは大変なので、事前にカタログなどで比較しておくと良いです。
ランドセルは高い買い物です。その場で即決せずに、一度家に帰って落ち着いてから比較し、ネットで購入した方が後悔が残りにくいです。
③ 最終決定(4~8月)
大手ランドセルメーカーのランドセル購入時期は7~8月がピーク。工房系ランドセルメーカーは、5~6月がピークです。
希少カラーや素材によっては、早期に売り切れることも多いので、欲しいランドセルが決まったら、なるべく早めに購入しておくと安心です。
アウトレット品を希望している場合は、例年、各メーカーが9月頃に販売します。半額以下になる場合もありますが、すぐに売り切れてしまう可能性も高いです。
まとめると、最近の傾向としては、新年度となる4月頃から「ラン活」をスタートし、夏休み中に購入される方が多いです。
Q. ランドセルの費用平均相場は?
ランドセルは、格安のものから10万円以上する高級品まで、値段の幅が広いです。そのため、どの価格帯のものを購入すれば良いか、判断が難しいですよね。
大手ランドセルメーカーのセイバンによると、最も多い価格帯は5~7万円です。

価格に幅がある理由は、主に素材とメーカーの違いです。クラリーノと呼ばれる人工皮革は比較的安価で、コードバンと呼ばれる馬革は希少性が高いため価格が高めです。
また、女の子に人気の刺繍や装飾も、多ければ多いほど価格が上がります。
同等の機能や素材でも、メーカーによって値段はマチマチです。例えば、百貨店コラボモデルは、少しデザインが違うだけでも、1万円以上値段が高いこともあります。
Q. ランドセルの購入先は?
ランドセルを購入先は、主に2パターンあります。
- 実店舗(ショールームや展示会)
- ネットショップ
以前は、実店舗でそのまま購入する方の方が多かったですが、今は、事前に実店舗で背負い心地や質感をチェックし、家でじっくりと検討した後、ネットで購入するのが主流になっています。
インターネットのみの販売で、店頭での購入が一切できないランドセルメーカーもあります。
わが家でも、ショールームを数店舗まわったあと、家に帰ってどのメーカーにするのか、どのモデルにするのかを家族で話し合い、販売日当日にネットで購入しました。
Q. ランドセルのメーカーの種類は?
ランドセルを販売しているメーカーは、大きく3つのタイプに分けることができます。
- ランドセル専門メーカー
- 流通系ランドセル
- 鞄工房系ランドセルメーカー
「ランドセル専門メーカー」と「鞄工房系ランドセルメーカー」は、独自で生産しています。「流通系ランドセル」はメーカーとコラボしているものから、独自生産しているものまで様々です。
ランドセル専門メーカー
ランドセル専門メーカーは、ランドセルを工場で量産しているメーカーです。
全国の小学生のうち、6~7割の子供が専門メーカーのランドセルを購入していると言われています。
生産数が安定しており、予算に合わせたランドセルを選べると言うメリットがあります。また、直営のショールームだけでなく、百貨店や量販店でも購入ができます。
工房系ランドセルのように、早期に売り切れる心配が少ないので、祖父母と一緒にランドセル選びをしたい、マイペースにラン活を進めたいという方に適しています。
【例】
- セイバン天使のはね
- フィットちゃんランドセル
- ららや
- ふわりぃ
流通系のランドセル(百貨店・量販店)
百貨店やデパートでは、天使のはねやフィットちゃんなどの専門メーカーや工房系ランドセルメーカーをベースに、別注ランドセルを展開しているところも多いです。
大手量販店のイオンでは、ランドセル専門メーカーとコラボしたモデルに加え、自社製造のランドセルを販売しています。
自社製造の場合、大量生産することで、コスパも良く、他のランドセルに比べて値段も安く抑えられているのが特徴です。
他にも、プーマ・アディダス・コンバースといったスポーツブランドも、天使のはねやフィットちゃんとコラボし、自社のロゴをつけて販売しています。
【例】
- イオンのかるすぽ
- イトーヨーカドー
- 高島屋
- 大丸松坂屋
- 三越伊勢丹
- アピタピアゴ
- ニトリ
工房系ランドセルメーカー
量産ではなく、職人が一つ一つ伝統的な手法で手作りする工房系ランドセルメーカーの人気は、年々高まっています。
素材は牛革やコードバンなどの自然皮革製品がメインで、丈夫さと洗練さを兼ね備えています。
工房系ランドセルは、手作業のため数に限りがあることが多いです。生産数が少ない人気の工房はお盆前に完売してしまうこともあります。
【例】
- 池田屋
- 萬勇鞄(まんゆうかばん)
- 羽倉【HAKURA】(はくら)
- 土屋鞄製造所
- 鞄工房山本
- ランドセル工房生田
- 大峡製鞄
- 黒川鞄工房
- 中村鞄製作所
- 神田屋鞄製作所
- スドウ
- ガルソン
- カザマ
工房系ランドセルに関しては、メーカーによって特徴が異なります。ブログの別記事にて詳細をご紹介しています。また、販売スケジュールなども、こちらでご確認ください。
ランドセルは記憶に残る

自分のランドセルを購入したのは、遠い遠い昔。当時は男の子は黒、女の子は赤(たまにピンク)が主流でした。
海外で1~3年生を過ごした私は、4年生から新品のランドセルを背負って小学校へ編入しました。あと3年しか通わないのに、父は牛革のしっかりとしたランドセルを購入してくれた覚えがあります。
周りの友達は既にボロボロになりかけているランドセルの中、私だけきれいで真っ赤なランドセル。恥ずかしいような嬉しいような複雑な思いで通っていたことも、今となっては良い思い出です。
少し横道にそれましたが、ランドセルなんて親のエゴだ!安いもので十分!と言う意見もあります。ですが、子供の記憶にはしっかりと残っています。
高い安いとかではなく「子供のために一生懸命選んだ(選ぶのを手伝った)」と言う気持ちが大事です。
長男のランドセル選びは、わが家にとって一大イベントでした。時間をかけてじっくりと比較し、お気に入りの一つを見つられたことは、とても良い思い出になっています。
あなたもぜひ、心に残るランドセル選びをしてみて、笑顔いっぱいの入学式を迎えてみてはいかがでしょうか。
※ 当ブログ記事の画像は、著作権フリー画像およびリンク先の公式ホームページより出典しています。