結婚当初に購入した黄色のパントンチェア。
リプロダクト(ジェネリック)だったので、2脚で1万円もいかないくらいのお値段。
それでも、デザイン性が高くお部屋を明るくしてくれるので、かなりいい仕事をしてくれていました。
しかも、とても座り心地が良い。遊びに来てくれた友達も
「硬そうに見えて、座り心地最高!」
と喜んでいました。
新婚のときに住んでいたアパートからマイホーム。そしてこの社宅へと何度も引っ越しを重ねてきたパントンちゃん。
ですが、先日思わぬ事態が。
5歳の長男がパントンチェアで遊んでいると・・・
ミシミシっと嫌な音が。見ると、見事にパックリ割れていました。
しばらく、そのままで使っていましたが、背もたれにもたれる度に、割れ目が広がるように。
やはりリプロダクトだからでしょうか。お値段がお値段だけに、諦めるしかありません。
安心して座ることができなくなったので、買い替えを決意。
そして、今度は思い切ってリプロダクトではなく正規品を購入することにしました。
パントンチェアとは
Verner Panton(ヴェルナー・パントン)による、自身の名を冠した20世紀を代表する名作Panton Chair(パントンチェア)。
1960年にプラスティックの一体成型による革新的な技術によって誕生。美しい曲線は人の身体に沿うフォルムとなっており、半世紀以上たった現代でもプロダクトデザインの歴史に大きく刻まれています。
1999年にvitra(ヴィトラ)社より発表されたこちらの軽量モデルは、環境に配慮したポリプロピレン素材によるもの。
本体には紫外線による退色を遅らせる特殊な加工を施しており、アウトドアでも使用可能。ガーデンチェアやカフェテラスなどベランダでもお使いいただけます。
新しく生まれ変わったカラーバリエーションを纏い、ダイニングチェアからオブジェ的な扱いなど、幅広いスタイルでご使用いただけます。(参照:アトラクト)
私自身、パントンチェアは、何にでも合うオールマイティチェアだと思っています(笑)
実際に使ってみた感じた魅力はこちら。
カラフルで楽しい気分になる
色はシンプルなホワイトやブラックをはじめ、レッド、オレンジ、ブルーなどポップなカラーバリエーションも。
どんなスタイルにも合う
パントンチェアは、ミッドセンチュリーのデザイナーズチェアの代表作とも言えます。
ですが、北欧やシンプルモダンインテリアにもマッチします。
わが家は北欧テイストxミッドセンチュリーインテリアを目指しています。
座り心地が良い
プラスチックの見た目からは想像できないくらい座り心地もいいです。
リプロダクトでも座り心地は問題ありませんでしたよ。
スタッキングも可能なので、場所も取らずに保管が可能。
リプロダクトと正規品(本物)の見分け方
パントンチェアの価格帯は4000円くらいから4万円台までかなり幅があります。
新品で4000円の商品は、間違いなくリプロダクトです。
リプロダウト家具は偽物ではない
リプロダクト製品(またはジェネリック製品)とは、著作権や意匠権が切れたデザイナーの製品を正規メーカー以外が復刻・生産したものです。
コピー製品のようなイメージがありますが、法律的にも何の問題もありません。
多くの場合は中国などの工場で大量生産されているため、正規品よりも大幅に安く購入できます。
パントンチェアの正規品(オリジナル)
パントンチェアの正規品(オリジナル)は、ドイツのvitra社が製造しています。
vitra社は、ライセンスを得て、チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソン、ヴァーナー・パントンなど著名な建築家やデザイナーが手掛けた名作家具の復刻生産をしている会社です。
正規品のパントンチェアには、必ず「ヴェルナー・パントンのサイン」の刻印がついているので、簡単に見分けることができます。
パントンチェアの正規品【実物】
こちらが、実際に届いたvitra社のパントンチェアです。
わが家は少しでも安く買おうと、ヤフオク!を利用しました。
展示品で、2脚で4万円くらいで落札できました。
色はアイスグレー。早速ダイニングに置いてみました。
黄色のパントンよりもかなり落ち着いた雰囲気。
20代から30代になり、家具も大人っぽくしないとね(笑)
ヴェルナー・パントンのサインの刻印あり。
リプロダクトと正規品、座り心地が大幅に違うことはありませんが、若干サイズ感が違いました。
正規品の方が座面が広く、背もたれが微妙に低い。またプラスチックも頑丈。
見た目的には大差ありませんが、やはり正規品だともっと大事にしようという気持ちになりますね。
ワンランク上がったわが家のダイニング。これからもお気に入りのものを厳選して増やしていきたいです。