海外では日常的に使われているLCC。日本国内でも少しずつ知名度が上がってきました。それでも、まだ利用したことがなかったり、全く知識がない人も多いはず。
(わが家も次男くんの出産などでバタバタしてて、飛行機の旅なんて考える余地もありませんでした…。)
今回、久々に飛行機を使って沖縄旅行に行くことになったので、LCCのメリット・デメリットをはじめ、東京⇔那覇で就航しているジェットスター、ピーチ、バニラエアについて調べてみました。
LCCとは
LCCとは、Low Cost Carrier(ローコストキャリア)の略称で、低コストの航空会社と言う意味です。一般的な認識では格安航空会社です。LCCでは、無料サービスの廃止や有料化、機内設備を簡素にするなど、効率的な経営により正規運賃自体を低価格に抑えています。
日本の航空会社 ジャンル分け一覧
LCCを含め、日本国内で運航する航空会社は、大きく3つのジャンルに分けることができます。
大手航空会社(レガシー・キャリア)
- 全日空(ANA)グループ
- 日本航空(JAL)グループ
新規参入独立系航空会社
- スカイマーク
- AIR DO
- ソラシドエア
- スターフライヤー
- フジドリーム
LCC(ローコスト・キャリア、格安航空会社)
- ピーチ・アビエーション
- ジェットスター・ジャパン
- バニラエア
- 春秋航空日本
大手航空会社とは、昔からあったANAやJALとその子会社。新規参入の独立系航空会社とLCCとの違いが分かりにくいですが、独立系航空会社は、1990年代以降の規制緩和で設立された航空会社です。価格は大手よりも少し安く、サービスは大手以上からLCC並みと航空会社によってバラつきがあります。
LCCのメリットとデメリット
次にLCCのメリットとデメリットをまとめてみました。
LCCのメリット
運賃が安い
時期にもよりますが、大手航空会社の2~5割引が多いようです。またタイムセールで大幅割引をしていることも少なくないので、お得な時期に合わせて行動できる方にはもってこい!
フライト便名、スケジュールが購入時に分かる
大手航空会社でも格安航空券や格安ツアーなどがありますが、ほとんどの場合、購入時に詳細が分かりません。LCCでは、購入時にフライトの便名や時間がはっきり分かります。
LCCは新しい機材(新造機)が多い
なんとなく、LCCは中古が多いイメージですが、LCCは新しい会社が多いため、数年以内の新造機を使用している会社がほとんどです。
整備コストや燃費を考えると、新造機を購入した方が安く付く場合が多いです。さらに、使用する航空機を1つに限定することで、設備コストを抑えています。例外として、設立まもない航空会社は、中古機を使用するケースがありますが、スカイマーク、ピーチ、ジェットスター・ジャパンは、いずれも新造機です。
LCCのデメリット
有料オプションに注意
大手航空会社は至れり尽くせりのサービスがあるのに対して、LCCでは、機内食、飲み物、毛布、機内での映画等のエンターテイメントは有料です。これが大手とLCCの最大の差です。
預け荷物が有料
LCCでは、基本料金に預け荷物は含まれておらず、スーツケースなどを預ける場合は追加料金が必要になります。また預け荷物がある場合も、少しでもオーバーしてしまうと、否応なしに追加料金を徴収されます。
遅延や欠航のリスクあり
1つの機材を有効活用することで、運賃を安く抑えているLCC。そのため故障が発生してしまうと、次から次へフライトスケジュールに影響が出てしまいます。運行できないと判断した場合、突然欠航になってしまう可能性もあります。
大手航空会社では、機材故障で欠航になった場合(天候は免責なし)は他社便への振り替えや当日のホテル予約などをしてくれることも多いですが、LCCは自社都合のフライトキャンセルも自己責任になります。
振替便は自社のみなので翌日や翌々日になってしまうことも。
キャンセル時の払い戻し・変更時の手数料が高い
LCC各社は大手航空会社と比較して、予約の変更や払い戻しの手数料が高いです。航空券によっては予約の変更や払い戻しができない場合もあります。
ただ、大手航空会社であっても、格安航空券は予約の変更や払い戻しの条件が厳しくなっているものもあります。
アクセスが不便な空港、ターミナルを利用することがある
LCCは、離発着料を抑えるために、大手航空会社が使用するメジャーな空港ではなく、ローカル空港をメインに運行しています。また、大手航空会社のカウンターが空港の中央にあるため、LCCの多くはターミナルの端となる場合が多いです。
人件費を抑えるため、カウンター数を少なくしたり、自動チェックイン機しかないこともあるようです。
東京(羽田・成田)から沖縄へ就航しているLCC
さて、やっと本題に入りまして、東京から沖縄那覇空港行きのLCCについて。
ご存じのように、東京近辺には羽田空港と成田空港の二つ空港があります。わが家は神奈川県に住んでいるので利用したいのはもちろん最寄りの羽田です。ですが、残念ながら羽田空港から沖縄那覇空港へ就航しているLCCはありません。独立系航空会社のスカイマークのみ。
成田空港から那覇空港へ就航しているLCCは、ジェットスター、ピーチ、バニラエアの3社でした。
沖縄旅行をLCCで個人手配した場合の最安値は?
わが家が沖縄旅行を計画しているのはお正月休み明けの1月某日から4泊5日。そこで、東京から沖縄へLCCを使ったらどのくらい安くいけるのか料金を調べてみました。
今回は、格安旅行券のトラベリストを利用して全フライトの最安値を検索。(格安チケットの比較検索サイトは一発で最安値をはじき出してくれるのでとても便利です。)
東京⇒那覇の最安値ランキング
同じ日のお昼前後の便で成田⇒那覇行きの便を指定し、比較しました。いずれもフライトの変更はできません。
1位 バニラエア(成田⇒那覇) … 9,460円(手数料込)
2位 ピーチ(成田⇒那覇) … 9,470円(手数料込)
3位 ジェットスター(成田⇒那覇) … 10,030円(手数料込)
意外にも羽田⇒那覇のANAやJALの早期割引の値段も安く、11,070円(手数料込)と成田発のLCCと比べて1,500円ほどの差になりました。成田までの交通費を考えたら、ほとんど変わらない計算になります。
沖縄格安ツアーの料金
実際にLCCを利用した場合の合計金額を算出してみました。大人2人・子ども(6歳と1歳)4泊5日の場合。
・行きのフライト 9,460円x3=28,380円
・帰りのフライト 8,830円x2+8,610円=26,270円
・ルネッサンスリゾートオキナワ 81,482円
・楽天レンタカー 11,200円
合計金額 147,332円
今回は久々の遠出旅行と言うこともあり、ランクアップしてルネッサンスリゾートオキナワに泊まると決めました。そのため、宿泊費は高めです。
参考 口コミで人気の沖縄リゾートホテル!子連れに嬉しいサービスの比較一覧(屋内外プール・アクティビテイ・ビーチ等)
リゾートホテルでも、もう少し宿泊を安く抑えるのであれば、口コミもよくリーズナブルなリザンシーパークホテル谷茶ベイがオススメ。
・行きのフライト 9,460円x3=28,380円
・帰りのフライト 8,830円x2+8,610円=26,270円
・リザン シーパークホテル谷茶ベイ 32,000円
・楽天レンタカー 11,200円
合計金額 97,850円
家族4人で10万円を切る計算になります。飛行機を使って移動した上、リゾートホテルに4泊もできるので、お手頃価格ですよね!
LCCで沖縄旅行のまとめ
LCCは、ビックリするほど安いイメージでしたが、ANAやJALの早期割引を利用すると、そこまで大きな差はないことが分かりました。
また、時期によっては、じゃらんパックや楽天トラベルの楽パックを利用した方が安いケースもあります。
例えばじゃらんパックでは、7月中旬から11月~5月までのツアーを、1月中旬から5月~10月までの予約を開始します。じゃらんパックや楽パックでは、基本的に旅行開始日の前日から起算して21日前では取消料はかかりません。
開始時期は、限定プランでかなり安く設定していることもあるので、とりあえず予約しておいて、LCCと比較してみるのも良いと思います。
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▼ 沖縄旅行まとめ記事(旅行記の目次)はこちら
※このブログ記事は、2017年1月の旅行記です。随時更新を心がけていますが、最新情報については、必ず公式ホームページにてご確認ください。