「料理映えがする素敵な食器を揃えたい!」
毎日の家事を楽しくするために欠かせないのは、モチベーションが上がる素敵な食器。伝統の窯元、作家さんの手作りの器は、食器棚に並んでいるのを見るだけでも、嬉しい気持ちになりますよね。
先日、富山に帰省するついでに、石川県能美市で行われた「九谷茶碗まつり」に行ってきました。
九谷茶碗まつりは、県内外から20万人ほどが訪れるとても大きなイベント。昨今の和食器ブームもあり、老若男女問わず、多くの人々を魅了しています。
50ブースほどの出店には、九谷焼の老舗、陶芸業者、若手作家などが勢ぞろいしています。アウトレット商品から、希少な一点ものまで、掘り出し物がたくさん出品されています。
今回のブログ記事では、九谷茶碗まつりの楽しみ方と、実際に購入した戦利品をご紹介します。
「次回の九谷茶碗まつりに行ってみたい。」
「カワイイ食器を安価で購入したい。」
という方の参考になれば幸いです。
九谷焼のイベントは、ゴールデンウィーク中の九谷茶碗まつり以外にも、秋に行われる「秋の九谷陶芸村まつり」もあります。
九谷焼の特徴
日本には、数多くの焼き物があります。有田焼、設楽焼、波佐見焼など、各地の特色があります。
九谷焼は、江戸の初期に後藤才次郎によって、加賀の国九谷村で焼成されたといわれています。350年の歴史を経て、石川県を代表する伝統工芸になりました。
九谷焼は、呉須(ごす)と呼ばれる黒色で線を描き、五彩と呼ばれる「赤・緑・黄・紫・紺青」の5色で厚く盛り上げて色を塗って絵付けします。
現代風にアレンジする若手作家も多く、普段の食卓を彩る食器として、注目を集めています。
九谷茶碗まつりの戦利品
いきなりですが…九谷茶碗まつりの戦利品たち(笑)
シンプルライフを目指しているわが家では、食器類もなるべく厳選しています。今回も、買い替え用のものが中心。
- 普段使いできるモノを買う
- 食器棚に収まる分だけを買う
このルールを守りながら、食器選びを楽しんでいます。
ベースはシンプルな北欧食器(イッタラ・アラビア)などで揃えているので、食卓が華やかになるものを選びました。
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双鳩窯の茶碗
若手作家さんが絵付けしている双鳩窯。ブースでは、実際に絵付けをされている方とお話しできました。外はシンプルながらも、中はお花になってカワイイ!
買い替えでお客さん用の茶碗として、2つ購入しました。1,500円とリーズナブルな価格。2つで100円引きしてくれました。
安東眉石窯の小皿
安東眉石窯は、インテリアショップの「私の部屋」にも卸しているそうです。
「神奈川から来たんです。」と、お店の人と話をしていると「横浜の高島屋でもイベントやってたよ。」と教えてくれました。
約15㎝の小皿は取り分け用としても、人気のサイズらしいです。わが家はケーキ皿として購入。同じサイズで柄がたくさんありました。かなり迷いましたが、カワイイ鳥とお花柄に決定。
定価は1枚900円のところ、5枚で3,200円にしてくれました!茶碗まつりならではの大特価(笑)
加賀商会(色絵九谷遊)の豆皿
色絵九谷遊は、女性職人3人が絵付けしている工房。
普段使いだけでなく、お正月などお祝い事にも使えそうな豆皿を2枚選んでみました。わが家は、色がハッキリしている豆皿を選びましたが、淡い色の絵皿もたくさんありましたよ。
左の豆皿は定価1,800円が800円!残り1枚だったのでラッキーでした。
九谷焼彩匠会のウルトラマン豆皿
「ウルトラマンのお皿だったら、一人で食べれる!」と、次男くん。いつも「食べさせて~。」を連発するので、お食事のモチベーションアップのために、ウルトラマンの豆皿2枚購入しました。
ウルトラマンシリーズの脚本家が、能美市出身の佐々木守さんということから、コラボが実現したそうです。
この豆皿のクオリティ、かなり高い!次男くんに使わせるのが勿体ないくらい(笑)
1枚1,000円(税抜)で、多くのブースで販売していました。割引はないようです。わが家は、入口にある「石川県九谷会館」で購入しました。
ちなみに、今回の九谷茶碗まつりで買った総額は… 9,860円でした。予算は1万円に設定していたので、ピッタリ予算内に抑えることができました。
九谷茶碗まつりの詳細
今年の九谷茶碗まつりは終わってしまいましたが、次回行きたいという方のために(私の覚書としても)詳細情報をまとめておきます。
九谷茶碗まつりは、以下の日程で行われています。
- 日程: 毎年ゴールデンウィーク中(5月3日・4日・5日)
- 時間: 8:30~18:00(最終日は17:00まで)
- 場所: 九谷陶芸村特設会場
開催場所・アクセス方法
■ 公共交通機関の場合
JR小松駅からバスで約15分
JR能美根上駅から車で約18分
茶碗まつり期間中は、JR能美根上駅からシャトルバスを運行しています。
■ 車の場合
能美根スマートICより車で10分
会場すぐ横に駐車場がありますが、すぐに満車になる可能性が高いです。また、コインパーキングも見当たらなかったため、無難に臨時駐車場を利用した方が良いでしょう。
わが家は、自家用車で向かいました。能美根スマートICから降りると、九谷茶碗まつりののぼりが出ており、誘導看板に沿って迷うことなく粟生工業団地の駐車場に到着しました。
粟生工業団地は、1,200台の駐車スペースがあるので安心です。
駐車場から会場までは、シャトルバスが運行されています。清掃協力費として、往復で200円かかりますが、九谷焼店舗にて200円の割引券として使えるため、実質無料です。
※ 1回の購入金額が2,000円以上の場合、割引券(200円分)1枚が利用可能。飲食ブースなどでは使用できませんでした。
九谷茶碗まつりの楽しみ方
九谷茶碗まつりは、食器好きにはたまらない、夢のような場所でした(笑)
ただ、こういうイベントって、ついつい散財してしまったり、失敗してしまったりすることもありますよね。反対にお気に入りや掘り出しものが全然見つけられなかったということもあります。
そこで、九谷茶碗まつりを楽しむ方法をご紹介します。
朝一ならゆっくり回れる
九谷茶碗まつりに限らず、陶器市などのイベントは朝一から行くことをオススメします。わが家も、朝一(8時半頃着)に到着するように行きました。
駐車場の渋滞もありませんでしたし、シャトルバスもスムーズに乗ることができました。4歳児も愚図ることなく、無事に会場入りできました。
ブース全てを回る所要時間は、大体2時間くらいでした。
午前中は、各ブースでも、比較的ゆっくり見て回ることができました。ですが、お昼前に帰る頃には人で溢れかえっていました。
九谷青窯のアウトレット目的なら初日の朝一
九谷焼で人気の窯元と言えば「九谷青窯(くたにせいよう)」です。わが家は、2日目の朝一に行ってみましたが、ほぼ残り物状態でした。
聞いたところ、徳永遊心さんなど人気作家のアウトレット品を手に入れるためには、初日の6時頃から並ばないと無理でした。子連れには厳しい…。
九谷青窯以外にも、素敵な窯元はたくさんあります。また、アウトレット以外であれば、九谷青窯を卸しているブースもあるので購入は可能です。(たぶん定価ですが…)
気になる商品はその場で購入
食器との出会いは、インスピレーションも大事。茶碗まつりでは、用途と値段が合えば買う!というスタンスで臨むと良いと思います。
九谷茶碗まつりでは、商品の取り置きはやっていないブースが多いです。その上、人がたくさん訪れるので、良い食器はどんどんなくなっていきます。
私も、一周まわって考えようと思っていたら、なくなっていた!というショッキングな出来事を経験しました。
もし、割れ物を持ち運ぶのが心配な場合は、会場の入口付近で手荷物の預り所や配送サービスも実施しています。
お気に入りの作家ブースを見つける
九谷茶碗まつりでは、作家さん本人が出品しているブースもあれば、仕入れた量産品を安く販売するブースもあります。
どちらが良いとか悪いとかではありませんが、個人的には作家さんが出品しているブースがオススメです。器を作った本人と会話ができたり、わずかに形や絵柄が違う中からお気に入りの一つを見つけ出したりと、楽しみがあります。
自分好みの作家さんと出会うチャンスでもあります。ぜひ、じっくりと探してみてくださいね。
値引き交渉も可
九谷茶碗まつりでは、お得な価格帯が多いにも関わらず、さらに値引きしてくれるブースもあります。私は、何となくお店の人と仲良く話してたら、いつの間にか割引してくれました(笑)
「関東から来ました」というと「そんなに遠くから。値引きしとくよ!」という感じです。
まとめ買いの場合は割引してくれる可能性もあるので、交渉してみるのもアリだと思います。
キャラクターコラボ(ウルトラマン・ドラえもんなど)も見逃せない
九谷焼は、キャラクターとコラボしているものも多いです。
- ウルトラマン
- ドラえもん
- ハローキティ など
キャラクターコラボの器は、子供たちが焼きものと触れ合う良いきっかけにもなるので、上手に取り入れてみると良いですよ。豆皿程度であれば、値段もお手頃で、普段使いもしやすいです。
お気に入りの九谷焼を見つけよう!
今回、帰省のタイミングとピッタリ合って、行くことができた「九谷茶碗まつり」。
九谷茶碗まつりが開催される石川県には、古都金沢観光、上質な温泉、能登半島などがあります。海の幸も加賀野菜も美味しいです。
九谷焼のイベントは、春と秋の年二回。また、九谷陶芸村には常時、九谷焼がお得に購入できるショップも多数あります。
ぜひ、観光がてら石川県を訪れてみてはいかがでしょうか。ついでに、ダンナさんの実家がある富山県にも(笑)
※ このブログ記事は、2019年5月の情報を元に記載しています。