
「アメリカにウユニ湖並みの塩湖があるって本当?」
ボリビアにあるウユニ湖。標高約3,700m(富士山の頂上より高い)にある、世界最大の塩湖です。
死ぬまでに一度は行ってみたい絶景として取り上げられることも多く、日本人にとって憧れの観光地ではないでしょうか。
ただ、ボリビアは日本から非常に遠く、高山病のリスクや治安の問題もあることから、なかなかハードルの高い旅になってしまいますよね。
そこで、おすすめしたいのが、アメリカのユタ州にある「ボンネビル・ソルトフラッツ」です。
ボンネビル・ソルトフラッツとは?
ボンネビル・ソルトフラッツは、ユタ州北西部にある塩湖の平原です。
もともとは、巨大な湖の一部でしたが、長い年月をかけて水分が蒸発し、風の浸食を受けながら、現在のような干上がった姿になったと言われています。
雨が降ると、うっすら水の膜ができ、まるでウユニ湖のような鏡張りの光景を見ることができます。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「インディペンデンス・デー」などの映画のロケ地としても使われたこともあり、アメリカでも密かな人気スポット。
ですが、ウユニ湖ほど知名度は高くないため、混雑はほとんどありません。
入場料などの料金もかからず、無料で楽しむことができます。
ボンネビル・ソルトフラッツで何をする?楽しみ方は?
ボンネビル・ソルトフラッツでは、何ができるのでしょうか?実際に行ってきた時の様子をご紹介します。
写真撮影

とりあえず、だだっ広いところに放つと、走る男子たち。

あっという間に、こんなに小さくなってしまうくらい全速力。
こんな広いところを独り占めして、写真撮影なんて、とても贅沢ですよね。
この後、家族写真も撮りました。
わが家は、その辺にいた人にお願いしましたが、じっくり撮りたい方は、ぜひ三脚をご持参くださいね。
塩を舐める

まるで氷の上みたい。これだけ、塩が広がっていると、怖いモノ見たさに、舐めたくなるよね。
子供たち、ちょこっと舐めて「やっぱり、しょっぱい!」と言いながら、大笑いしてました。(お腹が痛くなることはなかったので大丈夫かと思いますが、自己責任でお願いします。)
大塩原を車で走る

ソルトフラッツで、ぜひやってみたかったのが、車で大塩原を走ること。
「車で走る場合は自己責任で。」という看板があったので、法律的には問題ない。タイヤの跡もたくさんありました。
ただ、私たちが行ったときは、誰も車で乗り入れていませんでした。
心配だったので、露店販売していた人に一応聞いてみると…
みんな走ってるよ。駐車場からそのままソルトフラッツに出られるよ😉
と教えてくれました。
私たちを見てか、その後、他の人たちも車で走っていました。
車で乗り入れる場合は、自己責任でお願いします。
雨が降った後など、ぬかるみにハマり、自力で抜けられなくなることもあり得ます。
レスキューに高額な費用がかかる場合もあるので、ソルトフラッツを車で走るかどうかは、ご自身で判断してください。
ボンネビル・ソルトフラッツへの場所・行き方
ソルトレイクシティから、I-80をひたすら西に走っていくと、ソルトフラッツがフリーウェイの左右に広がりはじめます。
途中、右手にアメリカではお馴染みの塩メーカー「Morton(モートン)」の工場があります。ビックリするくらい大きな塩の山が見えます。
グーグルマップの航空写真で見ると、この白っぽいところが、全部ソルトフラッツ。
この広大な地。どこを目的地に設定すれば良いのか分からないですよね。
わが家は、Salt Flats Rest Area West Bound(レストエリア)を目的地に設定しました。ソルトレイクシティから1時間40分ほどで到着します。
日本流に言うと、上りと下りにそれぞれレストエリアがありますが、West Bound(西に向かう方)のレストエリアの方が、山をバックにキレイな写真が撮れます。
わが家は、レストエリアだけで十分だったので行きませんでしたが、次のインターチェンジで降りた先の「ボンネビル・スピードウェイ」もオススメされていることが多いです。
レストエリアから「ボンネビル・スピードウェイ」までは、車で15分くらい。
ソルトレイクシティから向かう場合は、先にレストエリアに寄ってから、ボンネビル・スピードウェイに行くと、効率よく回れます。
ボンネビル・ソルトフラッツのベストシーズンは?
ボンネビル・ソルトフラッツのベストシーズンは、3~6月頃と言われています。
この時期は、雨が多いため、鏡張りのソルトフラッツが見られる可能性が高いです。
ただし、ウユニ湖と同様、雨季に訪れても、絶対にキレイな塩湖が見られるとは限りません。
キレイに見えると言われている条件は、以下の通り。
- 雨が降って水が残っていること
- 晴れていること
- 風がないこと
本当に運しだいですね。

わが家が行ったときも場所によっては、鏡張りの塩湖が見られました。
これは、ドライブ中に見えた光景。車の中から急いで、パシャリ。
タイミングが合えば、このように鏡張りになっていることもあるので、ぜひ探してみてくださいね。
ボンネビル・ソルトレイクフラッツの注意点
ボンネビル・ソルトフラッツに行く際、いくつか注意点があります。
熱中症・防寒対策をしっかりとする
ボンネビル・ソルトフラッツは、太陽の照り返しが強く、日陰がありません。
真夏に訪れる場合は、サングラス、帽子、日焼け止めなど、熱中症対策が必須です。お水も十分に持っていきましょう。
反対に、冬場に訪れる場合は、最低気温が-10℃を下回ることもあるため、朝夜に行くときはしっかりと防寒対策をしてくださいね。
簡易トイレのみ
ソルトレイクシティを出たあと、リアルに何もない道をひたすら西に走ります。
途中、何件かガソリンスタンドはある程度で、トイレ休憩は、ほぼできないと考えた方が良いでしょう。
レストエリアは、簡易トイレのみあります。簡易トイレにしては清潔に保たれている方だと思います。
4時間近く、我慢できる方は別として、ここでトイレ休憩はしておいてくださいね。
簡易トイレがどうしても無理な方は、ステイトボーダーを越えてすぐ、ネバダ側にWest Wendoverというそこそこ大きい街があります。
スーパー、レストラン、ホテルなどもあるので、そこまで行けば安心。
塩をしっかりと落とす
ソルトレイクフラッツでは、靴にかなり塩がつきました。しっかりと落としてから、車に乗り込むことをオススメします。
わが家は、この日の夕方、飛行機に乗る予定だったので、白い粉が靴についていて別室に呼ばれたらどうしよう…とちょっとヒヤヒヤしていました(笑)
レンタカーにも、塩がついてしまいましたが、幸い罰金とかはありませんでした。
マイカーで行く場合は、塩を放置すると、車体が錆びてしまう可能性があるので、観光後の洗車は必須です!
ウユニ湖気分をアメリカで

ボンネビル・ソルトフラッツは、気軽にウユニ湖気分を味わえる場所でした。
アメリカに住んでいる方はもとより、日本からグランドサークルやイエローストーン国立公園に旅行に来た方にも、オススメしたい場所。
ソルトレイクシティから、車でわずか1時間半程度(しかも一本道)なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
※このブログ記事は、2022年9月の旅行記です。随時更新を心がけていますが、最新情報については、必ず各公式ホームページにてご確認ください。
▼ 愛用中のホテル予約サイト
わが家が、ホテル予約のメインに使っているのは、Hotels.comです。
10泊するごとに獲得できる1泊分のボーナスステイが本当に魅力的。
\ ホテル代1泊無料 /
▼ 航空券+ホテルが安い!セットプラン
Hotels.comと同じ系列のExpedia。
世界30か国以上でサービス展開しているグローバルな旅行予約サイト。
プランによっては海外ホテル代が大幅割引になります。
\ セットで断然お得 /