「賃貸に住んでいるけど、自分好みの部屋にしたい!」「オシャレにDIYしてみたい!」
部屋の印象をガラッと替えることができるのが、床のリフォームです。賃貸でフローリングを簡易的にリフォームする方法として、タイルカーペット、フロアタイル、クッションフロアの3つがあります。今回のブログ記事ではこの3つの方法を比較をしてみたいと思います。
オンボロ賃貸マンション住まいのわが家
わが家は、築25年の賃貸(社宅)住まい。
賃貸で敷金礼金を支払って入居した場合は、ある程度キレイな状態で引き渡してくれますが、社宅として会社が管理しているため、床は20年以上前のフローリングのまま、ほぼ修繕がされていません。
入居した日、あまりの酷さに愕然とした覚えがあります。キッチンや洗面所のクッションフロアはシミだらけ。リビングや寝室などのフローリングはところどころに穴があいている状態でした。
社宅で、敷金礼金も払ってないし、駐車場代込みで月4万円弱は、関東圏の相場からして破格。安い家賃で住まわせてもらっているので、あまり文句は言えません。
良い方に考えたら、賃貸リフォームの最大の問題である「原状回復」は、この社宅の場合は汚い状態に戻すこと。襖や畳の貼り換えは、自費ならむしろ大歓迎な感じなので、目一杯セルフリフォームを楽しむことにしました。(ただ、小心者なのであまり全く回復できないリフォームは控えています。原状回復できるレベルが基本です。)
まず手をつけたのが一番痛みと汚れが激しかったキッチンのクッションフロア。これは次男くんが産まれる前に貼り換えました。賃貸フローリングに使える剥がれやすいテープを使って上からカバーしました。
その他、いくら掃除しても取れなかった玄関タイルの汚れを隠すためにクッションフロアを敷きました。
参考 初心者でもできるDIY!賃貸キッチン&玄関リフォームにかかった費用を大公開
次男くんを出産後、しばらく大規模なDIYは控えていましたが、リビングのフローリング床があまりにも汚く、小さい穴があいて危ないので、セルフリフォームをすることに決めました。
フローリング床をセルフリフォームする方法は?
まず、床をリフォームする方法をご紹介します。タイルカーペット、クッションフロア、フロアタイルの特徴やメリット・デメリットをリサーチしました。
タイルカーペット
タイルカーペットとは、40~50㎝角の正方形のカーペットのことを言います。タイルと同じように床に敷き詰めていきます。並べていくだけでとても施工が簡単なため、床のリフォームを自分で行なう場合には、人気が高いです。1枚あたりの重さは1キロ前後と軽いため、女性でも楽にリフォームが楽しめます。
厚みがあり防音効果があるタイルカーペットも多いため、マンションなどの集合住宅には最適です。また、汚れた部分だけ手洗いすることもできます。
○ タイルカーペットのメリット
- 敷き詰めるだけで施工が簡単
- 厚みがあるため、防音効果あり
- 部分的に洗うことができる
× タイルカーペットのデメリット
- 使用感が出やすい
- オフィスっぽい雰囲気になってしまう
価格目安
1枚(50㎝x50㎝)250円~
クッションフロア
クッションフロアとは、ビニール製のクッション性のあるシート状床材です。トイレやキッチンなど水周りによく使われている床材です。
汚れや水に強く、安価なことから、気軽にリフォームを楽しむことができます。最近では、木目やタイル素材など、質感にもこだわったクッションフロアも多くあります。
○ クッションフロアのメリット
- 水や汚れに強く、手入れがしやすい
- 物を落としても下階に響きにくい
- 安価
× クッションフロアのデメリット
- ロール状で、施工が少し難しい
- 凹むため、重い家具が置けない
- 素材的に安っぽく見えることがある
価格目安
1m1,000円~(巾182cm)
フロアタイル
フロアタイルは、板材やタイル材の質感を再現した塩ビタイルです。汚れや傷にも比較的強く、本物のような質感を楽しむことができます。通常のフローリング材よりも安価です。
フロアタイルは、裏面がシール状になっているものと、滑り止めがついていて置くだけのものがあります。施工はカッター一本でできます。表面はクッションフロアと違い、硬いコーティングがされているので、重たい家具でも傷つきにくいです。
○ フロアタイルのメリット
- 見た目がフローリングに近い
- デザインが豊富
- 部分的な貼り換えができる
- お手入れが楽
デメリット
- 施工によって継ぎ目が気になる
- 防音効果がない
- クッションフロアより高い(フローリングよりは安価)
価格目安
1畳(12枚)3,000円~
床材はフロアタイルに決定
せっかく暮らしの中心のリビングダイニングをリフォームするのなら質感を大事にしたい。3種類の床材を検討しましたが、わが家はフロアタイルを敷き詰めることにしました。
タイルカーペットは、ダイニング部分にも敷き詰めるとやはり汚れが気になります。(次男くん、まだまだ食べこぼしが多い。いや、長男くんさえもキレイに食べられていない…。)
タイルカーペットは部分的に手洗いもできますが、ものぐさな私としては余分な家事を増やすのは嫌、楽に手入れできることが大事です。クッションフロアもお手入れがしやすいですが、ダイニングテーブルやキャビネットなど、家具類を置くとどうしても凹みが気になります。わが家のキッチンはクッションフロアにしており、やはり食器棚やワゴンの下などは凹んでいます。
わが家の生活スタイルにはフロアタイルが一番合うだろうということになりました。また、ドアとの干渉を考慮して、シールタイプのものを選びました。床材を選ぶときは、厚み分だけ高さが上がってしまうので、扉の周りの採寸は念入りに。
床材はネット通販で購入しよう
フロアタイルなどの床材は、ホームセンターなどで購入もできます。ですが、ネット通販で購入することを強くオススメします。一部屋まるごとDIYしようと思ったら、かなりの量になります。重量もかなりのもの。
ネット通販は、実物が見えなくて不安という方もいるかもしれません。ほとんどのショップではサンプル請求が可能なので上手く利用してみると安心できますよ。私も複数のショップからサンプルを取り寄せて、自宅の床に並べて吟味しました。
DIYにオススメのショップ
壁紙屋本舗
キッチンや玄関のDIYの時に利用したショップです。壁紙、床材などDIYに関するグッズが豊富に揃っています。施行例や施工方法なども詳しく説明されているので、本当に参考になります。サンプル請求は有料ですが、送料無料(ゆうパケット)で20点まで同封できます。
ショップの詳細はこちら ≫≫ 壁紙屋本舗・カベガミヤホンポ
ELEMENTS
今回、フロアタイルを購入したショップ。木目調のクッションフロアの種類が豊富。値段も他のショップに比べて安かったです。1畳の狭い範囲から購入が可能、しかも送料無料!
敷くだけタイプのウッドカーペットも人気です。こちらはサンプル請求は無料でできます。
ショップの詳細はこちら ≫≫ 生活雑貨のネットショップELEMENTS
床材は、ネットで購入は本当に正解。重い重い床材を玄関先まで届けてくれて本当に助かりました。ホームセンターから自力に運んでいたら、部屋に持ち込んだ時点で、エネルギー切れになっていたと思います(笑)ホームセンターよりもネットの方が安いですしね。
床材を手に入れたら、いざDIY!
賃貸でもDIYなら、自分好みにカスタマイズして、理想のインテリアを手に入れることができます。皆さんも、DIYで素敵な住まい作りをしてみませんか。
次回は、実際にリビングダイニングのDIYの様子をご紹介します。